小松菜に旬の時期はあるの?? クールな季節にやってくるホットなチャンスを要チェック!!

小松菜は年間を通して野菜売り場に並んでいます。以前はもう少しワイルドなビジュアルだった小松菜。今は透き通ったPP袋にキレイに並んでいる場合が多いですね。

江戸の歴史ある町の名が付いた野菜ですが和風のレシピ以外にも登場します。パスタや八宝菜にも使える葉物です。栽培が広まったのが東京23区内であることを忘れさせますね。

季節に関係なく売り場で見かけるところから、濃い緑の野菜選びにに迷った時は小松菜を手にしていたりもします。

年間通して入手できるのはありがたいけれど、野菜だから採れる季節があるはずです。旬はいつ? 小松菜のピークを狙って食卓の登場回数、最高値を目指していきましょう。

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小松菜の旬はいつ? レアものになるの??

小松菜のはいつなのか。それよりも小松菜には旬があるのでしょうか。そう思わせるほどに小松菜はいつでも野菜売り場にあります。でも小松菜にも旬があるのです。それはいつなのでしょうか?

新鮮さと威勢の良さもポイント♪小松菜の煮びたしの参考レシピ!!

小松菜の旬は冬です。月でいえば12月~2月辺りまで。

ハウス栽培のおかげで年間を通して栽培が可能になった小松菜ですが、本来は気温が低い時期に収穫される葉物野菜でした。

寒さに耐えて育つ野菜は糖分で自らを守るので甘みが増すという特徴があります。この時期の小松菜もそれに該当します。

露地で育った小松菜の短い旬は貴重ですね。

出会った時はすかさずゲットすることをおススメします。次は小松菜の栄養を見てみましょう。

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小松菜の栄養は? 同じ旬のあの野菜とは違うの??

次は小松菜が持っている栄養を調べてみましょう。比較対象にしたのはやはりこの時期が本来の旬であるほうれん草。冬の葉物野菜、2大巨頭の栄養を表にしてみました。

★★★ 小松菜
ゆで/100g
ほうれん草
ゆで/100g
カロリー 15kcal 25kcal
カルシウム 150mg 69mg
2.1mg 0.9mg
β-カロテン 3100μg 5400μg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

小松菜は1束が250~300g・1株が約80g。ほうれん草は1束が200g・1株が40~45gを目安にしてください。

数値を順番に見ていきましょう。まずカロリーですが小松菜はかなり低めですね。同じ葉物の春菊は100g・27kcal。カロリーが気になる時も安心して食べて良い食材です。

次のカルシウムの含有量は小松菜の最大の長所ともいえる数値。野菜の中ではモロヘイヤの100g・170mgに次いで堂々の第2位です。

カルシウムが含まれている食材を使う時には、ビタミンDを含む食材も準備しましょう。

ビタミンDはカルシウムが吸収されるのをサポート。カルシウムが骨に定着することを助ける働きも持っています。

乾燥きくらげやエリンギはビタミンDを含んだ食材です。小松菜を使った和風パスタにはこの2つを使えば、カルシウムを効率よく摂取できますね。

その一手間に意味があるほうれん草♪ゆでて食べて欲しい緑黄色野菜です!

次の鉄の含有量にもチョット驚きですね。鉄分を摂るならほうれん草が良いといわれますが、実は小松菜の方が鉄分を多く含んでいました。

摂らなければいけない2種類のミネラルを含んでいる小松菜。旬以外にも食べたい理由はココにあったのですね。

そして最後のβ-カロテンは間違いなく緑黄色野菜であることを証明しています。この部分ではほうれん草より少なめです。でも小松菜にはほうれん草とは違うもう1つの長所があります。この後はそのお話です。

小松菜はそのまま使えるの? 下準備は??

栄養から見た小松菜とほうれん草の違いの後はもう1つの「違い」を見てみましょう。その違いは「アク」。

ほうれん草はアクに含まれているシュウ酸を減らすために下茹でが必要です。でも小松菜にはそのアクが含まれていません。購入した小松菜を茹でるなどの下準備無しで使える野菜。

カットした小松菜をそのままお鍋やフライパンに入れても安心して食べられる緑黄色野菜です。

ところで「小松菜が苦かった」という経験はありませんか? 原因としては「本来の旬ではない時期に育った」が挙げられます。

最初にも載せましたが寒さに耐えて育った小松菜は、凍えないように糖分で自分を守っています。旬の小松菜は苦みも少なく、葉も程よい柔らかさ。

苦味を減らす対策はほうれん草と同じく下茹でをしましょう。茎から入れて全体を30秒くらい茹でます。その後は冷水で流してから使ってみてください。味付けは濃い目にするのも対策の1つ。

生育の条件で苦みが増えてしまうものもあります。どうしても苦味が減らない場合は諦めが必要な場合もあるようです。

小松菜の選び方と保存方法は?

最後は小松菜を購入する場合のチェック箇所と保存方法のお話です。旬の小松菜に出会ったらココを見てください。

◆小松菜チェックポイント
・葉が厚め。色は瑞々しい緑。
・茎と葉が同じ長さ。

スイスイと大きくなったものより、時間をかけて育った小松菜は葉がしっかりとしています。茎は長すぎず短すぎずが理想。バランスよく育ったものを選びましょう。

冷蔵庫で保存する時は育った「立った」状態にします。そして小松菜のベストな保存はやはり冷凍ですね。「そのまま」で「下茹で」をしてからのどちらでも可能です。

使いやすい長さの3cmくらいにカットしてジプロックなどで冷凍します。私はそのままで冷凍をしていますが注意点を1つ。

冷凍庫の中で押されて小松菜の葉の部分が粉々になってしまったのです。

見捨てるのはもったいないので、ジプロックに水を入れてそのままお味噌汁にして無事に頂くことができました。

ズボラな保存をした結果の災いでしたが対応策としては、ラップに包んでタッパーに入れる、葉の部分から先に使う、などと反省です。そのままの冷凍はチョット気を付けてくださいね。

旬の小松菜は季語にもなっています。その場合は「冬菜(ふゆな)」と呼ばれます。歴史と季節と栄養を担う小松菜で、厳しい季節の不安要素を減らしていきましょう。

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