京菜とは? 答えは意外とシンプル?? 異端もいる野菜の真実を紐解きましょう!!

京菜。この名前を目にしたらイメージするのは京都のお土産でしょうか。旅の楽しみの1つでもあるお土産選び。甘いものもいいけれど京都なら地元野菜のお漬物系もアリと迷います。

そんな時にこの京菜の文字を目にしたら迷わず手がのびそうですね。というと今回は京都の新しいお土産紹介のお話と思われそうですが残念ながらそうではありません。

葉物野菜にカテゴライズされる、菜っ葉の菜がつく野菜の名前としてのお話をしたいと思います。

響きもいいからなんだかブランド野菜の予感もします。ホントはどうなのでしょう。 地名とは関係するの? 京菜。今日のテーブルの話題にも取り入れたい秘密があるかもしれません。

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京菜とはナニか特別なの? いつも目にしているの??

京菜とは。この2文字で表すものにはナニがあるのでしょうか。繰り返しますが「京都の京に野菜の菜」の京菜という名前には魅力も感じられます。

京菜とは? まずはこの疑問に関しての答えをご紹介しましょう。

京菜を栽培♪ 収穫が楽しみですね

京菜とは水菜のことです。

ここまで旅気分やお土産などと引っ張ってしまいましたが、答えは意外とあっさりしたものと思っていませんか。

エー京菜があの水菜ななんてチョット期待を裏切ったなどと言いたくもなりますね。

「京菜=水菜」についての理由とともにより深い京菜・水菜の世界をご紹介しましょう。

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限定品だったの? ワイドに展開してる??

「京菜とは」の回答は「京菜と呼んでいる野菜は水菜と同じものだった」でした。どうして同じものなのに呼び名が違うのか、それにはこのような理由があります。

京都で水を使って栽培していたので当初の栽培地では水菜と呼んだ。

水菜が盛んに栽培されていたのは京都でした。しかもキレイな水を使って育てるという特徴があったのです。

京都発の水菜ですが、京都以外の地域では京菜と呼ばれました。

京都から来た野菜ということで「京菜」と呼びたくなる気持ちはよくわかります。

訪れたい都市名がついた野菜は希少価値も感じられます。

今でも水菜を京菜と載せているサイトを目にしたことがあります。京都から来たことを今もなお忘れないで歴史を引き継いでいるのがなんだかうれしくなりました。

実は他にもあるの? ブラッシュアップで定着??

京都の水、しかも清い流れの水限定で育った水菜。以前はいまとは全く違うフォルムだったのをご存じですか。関西ではまだその昔の水菜が野菜コーナーに並んでいるのを目にしたことがあります。

以前水菜は根付きの株の状態で流通していました。その重さは1株4㎏越えという大株でした。

現在では年間を通して流通していますが以前は冬に食べる鍋物用の葉菜類。アブラナ科なのでピリッとした辛みがクセになるといわれていました。

きっぱりと名乗っています! 京都の地名を冠している壬生菜♪ 他のものとは違いがあるのかはこちらをチェック

気が付けばサラダにも使えるようなソフトタイプな水菜はすっかり定着しました。京菜・水菜と呼ばれますが他にはこのような名前もあります。

  • 千筋菜(せんすじな)
  • 千本菜(せんぼんな)
  • 糸菜(いとな)

京菜・水菜の葉の形を見てつけられた名前が多くあります。他にはサラダ用の品種もあるなど水菜は野菜コーナーの一角になくてはならない存在になりました。

参考までに京の伝統野菜のメンバーに水菜も選ばれています。その時は「京の水菜」と表記されるようです。

誰もが食べやすく持ち帰りも便利なパックタイプの京野菜はちょっと得をした気分になれますね。

地名はつくけれど? それほどまでに違いが??

京菜と水菜はおなじものですが最後は京菜と付いているのにビジュアルは違う品種をご紹介します。

広茎京菜「ひろくききょうな」と読みます。

「アブラナ科アブラナ属ミズナ」に属している水菜のグループの一員です。

柔軟でスリムな水菜とは違って名前にもあるように茎がやや太めでそこについた緑の葉はしっかりめで歯ごたえがあります。別名は「柊菜(ひいらぎな)」

京都育ちの水菜が京菜として広まる前には広茎京菜がスタンダードな京菜として流通をしていました。

残念ながら関東で栽培地域が減ってしまったので市場で見かける機会も減っているようです。

旬は12月~2月の気温の低い時期なのでやはり冬野菜の仲間です。

サラダ系よりも味はややワイルドなのでしっかりとした味付けで食べるのがおススメ。厚揚げと甘辛く煮つけるとお弁当のおかずにもなります。歯ごたえを活かしたお漬物も人気レシピです。

今も昔も人気の地名をつけることで各地に広まっていった京菜。植物的な品種名が通常の名前になっていますが京菜という呼び方が無くなるのは残念ですね。

京の地から始まった水菜の歴史を一緒に今日の一皿に盛り付けてください。思いやりのレシピが伝わるでしょう。

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