過炭酸ソーダの使い方♪お湯とつけ置き?! 注意したいことも!

過炭酸ソーダが気になっていますか? 実は過炭酸ソーダと言われて、そんな難しいモノは知りませんと答えていました。漢字のビジュアルもなんだか専門的で文科系立入禁止の雰囲気がします。

ドラッグストアで簡単に買えるネーミングでも無いし…売ってないし・見たことないし・使ってないし、とキレ気味に返信を返していました。

洗う

でも気がついたのです。過炭酸ソーダってそれだったの?! 早く言ってよ。知ったかぶりより、正直に知らないと言った、性格の良さを誉めてやって下さい(笑)。

お役立ち度は高め。フレキシブルに使えてしかも優しいなんて知らないのはもったいない! 使い方も難しくない、過炭酸ソーダ。エ~それだったの…もう使っている人も見逃し禁止です。

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過炭酸ソーダの使い方は? 汚れを分解?

過炭酸ソーダの使い方を知りたいと思います。過炭酸ソーダの使い方、名前だけを聞くとビーカーとフラスコを用意して、実験開始と思うのは私だけ?

洗濯槽を洗うのはチョット大変♪でもキレイになればリアルに満足。

ちなみに「過炭酸ソーダ=過炭酸ナトリウム」同じものです。基本の使い方をチエックしましょう。

    ◆過炭酸ソーダの使い方は?

  • 過炭酸ソーダは粉状の酸素系漂白剤です。
  • 「40度台のお湯に溶かし、つけ置きする」ことで効果が得られます。

    過炭酸ソーダをお湯でしっかり溶かす。

    お湯を加えると汚れを落とす活性酸素ができる。

    活性酸素が活動する20~30分間のつけ置きで漂白できる。

    活性酸素の発生が終った後はアルカリ性の水が残る。

    そのままつけ置きしておくと、脂分の分解ができる。

  • 弱アルカリ性です。
  • 酸性の汚れや臭いを中和して分解することができる。
    (酸性の汚れや臭い:皮脂汚れ 汗ジミ 生ごみなど) 

  • 漂白は汚れを落としてから
  • 洗剤などで汚れを落としてからつけ置きすると、漂白力が上がります。過炭酸ソーダには落としにくい汚れに集中してもらいましょう。

ポイントはお湯を使うコト。40度台が活性酸素の発生に調度良い温度です。重曹よりもアルカリ度が高い過炭酸ソーダは、これだけでも洗浄力があります。

環境への影響も少なく、多種多様な汚れに対応できる過炭酸ソーダ。日常の気になる…を、キレイにしてくれます。こんな汚れ落とせますよ。

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過炭酸ソーダは働き者! 洗浄 漂白 ?!

それだけでも汚れを落とすことができる過炭酸ソーダ。毎日使うのに、なかなか洗えない日常グッズも洗浄することができます。まずは足元から。

◆つけ置き用の洗浄液の基本割合
【40度台のお湯1L:過炭酸ソーダ大さじ1】
これを目安にして溶かして下さい。製品によって多少の違いはあるので必ず使用方法を確認。

※色落ちが心配な布製品は色落ちテストをします。
白いタオルに洗浄液を含ませる。

洗う布の目立たない所をタオルでトントン叩く。

タオルに色が付いたら色落ちします。
色落ちがなかったらお洗濯開始です。

  • 布製スニーカーのつけ置き
  • 過炭酸ソーダをよく溶かしてからスニーカーを20~30分つけます。汚れがひどい時は石けんで汚れを落としてからつけ置きすると、洗い上がりの満足度UPします。

  • 歯磨きコップと歯ブラシ立ての漂白
  • 毎日使うのに意外と洗っていない歯磨きコップ。うがいなどに使うことも多いので2〜3週間に1度は過炭酸ソーダに20分以上つけ置きすると、汚れが簡単に落ちて漂白も可能。

    洗面台のボールにお湯を張れば洗面台もキレイになりますね。茶渋を落とすこともできるので、洗いにくい急須やティーポットをつけ置きすると茶渋を落とすこともできます。

  • 色柄のある布巾やタオルを漂白
  • 塩素系の漂白剤は染料を白くする強い漂白力がありますが、酸素系は染料を落とす力はないので、色柄のある布巾やお気に入りのタオルも安心して、つけ置きの漂白ができます。

    一晩つけ置きすると、アルカリ性の水に浸け続けるコトで、漂白の後は油脂の分解ができます。つけ置いた後はしっかりとすすいでください。

気温が低い時は、お湯の温度を40度台に保つため、フタをすると洗浄効果が保てます。

洗濯機を洗う洗剤! 使わないのはもったいない?!

洗剤を選んで洗濯しているのに洗い上がりの満足度が低い時は、洗濯機のせいかもしれません。毎日洗ってくれる洗濯機を洗っていますか? 洗濯槽は想像以上に汚れています。

色ガラもの

ステンレス対応OKで、塩素系と違って他の部品に影響が少ない過炭酸ソーダは洗濯槽を洗うのにピッタリです。

◆洗濯槽の洗い方用意するモノ
・約40度のお湯10Lに対して過炭酸ソーダ100g
(標準水量に合わせて用意 54Lなら約550g)
・汚れを取る目の細かいネット

1.良くかき混ぜて過炭酸ソーダを溶かす。
2.「洗い」で5分撹拌する。
3.約1~3時間放置。
4.浮いてきた汚れをネットですくう。
5.すすぎ→脱水を汚れが出なくなるまで続ける。

洗濯槽の掃除を3ヶ月以上していないと、なかなか汚れがおさまらないこともあるので時間に余裕を持って実行して下さい。

「洗濯槽洗浄コース」の付いている洗濯機なら2ヶ月に1度は洗濯槽を洗いましょう。過炭酸ソーダを常備してこまめに洗いたいですね。

※洗濯機の機種によっては過炭酸ソーダが使えないタイプがあります。必ず取説を確認して行って下さい。

お役立ち度高めの過炭酸ソーダにはやはり注意点もあります。使えないモノを知っておきましょう。

過炭酸ソーダはNG! シルクにウール?

アルカリ性ph11.2の過炭酸ソーダ、重曹はph8.2。数字から見ても酸性の汚れの洗浄力が高いコトが分かります。汚れは落ちますが、アルカリ性に弱い素材には注意が必要です。

◆過炭酸ソーダが使えないモノ
・ウールやシルク
繊維のたんぱく質がアルカリで溶けだすことがあるので使えません。ウールやシルクは中性洗剤を使いましょう。

・アルミ/銅/真鍮(しんちゅう)
アルカリで腐食をしてしまう金属です。これには使えません。
※金属はステンレスのみOK

・草木染の衣類
自然の材料で染められているモノは工業的な染と比べると色の定着は弱いのでアルカリ性で色落ちをしてしまうコトがあります。少量の中性洗剤で洗って下さい。

・水洗いができない
「お湯に溶かす→つける→洗う」で汚れを落とすので「水洗いできません」の表示があるモノには使えません。

◆他にも気を付けたいコト
・「少しづつ酸素を出す」性質を持っているので、密閉容器に移し替えると破裂します。製品の袋は対応ができているので、購入時に入っている袋で保管しましょう。

・脂を分解する力も強いので手荒れが心配な時は、ゴム手袋の使用をオススメします。

・水に溶けると分解が始まって、活性酸素が出てしまうので水がかからないように保管。

・酸素系の漂白剤に塩素系の漂白剤を混ぜると、分解が早すぎて洗浄力が失われます。

・目に入った時はこすらず水で流し、病院に行って下さい。

・口に入れてしまったら口をすすいで、牛乳や水を飲んで病院に行って下さい。

・病院に行く場合は必ず製品も持参して下さい。

製品の注意事項は容器に載っているので必ず読んで下さいね。ツンとした臭いがなく、素材に優しい酸素系漂白剤の過炭酸ソーダ。注意点に気を付けて使って「いつでもキレイ」にお役立てください。

※「お湯を加えると汚れを落とす酵素が発生する」と表記しておりました。読者の方からのご指摘で修正を致しました。
「酵素」を「活性酸素」と修正しています。ご指摘ありがとうございました。

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2 Responses to “過炭酸ソーダの使い方♪お湯とつけ置き?! 注意したいことも!”

  1. 七塚原 より:

    「◆過炭酸ソーダの使い方は?」の部分に主に見られますが、過炭酸ナトリウムは酵素ではありません。また酵素も含まれていません。過炭酸ナトリウムを水に溶かすことによって発生する過酸化水素が漂白作用を現すので、酵素は間違いです。訂正を願います。

    • mhasegawa より:

      記事をお読み頂きありがとうございます。ご指摘頂き感謝申し上げます。

      こちらの確認不足で「酵素」と表記してしまいました。
      過炭酸ナトリウムが水に溶けると炭酸ナトリウムが過酸化水素水を含んだ状態ができます。
      その時に発生する「活性酸素」が汚れを落とします。
      「酵素」を「活性酸素」と変更いたします。

      これからも当サイトをよろしくお願いいたします。まずはとりあえずお礼まで。

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