ビタミン菜と小松菜の違いは? 栄養と地名だけじゃない?? 葉物野菜は奥が深い?!

ビタミン菜・小松菜、菜っ葉の「菜」がつくのでそれぞれどちらも野菜であるのがイメージできます。小松菜はレシピに入れたい栄養的にも優等生の葉物野菜ですね。

一方のビタミン菜はどちらかといえばあまり馴染みのない野菜といえるでしょう。「ビタミン」というは魅惑的でチョット手を出したくなる言葉、摂るべきなどといわれたりもします。

あまりメジャーではないのにインパクトある栄養素がトップについた野菜とすっかり浸透している野菜。

スーパーのベジタブルコーナーで見かける機会はかなり少ないけれどナニか気になります。それならば違いは? ビタミン菜と小松菜。2つの関係を紐解きます。

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ビタミン菜と小松菜の違いは? エッ同じじゃないの??

ビタミン菜と小松菜の違い、どのような点が違うのかが気になるのはよく似ているからですね。ビタミン菜と小松菜同じモノじゃなかったの、という意見も聞こえてきそうです。

ビタミン菜♪ リッチグリーンに育っています

ビタミン菜と小松菜の違いの前にまずは同じモノとおもわれてしまう共通点を確認します。

    ◆ビタミン菜と小松菜の共通点

  • 葉物野菜
  • 青菜とも呼ばれる
  • 和洋中に使える

2つとも「葉」を食べる野菜です。参考までに結球する白菜やキャベツも葉物野菜です。

青菜は葉物野菜の中でも「葉が濃い緑」のモノがカテゴライズされたグループ、他にはホウレン草や青梗菜などが属しています。

和のお味噌汁やお浸しに中華の野菜炒め、洋食ならキッシュやバターやベーコン炒めなどどちらも幅広いレシピに使えます。共通点を知ったあとは2つの違いのお話に移りましょう。

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画期的なネーミング? その取り合わせなの??

葉っぱそれも緑色の葉物は毎日食べたい食材の1つですが、これが苦手という話はよく耳にします。葉物野菜の青菜のなかでカタカナ名は意外とレアケースかもしれません。

ビタミン菜はこのような野菜です。

「大阪しろなとターサイ」の交配でできた品種

大阪しろなは難波の伝統野菜、ターサイは中国野菜です。

どちらが好きですか? 今日はどちらを食べましたか? どちらもチョット添えられているだけでホッとします♪ 高菜と野沢菜の違いの真実はこちらで

どちらもアブラナ科に属しているので同じ科の属する2つを掛け合わせました。ビタミン菜もアブラナ科にカテゴライズされます。

大阪しろな(ゆで)は100g中β-カロテンは1500μg、ターサイ(ゆで)は100g中2400μg。どちらも緑黄色野菜の基準600μgを大きくクリアしています。

そのメリットを受け継いだビタミン菜も緑黄色野菜です。

公的な数値はデータに載っていないのが残念ですが、ルーツを知ればこれは間違いないでしょう。

今さらだけど? 基本は抑えておこう??

2つの葉物野菜を交配を経て品種改良することで生まれたビタミン菜。野菜の中では新しい仲間といえます。それでは小松菜はどうなのでしょうか。

小松菜は同じアブラナ科に属していますがその中で「コマツナ」というグループを作っています。

小松菜は種類名ともいえるのです。

本来は冬が旬の野菜ですが「β-カロテン・カルシウム・ビタミンC」の3拍子を備えた野菜という点から夏でも収穫可能な品種も開発されました。

今では家庭料理だけではなく給食から外食まで様々なシーンで栄養補給を担っています。

どこで手に入る? 旬の時期はあるの??

ビタミン菜は1954年に開発されたので栽培の歴史は約70年。一方小松菜は江戸時代にはすでに食されていたので歴史はざっと400年となります。

新参者と言われてしまうかもしれませんが摂りたい栄養素を前面に打ち出したビタミン菜はやはり気になりますね。

正直スーパーの野菜コーナーで見かけるケースはあまりありません。静岡・長野・茨城などで栽培をしているので、その近辺にある道の駅で販売をしているようです。

種を蒔くのに適した時期は4月~9月、収穫時期は6月~2月辺り。

種を蒔いてから2か月くらいで収穫ができるのでほぼ年間を通して収穫ができます。

ビタミン菜そのものより種を販売しているサイトがたくさんあります。家庭菜園で育てやすい栄養豊富な葉物野菜としておススメされているのです。

ビタミン菜は当初は漬物ようの菜っ葉「漬け菜」として開発されました。今でもカタログには漬け菜のページに載っています。ここでは高菜や野沢菜と同じグループに属しています。

ビタミン菜は多少アクがあるのでサラダには向きません。1分ほどゆでて水にされせば下処理は大丈夫です。

参考までにアブラナ科なのでアカザ科のほうれん草のようにシュウ酸はほとんど含まれていません。水にさらす時間は短くてもOKです。

アブラナ科の葉物野菜にある苦みや辛みのないビタミン菜はクセのない食べやすさが長所です。

厚みがあるけれど柔らかい葉はどのジャンルのレシピにもなじんでくれます。

難しくない名前なのに出会いの機会は少ないビタミン菜。家庭菜園での栽培も候補に挙げてメリットを手にできるのを願っています。

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