ワレモコウの切り花♪水には注意点があるの? 寂しさより訪れた季節を歓迎してるの??

ワレモコウ、漢字にすると吾亦紅や吾木香など表記は様々。どの字でもワレモコウらしい漢字が並びますね。ワレモコウは素朴が似合う花、特徴あるビジュアルで季節を知らせてくれます。

ワレモコウは花といっても茎の先に実がくっついている不思議なフォルム。寂しげに見えるのか、ミニブラシみたいでカワイイ系にカテゴライズするのかは飾り方も影響するでしょう。

自然体で野に咲いていることもあるワレモコウですが、自然界で出会えるチャンスはそれほど多くないようです。

シンプルに飾ってもアレンジに使っても主人公にはなれない花かもしれません。でも季節には欠かせない花。切り花なら水はどうする? ワレモコウを長く楽しむために調べてみました。

スポンサード リンク

ワレモコウの切り花の時期は? 水はどうする??

ワレモコウと切り花と水。ワレモコウの切り花を手に入れたら水を用意する必要があります。ワレモコウはドライな状態に見えますが切り花は他の花と同じように水を使って活けます。

ワレモコウの切り花と水の関係、まずはワレモコウの切り花が花屋さんに並ぶ時期からチェックしましょう。ワレモコウの切り花の時期はコレです。

サラリと描いているように見えるワレモコウ♪技術とセンスが要りますね

6月半ばから10月中旬辺りまで

秋の花のイメージがありますが真夏になる前に切り花を入手することが可能。入荷の量が増えるのは7月以降から9月終わりごろです。

年間を通して流通する花ではないので販売時期には注意が必要。

私は以前10月の上旬にワレモコウを求めて花屋さんに行ったのですがもう店頭にはありませんでした。

ワレモコウは夏の終わりと秋の訪れを教えてくれる花ですね。

季節の移ろいを知らせるワレモコウ。この後は活けるときの水についてのお話です。

スポンサードリンク

新鮮さとカットで長く咲いてくれる?

切り花のワレモコウ、長く飾るためには他の花と変わりはありません。先にある花がイネ科にも見えるのですがワレモコウはなんとバラ科。バラと同じ科ですが木ではなく多年草です。

切り花のワレモコウの日持ちは約7日。花を活ける容器に入れる水はキレイがポイントです。

気温が高い季節は雑菌も増えやすい時期。切り花用の延命剤を使うのも長く楽しむことにつながります。

少し元気がないときは「水切り」をしましょう。

水の中でワレモコウの茎を斜めにカットします。水を吸い上げる切り口を斜めカットで面積を広げてください。

カットしたらそのまま水の中に入れておきます。水を吸い上げているかを見極めるのは最大60分ほどかかります。それでもダメな場合は再度同じように水切りをしてみてください。

カットに使うハサミも大切です。文房具のハサミを使っていませんか。花をカットする時はやはり花用のハサミを用意します。

面倒でも使うたびに汚れを取ってキレイなハサミでカットするのは花を長持ちさせる基本にもなるでしょう。

ブラシのように見える部分は実じゃないの?

漢字で書くと吾亦紅と「紅」の文字があるので、花の色は深い赤茶もしくは赤紫と例えられるでしょう。隙間ブラシに使えそうなこのファニーな個所は実ではありません。

茎の先端がワレモコウの花です。ちなみに花びらはありません。

花の部分を拡大して見ると天然系の形状の美しさに見入ってしまいます。700年代の書物にも名前が載っているワレモコウは当時の文化人にも愛されていました。そして根っこは漢方薬の原料です。

秋風に咲く花たちは着物の模様にもなります♪憧れの秋草柄を身に付けてお出かけしませんか

歴史をつないで絶えることなく咲き続けるワレモコウ。季節の中での立ち位置はセンターではないけれど外すことができない存在です。

ワレモコウはどうやって飾る? 花が終わるとどうなる??

季節も歴史も教えてくれるワレモコウを飾る時にはどうするとイイのでしょうか。枝ぶりから他の花とアレンジすることも可能です。

色や華やかさは無いので色がハッキリとした花と組み合わせるのも素敵です。秋の野を連想させる花ですがヒマワリとの相性も良さそうです。

ヒマワリの中心にある茶色い部分がワレモコウの特徴あるトーンと響き合います。

夏の名残と秋の到来の組み合わせは食べ物なら鱧と松茸がありますね。出会いものと呼ばれる貴重な組み合わせです。花ならヒマワリとワレモコウがそれに値するようですね。

切り花を購入したときにすでに乾いているように見えるワレモコウ。そのまま飾っておけばドライフラワーにもなります。

ただしすべての花が咲いたワレモコウをドライにすると花がポロポロと落ちてしまいます。

切り花なら購入してすぐに吊るす必要があるでしょう。花がバラバラになるのを防ぐスプレーもあります。花を十分楽しんだ後にドライにする場合は注意が必要です。

処暑から白露へそして秋分と旧暦の言葉が似合うワレモコウ。変わっていく季節を知らせる花贈りのメンバーに忘れずに入れてあげてくださいね。

スポンサード リンク



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

このページの先頭へ