しじみの旬はいつ? 時期を勘違いしていた?? あらゆるシーンに対応できるの!?
しじみ。魚介売り場の貝類コーナーに必ず並んでいる貝ですね。よーく見てみると冷凍食品になったものも度々見かけます。収獲された産地の名前が目立つように書かれたパッケージを目にしました。
そのためにしじみはいつでもとれて季節に関係なく購入可能な貝になっているのも確かです。しじみファンとしてはありがたい存在です。けれどしじみには季節が関係する呼び方もありますね。
耳にしたり目にしたり、実際に体験したりもしているでしょう。おススメの季節があります。
間違ってはいないけれど何故かホントにこの季節で良かったのか迷います。旬はいつ? 美味しい時期のしじみをいただくために調べてみました。
しじみには時期があるの? 旬に食べるならどうする??
しじみの時期と旬についてのお話です。しじみ、スーパーの魚介類売り場には必ず並んでいるイメージがあります。それに合わせて季節を冠した呼び方があるのも耳にした記憶があります。
やっぱりお味噌汁♪ ゆっくり味わいましょう
しじみの時期と旬について、まず回答はコレになります。
しじみの時期、その旬は年1回だけではありません。
ある季節にお勧めのしじみを食べて満足していたのに真逆の季節に「美味しいしじみがとれました」というニュースを目にした経験がありませんか。
それはしじみの美味しい時期、旬は四季の中の季節1つだけでは無いからなのです。この後は知っておけば美味しいしじみを手にできる時期と旬のお話に移ります。
どちらも間違っていなかった? 安心していただける??
しじみの美味しい時期、4つの季節が巡る1年間の間に1回だけ来るわけではないようです。しじみの旬はこのようになります。
寒しじみ→冬に収穫したもの
土用しじみ→夏に収穫したもの
寒しじみの旬は1月から3月です。日本海側の宍道湖・寒さが厳しい青森の十三湖が有名ですが、千葉県や茨城県でも寒い時期にしじみがとれる地域があります。
土用しじみは7月から9月にかけて旬を迎えます。
しじみが産卵に備えて栄養を蓄えている時期なので味の良さには理由もあるのです。
出荷量の年間ピークも土用の丑に合わせて7月が1番多くなるというデーターもあります。近年は夏のしじみがメジャーな存在になっているようにも思います。
湖の底で生息するしじみも寒さに耐えるために栄養をキープしているのです。
1月から3月はイベントも多い季節、寒しじみもぜひ行事レシピの1つに加えてみてくださいね。
情報が多すぎる? 基本にもどれば大丈夫??
1年のうちで2回旬があるしじみ。しかもどちらも効率よく栄養を摂りたい季節です。しじみは体に良いとよくいわれますがホントにそうなのか不安になったりもします。
栄養成分を公的な数値で確認したいと思います。比較相手にはレシピの登場回数上位のあさりを選びました。
★★★ | しじみ 生/100g |
あさり 生/100g |
カロリー | 54kcal | 29kcal |
---|---|---|
たんぱく質 | 7.5g | 5.7g | 脂質 | 1.4g | 0.7g |
カルシウム | 240mg | 66mg | 鉄 | 8.3mg | 2.2mg |
※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/
海辺のBBQにはコレがないと始まりません♪ 常連だけど旬はあるの? 美味しいサザエのお話はこちらで
しじみ1個は約2~3g・可食部は約0.4~0.7g。1人前のお味噌汁には殻つき約50gを使います。あさりは1個約3~9g・可食部は約1~4g。1人前のお味噌汁には殻つき約80gを使います。参考にしてください。
しじみはあさりと比較するとカロリーは高めです。同時にたんぱく質と脂質も多く含まれています。
粒は小さくても凝縮した栄養成分が詰まっているように見えます。
そのほかのミネラル成分ですがカルシムと鉄の含有量の数値が目立ちますね。鉄が多く含まれている野菜、ほうれん草ならゆでたもの100gの含有量は0.9gです。
意外にもしじみは手軽に鉄の摂取をサポートしてくれる貝でした。
健やかな骨や血液に欠かせない成分です。
数値を見た結果、しじみの「体に良い」という情報は噂だけではないといえるでしょう。
美味しいしじみはどこで入手? お作法よりも大事なのは??
最近は夏の栄養補給の食材と認識されるケースが多くなってしまったしじみ。けれど寒さに負けないしじみがあるのも忘れないでほしいのです。
スーパーでも寒しじみは魚介類コーナーに並びます。気温が低い地域にある産地からは寒しじみのお取り寄せができるのです。
そしてしじみといえばもう1つ疑問がありますね。しじみの「身」の部分を食べるかどうか、迷っていませんか。お味噌汁などに溶け出したエキスを味わえば十分という場合もあるでしょう。
けれど栄養を数値で見るとやはり「身」を食べないのは残念です。場面にもよるでしょうができれば「身」は取り出して食べるのをおススメしちゃいます。
近年は養殖で丹精込めて育ったしじみが多く流通しています。気にせずにゆっくりと食べる時間と雰囲気を作れば生産者への思いも通じるはずです。
寒しじみ、温かなレシピに使えば季節の対策になってくれるのは間違いのない魚介類です。
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