着物の宝尽くしは季節を選ぶ? 日々をポジティブに! 周りにも広めよう多幸感!!

宝尽くし(たからづくし)」という着物の模様があります。尽くしは「同じ仲間にいるものをそろえて並べる」という意味があります。「心尽くし」は思いやりの気持ちを表す優しさにあふれる言葉。

その他に思いつくのは「かに尽くし」「松茸尽くし」など食欲と願望を前面に押し出したワード。目の前にズラッと並んだ様子を想像するだけで笑顔になっちゃいますね。

宝から話がそれてしまいましたが「尽くし」の前にある単語は、お目出たい・うれしい・美味しいとポジティブなものばかりです。

ハレの日や慶事の日に相応しいハッピーなイメージがありますね。でも他に決まりがあるのでしょうか。季節は? 宝尽くしの着物は期間限定なのでしょうか。調べてみました。

スポンサード リンク

着物の宝尽くしは季節を選ぶの? 幸運を祈るの??

着物の宝尽くしの季節はいつなのでしょうか。着物の宝尽くしと耳にしただけで相応しい季節がイメージできそうですね。着物の宝尽くしの季節、答えはコレです。

お宝がいっぱいの打ち出の小槌♪

縁起の良いものを並べた宝尽くしはお正月に着て欲しい着物。そしてそれ以外にもお目出たい行事や席など1年を通して着ることができる着物です。

成人式の振袖・結婚式の留袖にも宝尽くしが使われます。お茶会用であれば帯に使われたりもします。

宝尽くしの発祥は中国と伝えられていますが、仏の教えを基にした良いことが起こる予感のする模様として伝わりました。いつしか仏教とは関係の無いものも含めて日本の「宝尽くし」が成立。

現代でもハッピーを願い祝う模様として選ばれ続けています。

この後は「宝尽くし」を構成する宝たちをご紹介します。チョット不思議なメンバーもいるようです。宝たちへの深い思いを探りましょう。

スポンサードリンク

宝尽くしに描かれる宝♪日常にある価値が!!

着物の模様に描かれた宝尽くし。「尽くし」の仲間に入る宝には諸説あるようです。今回は代表的な10種類をピックアップしました。まずは時代を感じさせる外出携行品から。

  • 隠れ蓑(かくれみの)
  • 蓑はワラなどを使って作った雨除けのコート。ビニールが無い時代にはこれが活躍しました。サイズは身体を覆うほどのゆったりしたシルエットです。

    今では知られたくないことを隠す、という意味に使われますが危機から身を守るアイテムになっていた時代は大切な宝にもなったのでしょう。

  • 隠れ笠(かくれがさ)
  • 蓑とセットで使われたレインハットのことです。顔を隠すように深くかぶるのがトレンド。天狗も使っていた伝説があります。超人的なパワーを授かることを願う宝ですね。

  • 金嚢(きんのう)
  • 画数の多い漢字を使いましたが金納とも表記。簡単にいえば巾着袋です。ひもを使って結ぶランチボックスに使われるタイプ。宝を持ち歩く袋も宝の1つですね。

次は10種類の宝の中で唯一の食材です。

  • 丁子(ちょうじ)
  • 丁子は香辛料売り場では「クローブ」という名前で呼ばれます。お肉に合う強い香りが特徴。クローブのつぼみを乾燥させたスパイスです。

    茎に着いたコロッとした丸い部分がクギを思わせます。宝尽くしで唐辛子っぽくデザイン化されています。平安時代にはレアな存在の香料。

    国内では採れない薬にもなるスパイスは宝そのものですね。

次の2点は今も使っている必需品です。

  • 宝鑰(ほうやく)
  • 無くしてはならないものを保管しておく「蔵」を開けるカギを模様にしました。鑰はかぎとも読みます。簡単に開けられないことも込めているのでしょうか。

    先端がラーメンの器の模様(四角い渦巻)になっているのがカギを握っています。つながる模様は福を呼び込みますね。

  • 分銅(ぶんどう)
  • 天秤で重さをはかる時に基準となる金属製品。今でも販売されています。つづみを横から見たようなフォルムを模様にしました。中央のくびれた曲線が可愛いさを演出しています。

この後は残りの4つのお宝をご紹介します。

現実離れしたお宝でハッピーに!

蓑・笠・香辛料など日常生活の中から選ばれたお宝を6点紹介しました。この後は空想や信条をお宝に見立てたものたちを見ていきましょう。

  • 打出の小槌(うちでのこづち)
  • 振ると大きくなる、それ以外にはお金が出てくるかもしれないツールですね。欲しいものすべてが手に入ることを妄想させます。敵を討ち取る武器にもなるお宝です。

  • 宝珠(ほうじゅ)
  • 仏教で使う珠(たま)です。本来は宝珠の前に「如意」が付きます。祈れば全ての願いを叶えてくれるのです。珠ですが上部は燃えるの形をしているのが特徴。

信念も宝に隠したようです。最後の2点のお宝に注目しましょう。

恐れるだけではありません! パワーにもグルメにも変えた稲妻模様の意味はこちら!!

  • 宝巻(ほうかん)
  • 和風のロールケーキに使えそうなネーミングですが、経典が書かれたお軸をクルクルと巻いた巻物。2つの巻物をクロスさせた祇園守(ぎおんまもり)・筒守(つつまもり)もあります。

    クロスしたフォルムがクルスに見えるのでキリシタンが密かに信仰したという伝説があるお宝です。

  • 輪違い(わちがい)
  • 経典にある七つの宝、七宝をつなげた七宝輪違い。円形を曲線で4等分し、中央にできたスペースに花を配した花輪違い。信仰とアクセントをコーディネートしたお宝を表現しています。

宝尽くしの意義をまとめます!

10種類のお宝をご紹介しました。現代ならすぐに手に入るものも、時代を遡れば貴重なお宝です。デザイン化して着物の模様にすることで愛着心はより一層深まったのでしょう。

年の初めに10の宝を並べて1年の無事を祈るチョット欲張りな宝尽くし。でもこのくらいハッピーなものを並べれば周りにもその思いが伝わりますね。

着物以外にも宝尽くしをモチーフにした和菓子やお皿もあります。お宝のように輝く新年のため、そしてナニかお祝いしたいシーンにも使えます。

ぜひ検討をしてみてください。ポチればハッピーがやってくること間違いありません。

スポンサード リンク



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

このページの先頭へ