シークワーサーの青切りと完熟には違いがある? 進化するシトラスに期待できることはナニ??

シークワーサーといえば同時に思い浮かぶのはもちろん沖縄ですね。シークワーサーが収穫できるのはほぼほぼ沖縄です。そしてフォルムや色のイメージもすっかり定着しています。

シークワーサーの表皮はグリーンでサイズは3~4cmの小ぶりなタイプ。カボスに間違えられることがあるかもしれません。けれどそのリアルな姿を目にするのが少ないのが残念です。

豊富にある柑橘類の中で名前は知られているけれどシークワーサーは謎が多いタイプにも見えます。

炭酸飲料やジュースだけではもったいないでしょう。絞るだけではありません。違いはナニ? 完熟と青切りがあるシークワーサー。これまでの認識を覆す存在になるかも。

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シークワーサーの青切りってナニ? 完熟とは違いが??

シークワーサーは青切りなのか完熟とは違うのか。普段あまり疑問に思うことはないかもしれません。シークワーサーの表皮は緑、ボトルのイラストもお馴染みの緑で描かれています。

青切りと完熟はシークワーサーのどのような状態を表現しているのでしょうか。この疑問を解決するためにもシークワーサーのプロフィールを確認したいと思います。

シークワーサーが沢山手に入った時の参考にしてください

    ◆シークワーサーとは

  • ミカン科ミカン属ヒラミレモン
  • 沖縄や台湾で生育
  • 香酸柑橘類

シークワーサーはミカンの仲間です。植物的な種類名はレモンとつきます。漢字では平実檸檬なのでリアルなシークワーサーとは少し違うイメージの名前ですね。

気温が高めの環境で育ちます。主な生育地では古くから自生をしていたので栽培種ではなく自然育ちの柑橘類です。

カボスやスダチのように果肉ではなく香りや果汁を味わいます。

強い酸味が特徴ですが強烈な酸っぱさを食べることが由来になって「酢を食う→シークワーサー」と呼ばれるようになったようです。

口にするのをためらうほどの酸味を強みにしてメジャーな存在になったシークワーサー。この後は「青切り」と「完熟」のお話に移ります。

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そこでカットする? スタンダードなスタイル?

大きなカテゴリーはミカンと同じグループ。そこから分かれて香酸柑橘類に分類されるシークワーサー。思い浮かぶイメージは丸い緑のフォルムです。

選ぶのに迷ってしまうほど柑橘類は種類が豊富♪似ているけれどやっぱり違うの? 晩白柚とグレープフルーツのお話はこちらで

その定着したイメージのシークワーサーをこう呼びます。

青切り

3月~4月にかけて花が咲きその後実ができ8月頃より収穫が始まり9月頃まで続きます。

この時期に穫れる直径3~4cmの緑色のシークワーサーの呼び名が「青切り」です。

青切りのシークワーサーは調味料のお酢として使います。

その後もう少し熟成が進んだ10月~11月辺りに穫れるシークワーサーの果汁がジュースなどに使われます。

実としての成果は?時間を経てまた変わるの??

緑のままのフレッシュなシークワーサーには呼び名がありました。いつものシークワーサーをその名前で呼ぶ機会は少ないかもしれません。

あまりの酸っぱさに香酸柑橘にカテゴライズされるシークワーサーですがここで終わりません。まだ続きがあります。

果汁用の収穫が終わった後のシークワーサー、12月~1月頃にはこの状態になり、呼び名も変わります。その呼び名はコレです。

完熟

シークワーサーは輝くようなビタミンカラーの黄色に熟します。

熟成したシークワーサーは甘みも増し、皮をむいてミカンのように食べる果実になり呼び方も変わるのです。

香酸柑橘のグループを抜け出しそのままを食べる稀有な果物として認知されています。

最後は調味料からジュースそして果物と成長を遂げるシークワーサーの栄養を見てみたいと思います。

あの栄養素期待していいよね? 意外な真実が??

さしすせその「酢」から飲料の果汁そして果実に変化というより進化をするシークワーサー。

余すことなく使われる柑橘類ですが栄養はどうなのでしょうか。公的な数値で確認しましょう。

青切りと完熟の比較は残念ながらできませんが、同じ酸っぱい柑橘類の仲間レモンと比較してみました。

★★★ シークワーサー
果汁/生100g
シークワーサー
果汁10%
100g
レモン
果汁/生100g
カロリー 35kcal 48kcal 24kcal
カリウム 180mg 13mg 100mg
カルシウム 17mg 5mg 7mg
ビタミンC 11mg 2mg 50mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

シークワーサーの青切りは1個が約12g、そこから3g前後の果汁が絞れます。ジュースは約100ccを飲んだ時の数値。レモンは2個を絞ると約100ccの果汁がとれます。

酸味の強いシークワーサーの果汁100gを一度に口にする場面はまずないと思いますが果汁を使ったドリンクなら手にする機会があるでしょう。

カロリーの心配は要らないようですが、主要なミネラル成分とビタミンCの含有量は少し残念な結果となりました。

特に見た目から豊富に含まれていると予想したビタミンCはレモンとは大きな差があるのが判明。それでも食べ続けられているのはシークワーサーに含まれるフラボノイドがあるからでしょう。

ノビレチンと呼ばれる抗酸化作用が期待できる成分ですが特に皮に多く含まれています。

皮も含めて丸ごと絞った果汁なら有効な成分を減らすことなく摂れますね。

シークワーサーの青切りと完熟には違いがありました。フレッシュな姿のシークワーサーと出会うにはやはり生産地へ行くのがベストのようです。

ネットでは青切り完熟それぞれの果汁が販売されています。行く前に飲み比べができますね。

リアルな体験の前にぜひ魅力ある予習をおススメします。生産者の熱意も確実に受け取れるでしょう。

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