スイスチャードとはナニなの? 旅気分ある国の名前から連想?? もう食べてるかも?!

スイスチャード。自然に恵まれた国の名前がついた野菜です。山岳地方を舞台にした物語も浮かんできます。けれど今回は物語に出てくる乳製品ではありません。

国の名前が先頭になっていますが野菜のお話なのでご承知ください。過大評価といわれそうですが、テンションが上がらないなんてもったいない、いやあり得ない野菜なのです。

もしかしたらあまり耳にしたことがないのでフォルムをイメージするまでに至ってないなんてことも。

それならばご紹介したいと思います。この時期に食べてほしい野菜の1つとは? スイスチャード。オシャレ系な名前に隠された真実を紐解きましょう。

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スイスチャードとは? 国の名前で印象が??

スイスチャードとは、どのような植物でどのような野菜なのでしょうか。印象に残るのはスイスという国の名前ですが、目にする機会は少ないのでしょうか。

シンプルに炒めてガッツリ系に味付け♪

スイスチャードとは、それに対しての回答はまずコレになります。

ヒユ科に属する葉物野菜の名前です。

ヒユ科で一番メジャーな野菜はほうれん草、他にはパックに入って野菜売り場に並ぶ緑の野菜、オカヒジキもヒユ科です。

スイスチャードと呼ばれますが原産国は地中海沿岸なのでスイスではありません。

野菜の名前というのが確実であるのが分かったスイスチャード、この後はもう少しその正体に迫りたいと思います。

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何故その名前? もっと素朴な存在だったの??

葉っぱを食べる野菜であるのが分かったスイスチャードですがまだまだ知りたいことがありますね。スイスチャードの詳細をご紹介します。

    ◆スイスチャード

  • 和名は不断草
  • 茎がカラフル
  • スイスで栽培されていた

和名は「フダンソウ」と読みます。元々はこの名前で各地で栽培されていました。真冬以外は種をまけば収穫できる優れものでした。

不断草時代は葉も茎も緑でしたが、赤や黄色の茎を持つ西洋種のスイスチャードが広まり浸透したのです。

名前の由来ですが、山岳リゾート地のスイスに滞在したリッチなアメリカ人が初めて見たのが「スイス」だったのでこの国の限定品と思いご当地の名前を使ったという説があります。

現在スイスチャードは英語で「スピナッチビート」なのでそれほどインパクトはありません。日本では「スイス」と名乗ったために認知度が格段に上がるという結果を出したのでしょう。

同じグループだけど? どこにカテゴライズされる??

山岳リゾートとして今も人気の地で食べていたスイスチャード。原産国の地中海沿岸やその周辺で現在も広く食べ続けられています。イタリアではビエトラと呼ばれサラダやパスタに使われます。

ほうれん草と同じ科に属していましたが栄養の点ではどうなのでしょうか。数値で確認します。

比較相手にはもちろんほうれん草そしてほうれん草の永遠のライバル、小松菜を選びました。

★★★ ふだんそう
ゆで/100g
ほうれん草
ゆで/100g
小松菜
ゆで/100g
カロリー 26kcal 23kcal 14kcal
β-カロテン 3800μg 5400μg 3100μg
ビタミンC 7mg 19mg 21mg
カルシウム 130mg 69mg 150mg
2.1mg 0.9mg 2.1mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

公的な栄養のデータでは和名のふだんそうと明記してあるので表には「ふだんそう」で載せています。ふだんそうは1束約200g、炒め物の1人前は約90gが目安です。

すっかり定着♪ 野菜コーナーでは意外とワイルドなスタイルなの? 西洋野菜のビーツのお話はこちらから

ほうれん草は1パック約200g胡麻和え1人前は約100g、小松菜1パックは約200g煮びたし1人前は約75gを参考にしてください。

ここでは表の名前のふだんそうでお話を進めます。葉物野菜にほぼ共通していますがふだんそうもカロリーは低めなので、レシピに安心してプラスできます。

β-カロテンの含有量は基準を(100g中600μg以上)はるかに超えているので間違いなく緑黄色野菜です。

さすがほうれん草と同じグループだけありますね。ビタミンCは残念ながら期待したような量はふくんでいません。けれどカルシウムと鉄が多くふくまれているのが判明。

この2つの摂取に必ずおススメされる小松菜と比べても遜色はありませんね。

必要なミネラル成分が摂れるいつもと違う野菜のスイスチャード、迷わず手にしてみてください。

美味しい時期はあるの? 可愛い系でも参加してるの??

厳しい寒さの時期以外には収穫ができるスイスチャード、その中でも流通量が多くなる時期があります。スイスチャードの旬はこの時期といえます。

初夏から秋ごろまで

月でいえば6月ごろから10月あたりとなります。この時期より少し早く収穫できる地域もあります、美味しいスイスチャードの情報を発信しているのでチェックしてみてください。

同じ緑黄色葉物野菜のほうれん草や小松菜よりは見かける機会は少なめですが実はあの便利野菜のメンバーにも選ばれています。

小さな葉が愛らしい、ベビーリーフに使われています。

まだベビーなので細い茎と丸っとした葉ですがすでに茎は「」なのでスイスチャードであるのは確かなのです。

知らない間にスイスチャードを体験済みというケースがあると予想します。

濃い緑の葉っぱ系野菜が少ない夏にもレシピに投入できるスイスチャード。スイスをイメージすれば気分だけでもリゾート感が味わえます。今日のテーブルに爽やかな風を呼べるのを願っています。

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