イノシシにはどのような栄養があるの? 日常でも食べたい成分は裏切らない??

イノシシ。近年住宅地での目撃情報がニュースになりますが、日本の歴史とともに存在する野生動物です。いつもと違う味わいのたんぱく質が摂取できるジビエです。

独特の呼び方もあるので食材にしているのは主に日本と思っていましたがフレンチなら香り野菜との包み焼、イタリアトスカーナの郷土料理、ラグーソースのメイン食材になっています。

今も食べ続けられていることに対してナニかわざわざ理由付けをする必要はないかもしれません。

美味しく食べられるお店にレシピと食感、その次にはやはりこれも知っておきましょう。栄養はどうなの? イノシシ。ジビエの代表を数値とともに確認しましょう。

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イノシシにはどのような栄養が? どのグループ??

イノシシにはどのような栄養があるのでしょうか。イノシシといえば四つ足の動物なので栄養について予想をすることもできます。けれど食べ続けられているのにはナニか理由があるのでしょうか。

湯気と香りが画面からも伝わります♪まずは動画でいただきましょう

イノシシの栄養の前にここでは知っているようで知らないイノシシのプロフィールを確認しましょう。

    ◆イノシシ

  • イノシシ科イノシシ属イノシシ種
  • 雑食
  • 北海道以外に生息

イノシシという大きなグループを作っています。参考までにイノシシが家畜に進化したのが豚です。豚もイノシシ科に属しています。

山から平地まで幅広く生息をしていますが、食べる物は住んでいる地域それぞれのようです。

タケノコやイモ類や昆虫などを食べていますが、畑の作物などを断りなく食べてしまうケースも耳にします。

ユーラシア大陸などにも生育がみられるのでイタリアや中国でもイノシシは御馳走として食されているのです。

国内では北海道の生息は原則無いとされています。

この後は暮らしに根付いている狩猟鳥獣の代表イノシシの栄養を数値で確認したいと思います。

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やっぱり仲間だよね? 予想通りにはならない予感??

イノシシ、もちろん食べられるのは広く知られています。けれど栄養成分の詳細な数値を目にしたことはあまりありません。

ここでは公的な数値を表にしました。比較相手にはイノブタと家畜になってスタンダードのお肉を提供する豚を選びました。

★★★ イノシシ
生/100g
イノブタ
生/100g
豚ロース
生/100g
カロリー 249kcal 275kcal 248kcalセル
たんぱく質 18.8g 18.1g 19.3g
脂質 19.8g 24.1g 19.3g
2.5mg 0.8mg 0.3mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

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イノシシは鍋物に使う場合は1人前が150g前後、イノブタはロースの薄切りは1枚約38g、しゃぶしゃぶ1人前は約150gとすると4~5枚分となります。

豚のロースはスーパーのパックタイプのとんかつ用なら1枚は約120gを参考にしてください。

比較相手に選んだイノブタですがイノシシと豚を交配させ、人の手をかけて大切に育てたお肉です。ビジュアルはどちらかというとイノシシに似ています。

イノシシの公的な数値が生しかなかったためそれに合わせて3つとも生の数値を載せました。

表を見ると同グループの3つのお肉ですがそれぞれに違いがあるのがわかります。ただその違いは一言では表せません。この後の章で、カロリー・栄養成分の数値を確認したいと思います。

ナニかメリットはあるの? それも重要なの??

お肉を食べる時はまず美味しいが1番重要ですが、ほかにも食べる場合に気になるポイントがありますね。

カロリーやたんぱく質の摂取ややはり気がかりな脂のことなど知りたいことが頭の中を駆け巡ります。そしてイノシシのお肉でよく見かけるのは「低カロリーで高たんぱく」というフレーズです。

公的な数値から判断するとカロリーがかなり低いというわけではないようです。たんぱく質は100gで比較すると豚のロースよりも含有量は少な目。

食べすぎ注意や部位を選ぶという点は忘れてはいけないようですが、いつもと同じモードで味わえるお肉です。

それでも表を見直すとイノシシには他のお肉とは違うメリットがあります。

鉄の含有量は3つの中でもダントツです。

多く含むといわれるほうれん草は100gの鉄含有量は0.9mgなのでイノシシは鉄を摂取できるお肉。

鉄は貧血予防だけではなくエネルギーを作る時も鉄は重要な働きをしてくれます。

しかも動物性の食材に含まれている鉄はヘム鉄に分類され、吸収されやすいというメリットを持っているのです。

イノシシはたんぱく質と同時に鉄が補給できるお肉です。

美味しい時期はあるの? どうやって入手する??

野生と飼育そのどちらも味わえるのがイノシシです。そのイノシシには美味しい時期つまり「旬」があるのでしょうか。

一般的には秋の終わりからがイノシシの旬といわれています。

野生のイノシシは自然の恵みを食べて生育しています。狩猟が解禁されるのも11月半ば過ぎ、熟成したドングリなどを食べたイノシシは味にも深みが出るようです。

牡丹鍋に向けてイノシシの脂身の味もランクアップします。

お肉として分類されるイノシシですが残念ながらスーパーのお肉コーナーで見かけたことはありません。入手したいときはネットでの検索をおススメします。

野生から野生に近い環境で大切に育てられたイノシシなど流通量も豊富です。

イノブタのお肉にもふれておきます。イノブタを食べた経験があるのですが脂身がまず感じられるお肉でした。確かに3つのお肉の中で脂質の含有量はトップです。

イノシシやブランドの豚以外に掛け合わせたイノブタも食べられるお肉ワールド。グルメと栄養の両立が維持されるのを願っています。

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