食用菊の旬はいつ? フレーバーと色だけじゃない! 花のすべてをいただきます!!

食用菊の旬はいつなのか。黄色い食用菊なら年間を通してお刺身などの飾りに使われています。通常であれば菊は秋に観賞する花。食べる菊に旬は関係するのでしょうか。

時々プラスチックでできた黄色い菊がのっていることもありますね。洗えば再び使えるエコな飾りといえそうです。香りがしないのが欠点ですが、彩りに気を配っている点は評価したいですね。

実は食用菊の1番の役割は香りと思っていました。でもキレイにパックされた食べるための菊を野菜売り場で発見。

深く知ると花を見る目が変わります。手をかけ丁寧に栽培しています。旬はいつなの? 食用菊。日本を代表するエディブルフラワーのプロフィールに迫ります。

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食用菊の旬はいつ? 限られた旬を逃さないで!

食用菊のはいつなのか。菊の花は観るだけではなく食べる楽しみもあるようです。食卓に和の彩りを添えてくれる食用菊の旬はこの時期です。

菊とマヨネーズ♪チョット斬新!

10月~11月上旬に食用菊は旬を迎えます。

各地で菊の花のイベントが行われる時期とほぼ同じですね。1年の中でも菊の花が1番キレイに咲き誇る季節。食べるために育てられた菊の花の出荷もピークを迎えます。

ただし、お刺身に添えられる黄色い食用菊は年間を通して安定供給できるように栽培をしています。これは特に旬はありません。

添え物ではない秋に旬を迎える食用の菊。どのような食べ方があるのかをご紹介します。

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花を100%楽しもう! 食用菊の食べ方は?

短い旬の食用菊。どのような食べ方があるのでしょうか。例えばお刺身の横についている菊は花びらを少しだけ醤油に入れて香りを楽しむという食べ方があります。

花を全部食べてしまうと苦味を感じてしまうためともいわれていますね。対して食用菊はその必要がありません。

花びらをすべて美味しく食べられるように品種改良で苦味をほぼ無くしています。

その花びらはサッとゆでるだけで食べられます。ゆでる時に押さえておきたいポイントをご紹介します。

    ◆菊の花をゆでる時に用意するもの

  • 食用菊1パック(約100g)
  • ゆでるためのお鍋
  • 水1リットル
  • 酢大さじ2~3
  • 1.花びらをバラバラにする
    ※芯の部分は苦味があるので外す

    2.水を沸騰させて酢を入れる

    酢を使わないと変色をするので必ず入れてください。

    3.浮かんで来たらお湯に浸かるように混ぜる
    ※ゆで時間は30秒で大丈夫

    ゆですぎると独特の食感が失われます。

    4.ザルにあけて水をかけて冷やす

菊以外にも食べられる花があります。カワイイ系の花たちでお皿の上をカラフルにそして美味しく!

一気にカサが減りますが菊の花だけを三杯酢で食べるのもおススメです。

そのものを味わうことができます。

色を活かして緑の野菜「ほうれん草」などと和え物にする、とろみをつけたあんを同じく旬を迎える「里芋」にかければ深まるを感じられる1品のできあがりです。

色付きの野菜だけど食用菊に栄養はあるの?

効果効能のためよりも風味や雅やかさを味わう食用菊。期間限定の食材ですが赤紫や黄色い花には栄養成分はナニか含まれているのでしょうか。

種類は特定できませんが菊の花びらの生とゆでたものを比較してみます。

★★★ 菊はなびら
生/100g
菊花びら
ゆで/100g
カロリー 25kcal 21kcal
カリウム 280mg 140mg
カルシウム 22mg 16mg
ビタミンE 4.6mg 4.1mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/
ビタミンEはα-トコフェロールの数値を使用

旬を迎えた食用菊1パックには約100g入っています。ちなみに花ですが食品成分のデータベースの中でのカテゴリーは野菜、カロリーは低めです。

生のままならカリウムはきゅうりより多く含んでいます。参考までにきゅうり1本(約100g)のカリウム含有量は200mg。ゆでる工程を経るとカリウムは減ります。

カリウム以外のミネラル成分にはカルシウムがあります。その他にはマグネシウムや亜鉛なども含んでいます。そしてビタミン類も含んでいるのが食用菊の長所です。

ビタミンEを多く含んでいる野菜にかぼちゃがあります。煮物サイズのかぼちゃは約100g、ビタミンEの含有量は4.7mg。見た目はたおやかですが食用菊でビタミンEを摂取することが可能です。

ビタミンEには抗酸化作用があるので、肌のシミ予防が期待できますね。

ビタミンEは脂溶性ビタミンなので油と一緒に摂ると吸収がよくなります。オリーブオイルを使ったマリネやサラダもぜひ試してみてください。

表には載せませんでしたがβ-カロテンやビタミンCも含まれています。

食用菊はミネラルとビタミンが摂れる秋の野菜です。

期間限定の菊を味わおう!選び方と保存は??

食用菊には淡い赤紫や菊の基本色の黄色いがあります。どちらも選ぶ時は「キレイ」がポイントです。みずみずしく花びらがピンとしているものを選んでください。

購入後は冷蔵庫で保管、乾燥に弱いのでパックのまま野菜室に入れましょう。

生の状態での冷凍をすると香りも歯ごたえも失われてしまいます。冷凍をするときはゆでてからラップなどに包んで冷凍庫に入れます。冷蔵庫で解凍をしてから料理に使ってください。

食用菊はあまり日持ちはしません。香りや食感を存分に味わいたい時は購入して早めに食べることをおススメします。

食べるための菊は旬に向けてハウスの中で大切に育てられています。趣ある食用菊は深まる秋のひと時を優雅に演出してくれるでしょう。

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