鯨にはどのような栄養が? 海を泳いでいるけれどお肉?! 非常食にもなるの??

、さかな偏だけれど哺乳類です。けれど海で生まれて海で育ちそして生きることを思えばやはり、魚とつくのは不思議ではないでしょう。鯨の行動がニュースになる時もありますね。

誰もが知っている海の生き物ですが魚屋さんに常にあるマグロやタコとは一線を画すともいえそうです。鯨は食材の1つですが日常的に目にするとはいえないでしょう。

メインディッシュになる時代もありました。けれど今でもレシピもあれば美味しく食べられるお店もあります。

基本に戻って見直してみませんか。今もしっかり流通しています。いつもと違うメニューになるなら栄養は? 鯨を食べないなんでもったいないという情報を調べてみます。

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鯨にはどのような栄養が? 知っているつもりに??

鯨にはどのような栄養があるのか。鯨は何となくではなく、フォルムや生息地はよくわかっているはずです。けれど栄養についての詳細は広く知られていないでしょう。

竜田揚げ♪今日は鶏ではなく鯨です

鯨の栄養を知るためには鯨のことを知る必要があります。再確認ですが鯨のプロフィールをご紹介します。

    ◆鯨

  • 哺乳類クジラ目
  • 種類は90以上
  • 天然ものが流通

海の生き物ですが鯨は哺乳類です。今では当たり前の分類ですが以前は「魚」と思われていた時代もあったようです。

90を超える種類がありますが日本が食べているのは主に「ミンククジラ」「イワシクジラ」などです。

海を住みかとしている生き物は養殖で育てて流通するものがたくさんありますが現時点で養殖では鯨は育ちません。

流通しているのはすべて天然育ちの鯨です。

知っていたようで知らなかったこともある鯨のプロフィールを確認した後は栄養を数値で見てみたいと思います。

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だけどグループはそっち? それぞれの名前もあるの??

鯨の栄養、もちろん予測はできているかもしれませんが、やはり公的な数値は頼りになります。鯨の栄養を表にしました。

比較相手にはお肉を代表する「豚ロース」を選びました。

★★★ 鯨・赤肉
生/100g
鯨・本皮
生/100g
さらし鯨
100g
豚・ロース
生/100g
カロリー 100kcal 577kcal 28kcal 248kcal
たんぱく質 24.1g 9.7g 5.3g 19.3g
脂質 0.4g 68.8g 0.9g 19.2g
ビタミンB12 2.0μg 0.4μg 0 0.3μg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

サイズは小さめのイメージが定着している? 意外と勘違いされている「イカナゴ」のお話はこちらをチェック!

鯨赤身1人前が約80g・本皮1人前約80g・さらし鯨1人前約100g、豚ロース肉は1枚約120gを参考にしてください。

海の生き物の鯨ですが栄養的にも魚介類には分類されません。肉類のグループに入っています。

そして栄養の前に鯨肉のそれぞれの名称について説明をしたいと思います。

赤身は背中・胸・腹などからとれる鯨肉、新鮮なものはお刺身でも食べられます。本皮は背や腹の皮に脂身がついたものです。

脂身がついた皮を鯨の油で揚げたものは「コロ」と呼ばれ関西地方ではおでんの具として広く認知されています。

さらし鯨は尾や皮をゆでたあと冷水にさらした珍味。冷凍になったものもあるので手軽に食べられます。

今回鯨の赤身と本皮は生の数値しか無いためにお肉の数値も生で載せました。この後は栄養についてのお話に移ります。

イメージができないほどなの? それが原因??

鯨の栄養を数値で見た結果のお話を続けます。まずはカロリーからチェックします。鯨は「低カロリー高たんぱく」とよく言われますが注意すべき点があるようです。

部位によってはかなりの高カロリーになります。

小型のミンククジラでも体長は約8m(高さにすると3階建てとほぼ同じ)あるので体の部分部位で内容も大きく変化するのです。

赤身の鯨肉なら1人前が100kcal以下ですが、皮の部分は約500kcalです。加工を加えているさらし鯨は低カロリーといえます。

表には載せませんでしたがミネラル成分のカルシウムは赤肉なら100g中3mg、鉄は100g中2.5mgなので鉄の含有量がやや多いといえます。

ビタミン類で含まれているのはビタミンB12です。

赤血球を作るのに欠かせないビタミンなので貧血予防をし、神経を健やかに保つのをサポートするので自律神経にもよい影響が期待できますね。

参考までにβ-カロテンやビタミンCはほとんど含まれていないので付け合わせの野菜も用意しましょう。

大海を泳いでるけれど? 他にはナニかないの??

鯨の栄養の代表はやはりたんぱく質でした。表にもあるようにミネラルやB12以外のビタミン類はあまり摂取が期待できません。

けれど海水温度が低い地域から赤道近くの高い地域まで鯨の生息地は地球にある海すべてといえる鯨にはナニか特別な成分があるのでしょうか。

泳ぐことを止めない鯨の筋肉には「バレニン」と呼ばれる成分が含まれています。

鯨だけが持っている物質ですがバレニンは疲労回復や抗酸化作用が期待できる成分です。

鯨の食べ方の1つとして缶詰「鯨の大和煮」がありますね。これにもバレニンが含まれているので非常食の缶詰エリアに追加しておきましょう。

甘い味でホッとする一時と疲れを軽くすることが期待できます。

目にする機会や食べるチャンスも減っている鯨ですが「食す」という文化は途切れていません。たんぱく質補給と対策になる備蓄にもぜひ役立ててくださいね。

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