9月9日の節句の食べ物は? 菊のパワーで美活も♪

9月9日は節句だけど食べ物は? と聞かれて、その日食べるモノはすぐ答えが出ません。というより9月9日が節句というところで、まずつまずきますよね。ナニの節句か分かりません!

1月1日は元旦として扱いはスペシャル。1月7日に人日の節句として七草と合体したメジャーな行事。3月3日の桃の節句・5月5日の端午の節句・7月7日は七夕。ここまでは私も分かります。

黄菊

11月11日はポッキーの節句…ゴメンナサイ少し先走りました。9が重なる9月9日はなぜか忘れられた存在の節句になっているようです。

食べる物もお祝いの方法もすっかりマイナーなイメージ。大人な対応可能な節句、9月9日の食べ物は? ゴロがイイので記念日も満載な9.9をメジャーにする実行委員会を立ち上げました。

スポンサード リンク

9月9日の節句はどんな日? 9の数字が鍵?

9月9日が節句で食べる物もある。この問題をどこから解決するのか? 迷いますがまずは9月9日がどんな節句なのかを知らないと、食べ物も決まりません。9月9日の節句から確認します。

食用菊♪育てるのも食べるのも手がかかつています。

9月9日:重陽の節句(ちょうようのせっく)
すべてのモノを陰と陽に分けた時に奇数は「陽」縁起の良い奇数が重なる日を節句とした五節句の1つが重陽の節句です。1ケタの奇数で1番大きい数字は9ですね。

縁起の良い奇数の中でもスペシャルなのが9、しかも9月9日はダブルで9。ダブルポイント以上のサービスが受けられる運気良好な日です。

その昔奇数の中でも最強の9がダブルになる日は、パワーが強すぎて逆に良くないという説から、お祓いをすることもありましたが、時を経てすっかりお祝いムードが先行。始まりは中国です。

◆重陽の節句当日のイベントは?
・中国では高い所に登って家族や親族の繁栄と健康を祈る
・中国の宮廷で菊酒を飲んで健康長寿を祈念

中国ではこの歴史を踏まえて9月9日を祝日とし「高齢者の日」を制定。日本ならば9月のハッピーマンデー「敬老の日」ですね。

日本では平安時代に伝わった重陽の節句。菊の花が咲く季節とコラボして宮廷では「菊の節句」として宴が雅やかに催されました。江戸時代には五節句最大のイベントとして盛大に行われるまでに成長。

9月9日は「収穫の秋を祝う・健康長寿を願う」がコラボした、武家も市民も参加した祝日です。

お待たせしました、次は本命の食べ物に行きます。なんとなく予想していますか…9月9日にちなんだ食べ物はコレ? それともアレ?

スポンサードリンク

優雅な秋の1日を彩る食べ物は?

9月9日に食べる物。9月9日は記念日の宝庫です。救急の日・世界占いの日・チョロQの日・食べ物を大切にする日。こんなに沢山あるとナニを食べてイイか分かりません。

そしてカーネルサンダースの誕生日・ロールケーキの日・手巻きずしの日。フライドチキンに手巻き寿司でデザートはロールケーキで決まり! は又の機会にしましょう。9月9日はコレを頂きます。

「菊・栗・茄子」秋の味覚がそろいました。食べ方は意外とシンプル。

  • 菊:おひたし・天ぷら・お吸い物
  • 野菜コーナーにある食用菊を使います。お刺身に付いてくる黄色い小さな花も食用菊なので食べられます。お酒をたしなむ方はお酒に浮かべて菊酒にすればお節句気分が上がりますね。

  • 栄養素と効果
  • ビタミンA・ビタミンE・葉酸・食物繊維を含む
    血行を促進させ目の疲れをとる効果がある。
    解毒作用を助ける。

  • 栗:栗ご飯
  • 収穫をお祝いして栗ご飯を食べる習慣は古くからありました。お節句が広まる前から秋には必ず登場するレシピ。実は9月9日は栗きんとんの日。両方食べるという選択肢もアリですね。

  • 栗の栄養と効果
  • ビタミンC・ビタミンB1が豊富。
    でんぷんに包まれたビタミンCは加熱をしても壊れにくい。
    渋皮のポリフェノールは皮膚を守る。

  • 茄子:茄子田楽・天ぷら
  • 9の日に茄子を食べると病気にならない…このような言い伝えで9月9日にも茄子を頂きます。水分の多い野菜なので身体を冷やすと言われていますね。秋の茄子は加熱したレシピがおススメですね。

  • 茄子の栄養と効果
  • 食物繊維とカリウムが豊富。
    皮の紫ナスニンは抗酸化の働きがあるポリフェノール。
    皮も食べれば肌の老化を防ぐ。

締めには菊をかたどった和菓子はいかがでしょうか? 匠の技で花びらが刻まれた上生や、食べるのがもったいない干菓子。迷った時は両方の組合せでお腹も心も幸せになっちゃいましょう。

菊の節句♪現代の女子にも通じる美活な行事?!

日本に定着した重陽の節句。菊の季節とマッチした別名「菊の節句」平安時代に中国から伝わった菊のは秋を代表する花として長く愛されています。

菊

菊の花のを使った美活な行事は江戸時代までは盛んに行われていました。現代でも試してみる価値があるかもしれません。

    菊の花の香りの効果:メンタルを落ち着かせリラックスできる

  • 被綿(きせわた)
  • ・9月8日に菊の花に真綿を被せる
    ・9月9日の朝に菊の露を含んだ綿で身体を拭く

    ほのかに菊の香りが付いた真綿で身体を浄めれば、長生きができると言われていました。

  • 菊湯
  • 生の花びらや干した花びらをお湯に浮かべてバスタイム。花のお湯は見た目も癒されます。香りと血行促進の効果は科学的にも判明しています。新暦の9月9日なら残暑の疲れにも効きますね。

  • 菊枕
  • 秋の季語でもある菊枕。干した菊の花びらを枕に入れて使います。目の疲れを取る・頭痛を解消する効果が期待できます。菊のアロマパワー現代でも試してみたいですね。

9月9日にお雛様!! 秋に出して婚期は大丈夫?!

9月9日にお雛様を飾る…これだけ聞くと「せっかくテキパキと片づけたのに、ここで出したら願いが叶わない!」とつぶやきたくなりますよね。

重陽の節句にお雛様を飾る風習は、江戸時代に市民の間に広まりました。3月3日から半年過ぎた9月9日「後の雛(のちのひな)」と呼ばれた、秋の女子最大のイベントとして行われていました。

後の雛:意外と理に適っています。
・虫干しに最適な季節にお雛様点検を行う。
・災いを引受ける人形を飾って無病息災を願う。

3月のお雛様は子供の成長を願うことがメイン。9月の後の雛は健康長寿を願う大人がメイン、季節に合わせて飾る花も落ち着きある菊。お雛様を見ながら菊・栗・茄子の秋の味覚を頂きます。

2度目の雛祭り、決して願い成就を妨げるモノではありません。むしろここでもう一度、願いを再確認することでご利益UPを狙いましょう。女子会の計画して下さいね。

新暦の9月9日は残暑でまだ湿度も高め。旧暦ならば10月に入ってからなので、気候も合います。(ちなみに、2017年は10月28日が旧9月9日。)

菊の節句と後の雛は秋の美と健康を約束してくれます。ナニかと予定の多い秋ですが、楽しみがまた増えましたね。

スポンサード リンク



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

このページの先頭へ