青のりとあおさの違いは栄養にも?? どちらを食べたのか今すぐ鏡でチェックしよう!!

青のりとあおさ。どちらも海で採れる海産物です。名前の響きも色も似ているので同じものと思っていませんか。お好み焼き粉が並ぶ棚の横に袋入りのあおさが下がっているのを見たことがあります。

粉物には青のりやあおさはセットで用意したい食材です。わかりやすく陳列してあると作るモチベーションも上がりますね。軽く小さな2つですがこれが無いと完成度も下がります。

青のりもあおさも、歯に着く恐れがあっても見た目や風味の良さが優先されるでしょう。独特の香りに食欲も刺激されます。

どちらを使っていますか。それとも両方とも常備しているこだわり派ですか。違いはあるのでしょうか。栄養はどうなの? 青のりのあおさを調べてみました。

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青のりとあおさに違いはあるの? 栄養も関係するの??

青のりとあおさは違うものなの? そして栄養にも違いはあるのでしょうか。ビジュアルは同じだけれど青のりとあおさはホントに違いがあるの? この2つの関係の真実はコレです。

アオサは身近な海藻です♪

アオサ目アオサ科「アオノリ属」が青のり
アオサ目アオサ科「アオサ属」があおさ

青のりとあおさは同じ「アオサ目アオサ科」に分類されます。

同じ「目・科」ですが正しくは水の中で育つ違う植物でした。

青のりは海だけではなく河口付近で育つものもあります。地上ではなく水中で育つ海藻の中でも緑藻にカテゴライズされる青のりとあおさ。

この後は似て非なる2つの緑藻の栄養を数値でご紹介します。

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青のりとあおさは別物だけど栄養はどうなの?

ビジュアルや使うレシピはほぼほぼ同じだけれど実は別種類の青のりとあおさ。2つの栄養に違いはあるのでしょうか。2つの栄養を表にしました。

★★★ 青のり
素干し/100g
あおさ
素干し/100g
カロリー 164kcal 130kcal
β-カロテン 20000μg 2500μg
ビタミンC 62mg 25mg
77.0mg 5.3mg
カルシウム 750mg 490mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

青のり・あおさは大さじ1が約2.5gです。どちらも1人前のトッピングに使う分量の目安は約2g。カロリーに違いがありますが、青のりもあおさも気にする必要は無いようですね。

もう1つの海藻代表♪わかめの栄養情報はこちらから! それってホント?

β-カロテンの量はどちらも緑黄色野菜の基準を(100gの含有量600μg以上)大きく超えています。

海藻でも茶系の昆布とは違ってグリーン系の青のりとあおさには摂取すれば体内でビタミンAに変わる栄養素が含まれていました。

特に青のりのβ-カロテンは桁違い。合わせてビタミンCも青のりの方が含有量が多いですね。表以外の栄養素では青のりにはビタミンB12も含まれています。

血液の中の赤血球を作る時に欠かせない栄養素です。

他にはミネラル成分も豊富。特に青のりは鉄の含有量の数値が目を引きます。例えば茹でたほうれん草100gに含まれる鉄は0.9mg。

青のりを一度に100g食べることはあまり現実的ではありません。でも鉄とビタミンB12が一緒に摂れる食材で貧血予防に効果が期待できます。

青のりとあおさの栄養にも違いがありました。どちらかを選ぶとしたらやはり「青のり」ですね。

そして青のりとあおさにはまだ違いがあるようです。この後はその違いをご紹介します。

青のりとあおさには想定外の違いがあるの?

同じ緑藻の仲間だけれども最終的には違う種類の青のりとあおさ。栄養成分にも大きな違いがありました。見た目は似ているけれど青のりとあおさは全くの別物。

そしてこの2つにはまだ違いがあるようです。身近で親近感のある食材ですが違いをそれぞれの特徴からご紹介します。

  • 青のりの特徴
  • ・形状は糸のように細く長い
    ・養殖のブランド品がある
    ・口どけの良い食感

  • あおさの特徴
  • ・形状は平べったい葉っぱ
    世界中の海岸で生息
    ・口の中では溶けにくい

青のりはたこ焼きやお好み焼きに使う時は粉状になっているものがほとんどですが、種類によっては50cm以上に伸びることもある海藻です。

四万十川など河口で手をかけて育った青のりは高級品に認定されています。

あおさは手のひらを広げたような葉っぱの形をしています。日本以外の沿岸各地で見ることができます。残念ながら口当たりと合わせて香りも青のりと比較すると少し劣っているようです。

青のりは「2.2g入り198円(税別)」あおさは「12g入り100円(税別)」と価格も違います。

他の特徴の中で気になるのは「口当たり」ですね。この後は青のりとあおさの現在の立ち位置を探ってみたいと思います。

チェックしていたのは青のりじゃなかったの?

青のりとあおさは別の物。植物的な判断以外にも様々な違いがありました。その違いの中でここでは口の中で「溶ける・溶けない」という点に注目したいと思います。

口どけが良いなら歯の表面に残ることはまず無いでしょう。海藻の葉の構造上口どけが良くないあおさは歯についたままになってしまうことが考えられます。

残念ながらコストの関係で庶民の味方の粉物メニュー、お好み焼きやたこ焼きのトッピングに使われているのはあおさです。

お値段が高めの青のりが使われることはまずありません。

「青のりチェック」というワードがありますが実際には「あおさチェック」をしていることになりそうですね。

最後にもう1つ違う「あおさ」をご紹介します。お寿司屋さんなどで「あおさのお味噌汁」が出ることがありますね。

これは「ヒトエグサ」という養殖で育った海藻を使ったもの。トッピングになるあおさとはまた別の緑藻で、主な産地は三重県です。

青のりやあおさの違いを知ることができるのも、海からの恵みがあるからこそですね。ブランド品から庶民の味方まで、すべてをチェックして楽しんでいきましょう。

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