荒神松をお正月に向けて準備をしよう! 手回しは早めに!! 押さえたいポイントは緑??

荒神松(こうじんまつ)。木の中でも松はとてもメジャーな存在です。その松に「神」がプラスされている荒神松。ところで日常の中で松について考えるのは選択が必要な場面ですね。

松竹梅ならば松の立ち位置はテッペンです。頂上にいる松に神が足されたならナニか良いことが起こる前ぶれかもしれません。ナチュラルな松をより身近に感じるチャンスはそれほど多くないでしょう。

ダークグリーンだけどフレッシュさがある松には生命力も宿っています。行事のシンボルにも使われます。

慌ただしい日々の中で準備にかける時間は短めが理想。でも丁寧な行動が求められるのがお正月。その時に飾る荒神松とは? 一筋縄では無ないつながりを調べてみました。

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荒神松とお正月の関係は? ところでどんな神様??

荒神松とお正月。荒神松はお正月に関係するものです。荒神松とお正月にはどのようなつながりがあるのでしょうか。荒神松とお正月の関係の前にまずは知りたいことがありますね。

それは荒神がどのような神なのか、です。荒神松とお正月の前にまずは荒神を調べました。

シンプルに重ねる緑が祝意を盛り上げます♪

◆荒神とは?
フツーに暮らすお家の中を見守る神様。主に竈(かまど)を守る神として祀られます。

今ならキッチンのガスや電磁調理のコンロが対象となるでしょう。

荒神は神として祀る他に仏教の中にも登場します。その場合は呼び方が変わります。その名前はコレです。

◆三宝荒神
「仏・方・僧」を守る神様。

仏様と教えそしてそれを実行する人たちを守るパワー半端ない神ですね。

神道と仏教は別の宗教ですが、神様と仏様との関係は人知を超えたものがあっても不思議ではありません。

荒神のお札を授与するお寺もあります。お札をお家に持ち帰ったら祀る場所は神棚です。

荒神がライフラインである火を使う竈を守る神であることにプラスしてご利益ある信仰の対象になっています。

計り知れないパワーを持つ荒神の解説が長くなりました。この後はその神のための荒神松についてご紹介したいと思います。

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新しい年のために準備? いつもとは違うの??

神界と仏の教えに根づいている荒神。ご利益だけではなく親近感も相まって荒神さんと呼ぶ地域も多いようです。

そしてお正月は荒神のためのお飾りを準備します。これを「荒神松」と呼びます。荒神松はこのような組み合わせでできています。

  • 荒神松のメンバー
  • (さかき)
    ・松(3本)
    ・笹
    ・梅

榊を背にその上に松を3本置き、笹を重ね梅の小枝を配置して根元を結んで束にします。

毎月1日にお供えする榊のお正月バージョンが荒神松です。

松は3本使います。三宝荒神を構成する3つの守り、竈を守る3体の神様、それぞれに供えるために松は3本となっているのです。

笹は竹を表しています。そこに梅が加われば「榊+松竹梅」になり無敵の正月飾り荒神松が完成するのです。

荒神松の飾り方にルールはあるの?

深緑の榊に新鮮な松を3本、竹の役目を担う笹は縁取りがあり冬でも緑の熊笹をアクセントに、梅の枝についたつぼみは新春を祝います。

シンプルなお榊でもない竹をメインにした正月飾りとも違う荒神松。間違いなく新しい年を迎えるための行事に相応しいお飾りです。

でも荒神を祀っていないのに荒神松を神棚に飾ってよいのか迷いますね。それに対しての回答は「飾っても大丈夫」。個人的見解ですが理由を解説しましょう。

キーワードは「ね」♪お正月に欠かせない緑の松はまだあります! 根引きの松のお話しはこちらで

荒神の基本方針は「竈を守る」でした。1年の初めに火に注意をしつつ安定して食事を提供できることを願うのです。

ホームワークの中でも重要といわれる部分を守ってくれます。

大きくとらえれば家内安全にもつながるでしょう。荒神松は新しい年のスタートに相応しいお飾りになってくれます。

荒神松は地域や信仰で変わる? 正解は1つじゃないの??

ここまで「荒神松をお正月に飾るなら」をテーマにお話をしてきました。今回荒神松について調べれば調べるほど様なスタイルがあることが分かったのです。

荒神様にはお正月に限らず毎月1日に松を飾る。荒神様には松とヒサカキ、すべて緑の樹木系を飾る。購入できなかった時の対応策はブリザーブドフラワーで用意する、などなど。

挙げていくとキリがありません。三宝荒神だから三宝を使ってインテリアのように飾る荒神松もあります。どれも間違いではなくそれぞれの歴史と信仰で飾るのが正解といえるのです。

先程ご紹介した「榊+松竹梅」はお目出度いコラボで地域によっては早めに売り切れてしまうケースが多いようです。

竹の役目の笹は冬でも葉が茶色くならない熊笹でしたね。生命力を可視化しています。

神棚はないけれど荒神松の雰囲気があるお飾りをしたい時は手に入れやすい松と南天をブーケにして飾るのをおススメします。

松の緑にアクセントの赤はLDKのインテリアに馴染んでくれるでしょう。

歴史と伝統の荒神松は良い年のために進化することを否定しません。時短で準備したお飾りも心がこもっていれば神様はそれを理解してくれます。広い心で新年をスタートしましょう。

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