れんこんの旬はいつ? 栄養だけじゃない! 穴だって愛おしいロングセラー野菜?!

れんこんは地味な存在と思っていました。でも周りを見渡せばスナック菓子のような、れんこんチップ。ドレッシングであえたちょっとオシャレなサラダもあります。

特にれんこんチップは野菜を食べているといえるので、罪悪感を少なくしてくれるスナック菓子の優等生。最初にこれを思いついた人にはお礼を言いたいくらいですね。

れんこんを「はす」と呼ぶこともあるようですがこれは東京近辺での呼び方。漢字では「蓮根」ですから略して「連(はす)」となったのでしょうか…

スナックにサラダに1年を通して見かけます。でもやはりこの時期は他とは違います。旬に収穫したれんこん、そして栄養はナニがあるの? 掘り起こして調べてみました。

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れんこんの旬はいつ? 栄養はナニが??

れんこんの旬と栄養を調べてみました。れんこんは年間を通して見かける気もするので旬が良く分かっていませんでした。れんこんの旬と栄養。まずは旬から調べてみました。

れんこんの収穫♪本当に大変です…

れんこんの旬はこの時期
秋本番に収穫が始まり、お節料理の時期頃までがれんこんの旬です。
9・10月~1月頃が旬の時期といえます。

テイクアウトのサラダで人気のお店でもれんこんを使ったメニューが登場するのは主に秋以降

収穫が始まる頃のれんこんの味はあっさり系。気温が下がるとともに独特のネバネバが増え同時に甘みも増していきます。

秋のれんこんはサラダ向き。冬になるとおせちに欠かせない筑前煮やスープなどに入れるとほっくりとした食感が楽しめますね。

れんこんは季節によって変化する食感を楽しむこともできます。

この後はれんこんの栄養のお話に移ります。

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れんこんにはどんな栄養があるの?

れんこんにはどんな栄養があるのでしょうか。長く食べ続けられているれんこん。土の中で育つごぼうと比べてみました。

★★★ れんこん
ゆで/100g
ごぼう
ゆで/100g
カロリー 66kcal 58kcal
カリウム 240mg 210mg
ビタミンC 18mg 1mg
食物繊維 2.3g 6.1g

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

中くらいのれんこん1節が約180g。薄めにスライスすると1枚約5gになります。ごぼうは1本が約150g、小口切り1個は約1gを目安にしてください。

れんこんの皮をどうする? 自然体がイイってホント??

れんこんはミネラルの仲間のカリウムを含んでいます。摂り過ぎた塩分を排出する効果を持っています。カリウムはゆでるとお湯に溶けだすことがあります。

お味噌汁やスープなどお汁も一緒に食べればカリウムを無駄なく摂取することができますね。

そして、野菜売り場に並んでいますがれんこんはビタミンを種類豊富に含んでいる訳では無いようです。β-カロテンは3μg、ビタミンB系はほぼ含まれていません。

ついつい野菜に期待してしまうビタミンCも含まれていますが、ごぼうよりは多いけれど含有量は控えめです。

筑前煮などのように緑黄色野菜のにんじんを一緒に使うのは、これを補うためのレシピともいえますね。

栄養素には決して大きな期待ができないれんこん。それでも食べ続けられる理由が他にもあるのかを探ってみました。

唯一無二のビジュアルが存在感を示すの?

れんこんを書いてくださいと言われたらまず、丸を1つ大きく書くでしょう。そして円周に沿うように小さな丸を書けばれんこんが出来上がりますね。

れんこんの最大の特徴はこの「穴」ですね。これは泥の中で育つれんこんが空気を通すために開いているのです。

向こうまで見えることが「先の見通しが良い」として縁起の良い野菜に認定。年の初めのお節料理には欠かせない食材となりました。

ちなみに成長過程で自然に穴が開いた野菜はれんこんだけ。野菜界で唯一の存在ともいえるのです。

花が咲くけれどホントは違うの?

1世紀にはすでに食べられていたという長すぎる歴史を持つれんこん。漢字で書くと「蓮根」ですね。最初にも載せましたがある地域では「蓮(はす)」と呼ばれています。

そして「根」とあるので当然蓮の根を食べているものと思い込んでいましたが実は違いました。

地下にできた茎が大きくなったものが「れんこん」。なので植物学的には地下茎を食べているのです。

根は黒いヒゲ状ですが収穫後に産地でキレイに洗い流しています。店頭に並ぶれんこんは、生産者の努力の賜物ですね。

お話を「蓮」に戻します。蓮はれんこんが育つ過程で咲く花です。開花時期は7~8月の夏。蓮の花をたどればれんこんが必ずいると思ってください。

似たような花に「睡蓮」がありますね。これは全く別の植物です。こちらは食材には適さないので、咲いた花を愛でましょう。

れんこんは葉を使ったお茶もあります。「花・葉・地下茎」すべてが生活に寄り添う稀有な植物であり野菜ですね。

生産者の収穫時の奮闘にも感謝あるのみです。今年もれんこんで共に明るい未来を目指しましょう。

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