脳梗塞の前兆をチェック! こんな症状はすぐ病院へ!!

脳梗塞。良く耳にする病気の名前。塞がる(ふさがる)の文字が、この病気の恐ろしさを表します。検査の精度も上がりました。

救急車

そのおかげで、40代の3人に1人、50代の2人に1人に、小さな脳梗塞の跡が見つかるという結果も確認されています。長い年月をかけて進行するなら、大きな発作の前には、必ずその兆候があるはずですね。

脳梗塞の前兆をチェック! こんな症状はすぐ病院へ!! お教えします。

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脳梗塞の前兆♪チェック項目はコレ!!

片側に手足のしびれがある。
真直ぐ歩けないほどの、めまいがする。
頭痛がする。
足がもつれる
お箸・ペンがぽろりと、手から落ちる。
ものが二重に見える。
ろれつがまわらなくなる。

以上の項目は、一過性脳虚血発作と呼ばれている病気。数分から20分で症状は消えてしまいます。なのであれっ?と思うだけで、そのまま無かったことに、してしまう場合が多いのです。

お魚上手に食べられますか? お箸使いがポイント!!

実態は、プレ脳梗塞。脳梗塞の前段階。但し大きな発作を起こした人すべてに、この症状がある訳ではありません。

4分の1位の人が一過性脳虚血発作を、経験しています。残り4分の3の人は、突然に脳梗塞を発症しています。

前ぶれなく脳梗塞を発症したけれど、やっぱりあの時何かおかしいと感じた、前兆を知っておくのも重要ですね。続けてチェックしてみましょう。

突然の脳梗塞発症の可能性のある前兆!!

言語障害・嚥下障害・運動障害・平衡障害4つの重要ポイントを、押さえておきましょう。

前ぶれなく、頭痛・肩こりが起こる。
何もないのにつまづく。
指先がうまく動かない。
顏や唇がしびれることがある。
むせやすくなった。
声がかすれる。大声が出しにくい。

あくまで可能性ですが、あてはまる項目が複数あるようなら、受診をお勧めします。脳梗塞の発症を、くい止める事が可能です。

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脳血栓による梗塞の前兆

脳の血管の動脈硬化が、原因で血流が悪化したり、詰ったりして起きる脳梗塞の前兆はこれです。

顔面や手足のしびれ

ラクナ梗塞と呼ばれています。直径15mm以下の小さい脳梗塞が、脳の深部、脳幹に多く起こります。

細い動脈で起こるので前兆の症状は、比較的軽いのも特徴。原因は加齢や、高血圧が一般的です。

梗塞ができる血管で前兆が変わります

車いす

比較的太い動脈が、コレステロール等の付着により、内膜が厚くなり血流が悪化。滞った血液が血栓となり、血管を塞ぎます。アテローム血栓性梗塞と、言われる症状です。

  • 一過性脳虚血発作・意識障害
  • 内頸動脈が塞がった場合に、起こります。重い場合は、意識障害・感覚障害から、重篤な症状に陥ることもある、恐い梗塞です。

  • 片麻痺・失語症・知覚障害
  • 中大脳動脈が塞がった場合に、おこります。脳梗塞の70〜80%が、ここでの発症です。

  • めまい・意識障害
  • 頸椎動脈脳低動脈が詰まる、最も重症の脳梗塞です。突然の発症もあります。



前兆無しの脳塞栓!!

注射器
脳以外の場所。例えば心臓などにできた血栓がはがれて、血の塊が脳に流れ着いて起こる脳塞栓。心原性脳塞栓症と呼ばれます。脳梗塞を起こした人の、4分の1がこの症状。

血栓ができる原因は、主に心疾患です。まれに外傷でできた脂肪・空気の場合もあります。何の前触れもなく脳の血管が、血栓で塞がれます。

前兆が無い!と、いうのは、決して大げさではないのですが、見えない・しゃべれないを、経験した人もいます。熱いお風呂に入る。急に運動をする。このような時に、発症しやすいようです。

片頭痛は脳梗塞のリスクが高いの?

片頭痛だけではなくいわゆる、「頭痛持ち」の方は、脳梗塞を発症するリスクが高いようです。頭痛が起きている時は、極わずかですが血管に傷がつきます。

片頭痛であれば、予防で発生回数を減らすことも可能です。正しい受診と服薬で、脳梗塞のリスクを軽減して下さい。でも発症のリスクが3倍となると、やはり心配ですよね。

片頭痛は女性に多い病気。脳梗塞の原因である動脈硬化は、女性ホルモンの作用で、起こりにくくなっています。

過度な心配を、するだけではなく、危険因子を知って、正しい前兆のチェックが必要です。欧米で使われている方法「FAST」をご紹介します。覚えておいて下さい。

・Face:イーと言いながら、口角を上げます。左右両方上がれば大丈夫。

・Arm:両腕を手のひらを上にして、肩の高さまで上げます。目をつぶって、そのまま腕が下がらなければ大丈夫。

・Speech:「太郎が花子にリンゴをあげた」と言ってみましょう。ラ行がポイント。もう一度繰り返して、文章が合っていて、ろれつも回っているようなら大丈夫。

・Time:F・A・Sどれかひとつでも、異常があれば発症時刻を確認して、病院に行きましょう。救急車を呼ぶことも、頭に入れておいて下さい。

前兆チェックで、疑うことが、早期発見につながります。緊急治療は、快方までの時間を減らすことに有効です。

近年幅広い年代に発症が見られる、恐い病気の代表ですが、真実を知って、正しく対応ですね。

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4 Responses to “脳梗塞の前兆をチェック! こんな症状はすぐ病院へ!!”

  1. ちゅら より:

    最近急に自転車が 乗れなくなりました 前の晩まで乗っていたのに。言葉がもつれているようなきがします
    まっすぐにあるいてないような気がして(膝関節痛)が原因かも? 血圧は最近高めです。 

    • mhasegawa より:

      体調の思わしくない時に記事をお読み頂き、ありがとうございます。
      正しい判断はお医者にお願いするのが一番かと思います。
      お早目の受診をおススメします。お大事にどうぞ。

  2. 松田陽子 より:

    夫婦揃って酒好き。主人は脳梗塞をおこしてもうすぐ1年。お酒は控えるか辞めるべき?

    • mhasegawa より:

      記事をお読みいただきありがとうございます。
      脳梗塞後の飲酒は分量に気をつけるのと同時に、
      脱水症状にも注意というお話を聞いたことがあります。
      お酒には利尿作用があるので、季節を問わず脱水には気をつけたいですね。

      お酒を含めて日々の食事の注意点など、知りたいことがが多いですよね。
      病院の管理栄養士さんなど、専門家にご相談をするのはいかがでしょうか? お大事にどうぞ。

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