レンコンの皮に栄養はあるの? 色白よりも自然な姿のあなたが好き!?

レンコンの皮…それをどうするかということを考える余裕がないくらい実はレンコンが苦手でした。初めてのレンコンはお節料理のレンコン。酸っぱさに馴染めず見るだけで終わっていました。

その後レンコンとの相性は今一つ。レンコンのナニが苦手なの? という質問には「穴」と答えていました。時を経てレンコンチップで少しずつ距離を縮めることに成功。

ひき肉の挟み焼きやポトフの洋風な味で苦手をついに克服しました。穴も愛おしく感じます。でも今回のメインテーマは皮。

行列のできるお店なら見た目を重視してる? 家庭で食べるならビジュアルよりも効果が大事。皮に栄養はあるの? レンコンは色白じゃなくても美味しく食べられるのでしょうか…

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レンコンの皮に栄養はあるの? そのまま食べても大丈夫??

レンコンの皮の栄養。和食のお店で出てくる芸術的なレンコンはキレイに皮をむいているけれど、栄養もむいていると思うともったいない…でもレンコンの皮ホントに栄養があるのでしょうか?

皮も使ったレンコンのからあげ♪

レンコンの皮に含まれている栄養を確認してみました。

  • レンコンの皮の栄養成分は?
  • ・タンニン:止血と炎症を抑える効果がある。
    ・クロロゲン酸:シミシワを防ぐアンチエイジング効果がある。

2つともポリフェノールです。見た目では分かりませんが、レンコンの皮は身体のサビつきを防ぐ抗酸化作用があるポリフェノールを含んでいました。

お茶や紅茶の渋みでも耳にしたことがあるタンニン。カットすると黒ずむレンコンのアクはこのタンニンに寄るものです。クロロゲン酸は同じ根菜類のごぼうの他コーヒーにも含まれています。

見た目も大事ですが皮をすべて向いてしまうのはもったいないですね。レンコンの有効成分を残す皮むきの方法を調べてみました。

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レンコンの皮も本体も穴も食べる方法は?

レンコンの表面の黒いポツポツ。これが無ければもっと美味しく見えるのに…というプライドは捨てましょう。レンコンの皮も本体も美味しく食べられる皮むき実践編です。

    ◆有効成分も食べる皮むきは?

  • ピーラーを使って薄くむく。
  • アルミホイルを丸めて表面をこする。
  • 縦じま模様を作るように皮を部分的に残してむく。

他には調理で皮も食べる方法をご紹介します。レンコンチップやきんぴらも皮が活かせますが、皮ごとすりおろす方法をおススメします。

生のレンコンをすりおろした絞り汁は咳止めに効果があるのですが、あまり飲みやすい味ではありません。

スープやお味噌汁にレンコンのすりおろしを入れると美味しく頂けます。調理の最後に入れて火が通れば出来上がりです。

ひき肉とすりおろしレンコンを使うとヘルシーなつくねができます。混ぜ合わせてすぐに火を通せば、アク抜きをしなくても色は思ったよりも黒くなりません。

レンコンのレシピには「皮をむいて、酢水にさらしてアクを抜く」という手順が載っています。

でもなますのように白く仕上げる必要がないレシピであれば、皮やアクを残す方が有効成分も残ります。はさみ焼きも真っ白より、きつね色にこんがり上がっている方が美味しいですよね。

レンコンはその他の栄養も見逃し禁止!!

皮の栄養成分の話が長くなりましたが、レンコンにはその他にも見逃せない成分が含まれています。

◆ネバネバ成分
カットをすると透明の糸が出てくるのがレンコンの特長。

粘りは粘膜の働きを良くするので、風邪予防にも効果があります。

このネバネバ成分は水溶性なので、スープやお味噌汁で摂れば有効成分を逃しません。

◆守られたビタミンC
レンコンはビタミンCを豊富に含んでいます。例えばレモン100gからとれる果汁のビタミンCは50mg。100gのレンコンにはビタミンCは48mg。

レンコンはでんぷん質も多い野菜。このでんぷんがビタミンCを守るので調理によるビタミンCの損失が少ない特長も持っています。

◆美肌のパテント酸
水溶性ビタミンの仲間のパテント酸。たんぱく質や脂質をエネルギーに変える働きに欠かせません。ビタミンCの働きをサポートするので美肌を作る効果も期待できます。

レンコンの旬はいつ? 保存のコツは??

年間通して販売されていますが、レンコンの旬は秋から冬。新レンコンの出荷が始まるのは9月以降。おせち料理用の食材として出荷のピークは12月辺りです。

家庭菜園でレンコンを育てたい時は沼状の池を作る必要があります。レンコンは土だけではなく十分な水が無いと育ちません。家庭で作るのはなかなか大変そうですね。

買ってきたレンコンも乾燥を嫌います。水で濡らした新聞紙などにくるんでポリ袋に入れて野菜室に保存をすれば1週間ほど持ちます。もちろん皮はそのままで大丈夫。

冷凍もできます。使いたい大きさにカットをしてファスナー付きの保存袋に入れ冷凍します。白く仕上げたい時は皮をむいて酢水でアクを抜いてから冷凍しましょう。

電子レンジで加熱をすると水溶性の栄養素が減ることが防げます。使う時は凍ったまま加熱してください。

苦手だったレンコンと仲良くなれたことに感謝です。有効成分も栄養素も食べなければ損ですね。見通しの良い暮らしのためにもレンコンとの友好関係を続けていきたいと思います。

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