小松菜とほうれん草にはどのような違いが? 2つの緑は共演も代役もできる??

小松菜とほうれん草。緑黄色野菜を選ぶときは必ず候補に挙がる葉物野菜ですね。その期待に応えるように小松菜とほうれん草はどちらも葉の色はしっかりとした「緑」であるのが特徴。

けれど「緑だから食べたくない」などと、葉の色が原因になってしまう場合もあるようです。小松菜とほうれん草はやや苦手な野菜になっているという情報はよく耳にします。

栄養があるからなどという理由はあまり通じないのも確かです。食べて欲しいけれど食べたくないが拮抗するのが小松菜とほうれん草でしょう。

並べてみれば分かりそうだけれど別々で見るとチョット自信がないかも。それなら違いは? 小松菜とほうれん草。今日のレシピ明日の栄養のためにも調べてみたいと思います。

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小松菜とほうれん草の違いはナニ? やっぱり似ていますよね??

小松菜とほうれん草の違い。同じような緑色をしていますが違いにはナニがあるのでしょうか。ほうれん草を頼んだら小松菜を買ってきたなどという経験はありませんか。

小松菜の炒め物♪ ベーコンでやみつき間違いなし

それほどまでにこの2つは似ているようです。それならば小松菜とほうれん草に違いよりまずは共通点を確認したいと思います。共通しているのはこのようなことがあります。

  • 緑黄色野菜
  • 旬は主に気温が低い季節
  • 各地で呼び名が変わる

小松菜・ほうれん草どちらも色の濃い野菜に分類されます。明るいけれど深めの緑がそれを示しているのです。

最近は年間を通して野菜コーナーに並んでいますが気温が下がる季節は葉も柔らかく味に甘みも出ます。

ほうれん草は根っこの色から「赤根菜」中国由来の「唐菜」という呼び方があります。小松菜はお雑煮の具材に使う野菜。正月菜や冬菜とも呼ばれています。

呼び方の多さで暮らしに浸透していることがよくわかるでしょう。

共通点をチェックしたあとは小松菜とほうれん草の違いに移ります。

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カテゴリーは同じだけれど? 細かいところを確認??

同じ緑黄色野菜の小松菜とほうれん草。見た目が意外と目立つのといかにも葉っぱという存在から「その緑は食べない」などと心痛い指摘される野菜にもなっています。

漢字から受ける印象は輝きがあるの? それよりも大切なものを含んでいる金時草のお話はこちらで!

呼び名も様々な2つの野菜、栄養成分の数値の違いも知りたい項目です。公的な数値で比べてみましょう。ほうれん草は本来の旬である冬に採れたものも載せました。

★★★ 小松菜
ゆで/100g
ほうれん草
ゆで/100g
冬採りほうれん草
ゆで/100g
カロリー 14kcal 23kcal 23kcal
β-カロテン 3100μg 5400μg 5400μg
ビタミンC 21mg 19mg 30mg
カルシウム 150mg 69mg 69mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

小松菜1袋は約200g・煮びたしなら1人前は約75gを使います。ほうれん草は1袋約200g・胡麻和えには約100gを使います。参考にしてください。

こうして比べるとわかるのはカロリーにも違いがあるということ。どちらも100gを食べたとしても心配になる数値ではありませんが、ほうれん草のカロリーはやや高めです。

2つの野菜の共通点でもある緑黄色野菜はこのグループの代表ともいえる含有量です。緑黄色野菜の基準値である100g中600μgを軽くクリアしていました。

ほうれん草は年間を通した平均値と冬採れの違いも見てみました、β-カロテンは同じですがもう1つのビタミンには違いがあります。

気温が低い時期のほうれん草に多く含まれているのはビタミンC

ほうれん草はやはりに食べたい緑黄色野菜の1つであるのは間違いありません。

野菜で栄養成分を摂取したいなら必ず候補に挙がるのが小松菜ですが、カルシウムの含有量を見ると納得できます。

ほうれん草の倍以上のカルシウムを含んでいるのが分かりました。

骨や歯の生成をサポート・肌や粘膜の健やかさをたもつ、小松菜とほうれん草。片寄らずバランスよく選んで食べればヘルスにもビューティーにも貢献してくれるでしょう。

そこにも違いがあるの? 別グループだったの??

緑の野菜の小松菜とほうれん草。同じ緑黄色野菜ですが栄養成分の含有量にも違いがありました。そしてまだ違いがあるのです。

小松菜はアブラナ科に属する植物、キャベツや大根と同じグループです。少し辛みを感じるのは特有の成分イソチオシアネートのためですね。

ほうれん草も植物的に同じグループと予想したのですが、こちらはヒユ科に属しています。ヒユ科にはアマランサスやオカヒジキ、西洋系根菜のビーツがあります。

見た目で判断する場合は葉と茎を比べてみましょう。

小松菜の葉はにはギザギザがなく楕円の葉から真っすぐな黄緑の茎が伸びています。

ほうれん草の葉にはギザギザの箇所があり茎の色は濃い緑のままですが葉に比べると細目で、根っこが赤い種類もあります。

パックになっている場合は袋に明記してあるので慌てず確認してカゴに入れてくださいね。

間違えたらどうする? それぞれの見解でイイ??

共通点と違いそして植物的な判定と小松菜とほうれん草をみてきました。そしてもう1つ知りたいのは代用ができるのかどうかですね。

小松菜と油揚げの煮びたしを作ろうと思っていたのにほうれん草を買ってきてしまった。胡麻和えを予定していたのに小松菜しかなかったなど、理由はそれぞれでしょう。

煮びたしなら代用ができても胡麻和えは茎も柔らかめなほうれん草で食べたかったという意見も聞こえてきそうです。

代用はできるけれどレシピにもよる、β-カロテンが摂れるのでどちらでも構わないなど、決して代用ができないとはいえないようです。

2つの野菜の混乱はハウス栽培などで年間を通して流通しているためもありそうです。季節とレシピを補完しあう小松菜とほうれん草。選択眼を磨いて美味しく取り入れていきましょう。

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