ビーツの栄養価は? お皿によそった印象に残る赤! ナニか持っているの??

ビーツ。野菜の名前ですね。この名前を耳にするとまず思い浮かぶのはこの野菜を使ったメニューと名物料理になっている国の名前でしょうか。主たるキーワードは「寒い」でしょう。

ビーツはフォルムをイメージすることもできます。似ている野菜はやはり根菜類の仲間。なべ物やお味噌汁の実にも使えて、季節にはマストアイテムの根菜が脳内に浮かびます。

名前は知っているけれど普段使いのスーパーの野菜コーナーでは山積みになる場面はまずないものと思っていませんか。

必ず食べている地域もあるからメリットは間違いなくあるはずです。特徴ある色に隠された栄養価はナニ? ビーツ。食べたくなる理由は1つじゃないようです。調べてみました。

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ビーツにはどんな栄養価が? ところでナニの仲間??

ビーツの栄養価にはナニがあるのでしょうか。名前を目にしただけで寒い地域を想像させるビーツ。栄養価はあまり知られていないのは確かです。

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そしてビーツは野菜だけれどどのグループに属しているのかもよくわかっていません。謎につつまれたビーツ、まずはプロフィールを確認しましょう。

    ◆ビーツ

  • ヒユ科フダンソウ属
  • 原産地は欧州
  • 暑さに弱いが耐寒性がある

ビーツは2000種を超える植物が属しているヒユ科の仲間です。あまり聞きなれない名前ですが、緑の葉を食べるほうれん草やオカヒジキもこのグループに属しています。

根菜ですがアブラナ科の大根ともセリ科の人参でもないグループに属している野菜でした。

故郷は欧州、地中海沿岸などで広く生育が見られます。日本に入ってきたのは江戸時代の初めのようです。

栽培条件はやはり低めの温度です。

冷涼な気候の地域でしか栽培ができないので流通量が格段に多くなることはなかったのでしょう。

植物的なグループは想定外のものでしたが、生育の条件は思った通り日本では栽培がやや難しいようです。

それでも認知度は高めの西洋野菜。次はビーツの栄養価を見てみたいと思います。

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ナニわかるの? リアルな数字を見てみたら??

ビーツという名前は知っているけれど野菜コーナーでリアルに目にする機会は少ない根菜。食卓への浸透度もやや低めなのは否定できません。

けれど欠かせない野菜であるのは変わりません。栄養価を数値で見てみたいと思います。比較相手には形が似ているかぶ、根菜の大根と人参をチョイスしました。

★★★ ビーツ
ゆで/100g
かぶ
ゆで/100g
大根
ゆで/100g
人参
ゆで/100g
カロリー 42kcal 18kcal 15kcal 29kcal
カリウム 420mg 310mg 210mg 270mg
β-カロテン 0μg 0μg 0μg 6900μg
ビタミンC 3mg 16mg 9mg 4mg
食物繊維 2.9g 1.8g 1.6g 3.0g

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

ビーツ1個手のひらにのるサイズなら180g前後、かぶ1個手のひらにのるサイズなら80g~100g。大根は幅約3~4cmにカットすると約100g、人参は1本約150gなので3/4を使うと約100gになります。

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根っこを食べる根菜類にはそれぞれに期待する栄養価がありますが、ここではまずカロリーをチェックします。

ビーツは野菜であるだけにカロリーは低めです。

カロリー摂取に気を付けているときも安心して食べられる食材です。そしてその他の栄養価の数値にちょっと驚きの結果になっています。

ビーツの栄養価、この後の章で細かく見てみたいと思います。

その色に惑わされた? 期待外れは否めない??

ビーツの栄養価の数値を見ていきましょう。これといった栄養は無いといっても過言ではない数値が並んでいます。かろうじて他の根菜類と比較して含有量が多いのはカリウムです。

カリウムは余計な水分を体外に排出してむくみの予防効果が期待できます。

ビーツは表皮だけではなく中までしっかりと濃い紫色をしています。

緑黄色野菜の仲間と予想したのですがβ-カロテンの含有量が「0」というのはなんだか裏切られたように思えてしまいます。

併せてビタミンCの含有量も他の根菜と比較してかなり少なめです。

ビーツは野菜ですがビタミン類の摂取は期待できないでしょう。

食物繊維は比較するとやや多いという程度でした。

ビーツだけではなく人参やキャベツと合わせて食べれば栄養価がプラスできますね。

少し残念な結果になってしまいましたがビーツの色にはベタシアニンというポリフェノールが含まれています。

抗酸化作用が期待できる成分です。

煮込んだ時に出る赤いスープも一緒に味わえば希少な成分がいただけますね。

国内で栽培してるの? 旬もあるの??

暑さには弱い性質のためにビーツを国内で栽培している地域は限られています。北海道や長野など冷涼な気候の地域でビーツを栽培しています。

そして、ビーツにはもあるのです。

「6月から7月」の初夏「11月から12月」の初冬がビーツの収穫時期

栽培地域から離れているとスーパーの野菜コーナーではなかなか出会えないようですが、旬の時期に茶色い表皮のままのビーツが店頭にあるのを見た経験があります。

他にはお取り寄せも可能なのでぜひチェックしてみてください。

物理的にも心理的にも少し距離を感じていた野菜・根菜のビーツ。思ったよりその距離は短いようです。

国内の栽培量も増えているという情報も耳にしました。食べ続けられているビーツ、新しくもスタンダードな一皿を味わっていきましょう。

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