酒に強い基準ってナニ? 何杯ぐらい飲めたら強い!?

に強い! と内心は思っていてもストレートに私飲めますとは言わないことが多いですよね。よく使われる言葉は「たしなむ程度」

お酒は楽しく飲むのが理想。でもいざ飲み始めると、カシスソーダで口説かれてたまるか! 生レモンサワーのレモンは絞って持ってこい! 上から目線のセリフが飛び交います。

ビールサーバー

酒を嗜む(たしなむ)を映像化すると、酒が好きで飲むことを楽しむキレイ感のある飲み方。「たしなむ=強い」ということにはならないのかも。

気合が空回りするくらい飲むのはやっぱりNG。基準はあるの? 強いと思っても酒には注意が必要。飲める人こそ知ってほしい、お酒に強い基準を探ってみました。

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酒に強い基準は科学的に判断できる?

酒に強い基準。飲みたいだけ、飲めるだけ飲むから基準なんて必要無し! などと言わないで下さいね。毎日毎晩お酒を楽しむあなたも、基準を知ることは大切です。

グラスは楽器にもなります~♪

お酒に強い! イメージとしてはまずは中ジョッキで乾杯。もう1杯追加した後は純米吟醸・サワーにハイボールを飲んで変化なし…。フレンチならマール、イタリアンならグラッパの食後酒がお楽しみの人も。

飲み放題で常に2杯づつ頼む自称酒豪がいました。1杯は自分、もう1杯は人にススメる気遣いの人。でもやっぱり自分のペースで飲むのがお酒好きの流儀。こんな心づかいは無用かも。

お酒を飲めるタイプかどうかパッチテストで、科学的且つ冷静に判断してみましょう。

  • パッチテストで用意するもの
  • ・ガーゼ付き絆創膏(薬剤がついてないタイプ)
    ・消毒用アルコール(消毒用エタノール名で販売)

    絆創膏のガーゼ部分に消毒用アルコールを2~3滴しみこませます。これを上腕の柔らかい部分に貼ります。

    7分後絆創膏をはがして、5秒以内に皮膚の色をチエックします。

    ※運動直後やお酒をのんだ状態でのテストは正確な結果が得られないのでご注意を。

絆創膏を剥がした皮膚の色をチエックします。

A.すでに赤い→お酒は飲めません
B.10分後に赤くなる→お酒は弱いタイプ
C.皮膚の色に変化無し→お酒が飲めるタイプ

科学的にはCの方はお酒が飲める、アルコールが分解できる体質と判断されます。ただし飲み過ぎに注意が必要ですよ。

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皮膚が赤くなるのと変化なし♪この違いはナニ?

消毒用のアルコールを使ったパッチテスト。手軽で簡単すぎる方法ですが、摂取したアルコールを分解できるかどうかがわかる、信用度の高い判定方法です。

皮膚の色に変化が無いので「後は飲むしかない! 」とこぶしを突き上げる前に、もう少しお付き合い下さい。アルコールが体内に入った後の処理状況を検証しましょう。

楽しく飲んだアルコールは胃や腸で吸収され静脈で肝臓に運ばれます。肝臓でアセドアルデヒドに分解されます。

顏が赤くなる・吐き気・頭痛の原因になるアセトアルデヒドですが、ALDH2という酵素の働きで害のない酢酸に変化したあと、体外に排出されます。

ここでのカギはALDH2ですね。これが活発に働いてくれる人はアルコールの分解が比較的早い、お酒の飲める人となるのです。

ALDH2の活発度は遺伝的要素が大きく影響しています。統計では日本人の約55%が分解の早いALDH2を持っているようです。

遺伝子レベルで決められているために、後天的にお酒に強くなることはありません。

酒に強い基準は飲む量で決められるの?

お酒がOKになった年齢ならば、リアルな飲酒を体験することで、強い・弱いを知ることになりますよね。そこで出てくる疑問はこんなコト。

乾杯

私お酒に強いの? (20代女子)

先日居酒屋で私は生ビール中ジョッキを7杯、友達はカンパリソーダを5杯飲みました。私は楽しいお酒で終わったのですが、友達は体調が悪くなり大変でした。

私はお酒に強いと思っていいですか? これまでにカクテルやワインを飲んで二日酔いになったコトはありません。

◆お答え
アルコールの分解が早いタイプですね。弱くはないと思います。お酒を飲み始める年代は、飲むことそのものが楽しくて、適量がわからないこともあります。

友達が飲んだカクテルは口当たりがいいので、ついつい飲み過ぎるお酒です。炭酸で割るとアルコールの吸収が早まるので、酔いが回るのも早くなりがちです。

◆だからと言って飲み過ぎはNG!
二日酔い防止になる食べ物ってある? 飲み物ならこれ♪

分量が飲める・二日酔いにならない・飲んでも変化なしなどと自慢話でテンション上がりがちですが、美味しいお酒のある生活を続けるために必要なコト知っておきましょう。

酒に強い人♪基準や分量だけで決められない?

消毒用アルコールを使ったパッチテストの結果。皮膚が赤くならなければ、お酒に強いとお墨付きをもらったわけではありません。

アルコール度数9%の酎ハイ350ml缶を飲んでも、まったく酔わないのでお酒に強いとは言い切れません。飲み放題は元を取るためにある制度ではありませんよ。

ホントに強いかどうかを判断するのは基準や分量ではありません。楽しく乾杯、笑顔でお開き。お酒を飲むことで周りの人に迷惑をかけない! これが重要です。

適量を知る自分と楽しく付き合う周りの人たちが、お酒に強いを判断します。

一般的に男子より女子はお酒に弱い傾向にあります。アルコールの分解は体格や筋肉量も関係します。アルコールが処理できる能力は女子の方が低め。

飲み過ぎで起こるのは二日酔いだけではありません。女子は男子のアルコール摂取量の約半分で肝臓に障害が出る場合もあります。アルコール依存の症状も心配です。

お酒を飲む時間には雰囲気や料理を楽しむ余裕も必要。できれば話ができる相手がいるのが理想ですね。

たしなむ程度の発言が、謙遜ではなく謙虚であればお酒に呑まれることはありません。楽しく美味しく飲める時間が長く続くコトを願っています。

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