バニラビーンズの使い方は? 余すことなく使いたい! 希少な植物のその正体も知っておこう!!

バニラビーンズのビジュアルはバニラのイメージを裏切ります。これホントにバニラ? などと疑ってしまいますね。でも見た目は無視して香りをかいだらやはりバニラであることを思い知らされます。

バニラは癒しと同時にナニかやる気もでてくるエスニックな香りを持つ香辛料。スイーツでも羊羹などの和もの系ではなく西洋から入ってきた洋菓子に使われますね。

そして、バニラビーンズやバニラの名前は耳にするけれど、バニラと付く木や草があるのかも疑問です。

きっかけはお菓子作りでしょうか。ホームメードのスイーツのレシピに載っているのを見て準備は完了。しかしながら使い方が不明なバニラビーンズ。甘い香りの秘密を紐解きましょう。

スポンサード リンク

バニラビーンズの使い方は? 黒いひもをどうするの??

バニラビーンズの使い方。バニラビーンズが必要とレシピには載っているけれど使い方が分からない。バニラビーンズの使い方は決して難しくありません。バニラビーンズの使い方をご紹介します。

バニラになるツブツブの取り出し方♪参考にしてください

◆バニラビーンズの使い方
1.レシピに書いてある必要な長さにカット　その時ハジに丸まった部分がある時は切り落とす

2.サヤ状になっている箇所を包丁の刃先などを使って切り開く

3.中にある細かい粒をしごくように取り出し生地に混ぜる

ここでワンポイントアドバイス。

粒々が指にくっついてしまった時は、材料に使うお砂糖にまぶすと無駄なくバニラの粒を混ぜ込めます。

この後は不思議なフォルムのバニラビーンズの正体に迫ります。

スポンサードリンク

バニラビーンズはどうやって甘い香りになるの?

うっかりすると黒いビニールのひもに見えてしまうバニラビーンズ。いったいどのような植物がこの甘さを提供してくれるのでしょうか。

バニラビーンズは木ではなくツルが伸びるラン科の植物。中南米や東南アジアで栽培されています。バニラビーンズに使われるのはバニラの木にできる「果実」です。

形と色は胡麻和えにすると美味しい「インゲン」を思い浮かべてください。使い方に載せた丸まった部分は生っていた時にツルについていた所ですね。

インゲン状のままなら黒いひもにはなりませんが収穫した果実はこのような工程を経てバニラビーンズになります。

  • バニラが香辛料になるための工程(キュアリング)は?

    • 熟す前のバニラを収穫(この時はまだ緑色で無臭)
    ↓
    熱湯で温め布などにくるんで2日ほど放置
    ↓
    昼間は太陽の光に当て、夜は布にくるむ作業を数週間繰り返す
    ↓
    バニラの実が発酵をして茶褐色になる
    ↓
    甘いバニラ特有の香りが生まれる

手間と時間をかけないとバニラビーンズの甘い香りを楽しむことは出来ません。とても貴重な香辛料であることが良く分かります。

この後はその貴重な香りを余すことなく使う方法のお話です。

バニラビーンズのすべてを活かす方法と対策は?

バニラビーンズをお菓子作りに使う時には中にある「黒い粒々」を取り出して使います。香り高いナチュラルなバニラはこれだけでも満足できますね。

でも取り出した後のひも状のサヤは使い道がないのでしょうか。粒を取ったあとのサヤはこのような使い方があります。

◆サヤの使用方法
・プリンのような生地に加熱が必要な時はサヤも入れると香りが増します。

・牛乳を温める時にサヤを入れると香りのよいバニラミルクができます。いつもと違うロイヤルミルクティーの出来上がりです。

サヤが持つ香りのパワーを余さず活用しましょう。そして保存方法には注意点があります。

比較的気温が高い地域で育つバニラですが、高い温度や陽の光でバニラビーンズの新鮮さが失われてしまいます。少しペタッとした感触もバニラビーンズの特徴ですね。

保存は乾燥対策もポイントとなります。

封を開けたら保存は冷蔵庫もしくは冷凍がおススメです。乾燥を避けるためにラップで1本ずつ巻いてジプロックなどに入れて保管しましょう。

冷凍の場合は自然解凍でサヤをカットして粒々を取り出すことができます。

バニラビーンズを観察するとカビ状の白い粉が見られることがあります。これは発酵などでできたバニラの香り成分(バニリン)が固まってくっついたものです。

バニラの素になっている成分なので洗い落とさずに、そのまま使って大丈夫です。

バニラビーンズが手に入らない! そんな時はどうする?

貴重なバニラビーンズですが天然な香りが人気故に売り切れの時もあります。そんな場合は代用できる製品があります。

◆バニラビーンズが無い時に使える2点
・バニラエッセンス
・バニラペースト

エッセンスは、人工香料を使ったものと天然のバニラを使ったものがあります。アルコールに香りが付けてあるものは加熱で香りが減ってしまうことがあります。

バニラを歯磨き粉のようにペーストにしたもののあります。プリンやカスタードクリームのように焼かないスイーツからフィナンシェまで便利なバニラです。

残念ですが思い切ってバニラは無しで作るという選択肢もあります。バニラは香りづけに使われるだけなので卵やバターにこだわれば美味しく出来上がりますね。

ビジュアルはひもだけどエキゾチックでオリエンタルなバニラビーンズは自然からのギフトです。スイーティーな香りの洋菓子たちとの出会いを心待ちにしたいと思います。

スポンサード リンク


このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

今週の人気記事♪

カテゴリー

Copyright (C) 2024 acestrategy.jp All Rights Reserved.

このページの先頭へ