レーズンと干しぶどうに違いはある? 親子や兄弟?? エッ違いはそこだけ!?

レーズンと干しぶどうって…答えは後でのお楽しみにします。ところでレーズンはそのままで食べればスイーツ感もあるし、色々なレシピに使える食材にもなる優れもの。

レーズンチョコやレーズンバターなど異素材の組み合わせを発明した人は、今ならレシピ王として取材殺到ですね。でも時々気になるのは、そのレーズン要らない…という意見です。

私はマカロニサラダに入れるレーズンが大好きなのですが、アンチレーズン派からいつも冷たい視線を投げかけられています。

観察しなくてもわかります。元のフルーツは同じですよね。もしかしたら食べない日は意外と少ないのかも。でも違うの、レーズンと干しぶどう。エ~~そうなんだ…お答えします。

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レーズンと干しぶどうは違うの? 相違点はどこ??

レーズンと干しぶどうは違うのか…。違いを知るとナニかが起きるかは別として、レーズンと干しぶどうの違いを調べてみたいと思います。レーズンと干しぶどうの違いは?

お家でできるのね♪脇役レーズンがポイント

レーズンと干しぶどうは同じものです。

エ~ここまで引っ張っておいて、同じなんて寂しすぎ…? 「英語でレーズン・日本語で干しぶどう」なので違いは言語だけでした。

参考までにフランス語ではレザン。そういえばレーズン入りのフランスパンは「パン・オ・レザン」と札に書いてありますね。

私も原材料の表記を見て違うものと思っていました。商品名は「レーズン」なのに原材料には「干しぶどう」と載っているモノがあります。

違いがあるからレーズン・干しぶどうの両方が載っていると思い込みました。原産国がアメリカだったので商品名が「レーズン」だったと思えば謎も解けます。

「国産干しぶどう」で検索すると日本のぶどうを使って作られた干しぶどうが出てきます。どちらも同じはずですが、色や食感の違いを楽しめるドライフルーツですね。

他に気になるのは「ラムレーズン」という名前ですか? これはレーズン・干ぶどうをラムという蒸留酒に漬けてできたもの。味と風味が一気に大人モードにランクアップします。

アルコール度数がウイスキー(40%前後)より高い種類もあるラム酒。ラムレーズンを使ったスイーツに「お酒を使っています」と注意書きがあるのはこのためですね。

そして巨大なレーズン・干ぶどうと勘違いされるのが「プルーン」。こちらはプラム(別名すもも)を使って作られたドライフルーツ。ビジュアルは近いものがありますが、果物の種類から見れば全く別モノです。

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レーズン・干しぶどうの栄養成分は?

ぶどうを天日や風で水分を飛ばして、ドライタイプにします。ぶどうを乾いた状態にすれば出来上がるレーズン・干しぶどうですが、生のぶどうと比べると様々な違いが生まれます。

この後は入手しやすい「レーズン」でお話を進めます。レーズンが持つ栄養成分を知ると、レーズンの無い暮らしはもう考えられません。

レーズンとフツーのぶどうの栄養成分を表にしてみました。レーズン1粒は約0.6g・デラウエアは1房約94g。比較が分かるように約30gで合わせました。

比較項目 レーズン・30g(約50粒) ぶどう・30g(約1/3房)
カロリー 90kcal 18kcal
炭水化物 24.2g 4.7g
食物繊維 1.23g 0.15g
糖質 23g 4.5g
カリウム 222mg 39mg
カルシウム 19.5mg 1.8mg
鉄分 0.69mg 0.03mg

ぶどうの水分が無くなって、濃縮されて増えている成分が目立ちますね。この後はレーズンの栄養成分の効能についてのお話です。

レーズンの効能は? 皮も食べてる!?

ドライになったことで栄養成分が上がるレーズン。存在が身近すぎて効能を見逃しているかもしれません。食べる価値があるレーズンを再確認します。

  • 抗酸化作用
  • レーズン用に栽培されるぶどうは、そのまま食べる品種より皮が薄めになっています。ぶどうを皮ごと食べられるのがレーズンの特徴。ポリフェノールを逃すことなく食べられます。

    抗酸化作用で身体のサビつきを予防できます。生活習慣病の予防などに効能が期待できますね。

  • 食物繊維+酒石酸(しゅせきさん)
  • 不溶性・水溶性2種類の食物繊維を含んでいます。そしてプラスの成分が酒石酸、ぶどうに含まれる酸味です。2つを同時に摂取すると便通をスムーズにして腸内環境を整える働きをします。

反対に食べ過ぎてしまうとお腹を壊す原因になります。1日の分量の目安は25g前後(1粒0.6gなら40粒以下)です。

  • カリウム
  • レーズンになったことでカリウムが増えました。カリウムは利尿作用があるのでむくみを防ぎます。摂取したナトリウムを尿から排出できるので、高血圧を予防する効能もあります。

  • 糖質・果糖
  • 糖質は悪者ではありません。エネルギーを補給したい時には絶対に摂りたい成分です。トレイル食にレーズンが使われているのはすぐにエネルギーに変わる糖分が含まれているからです。

ドライタイプで持ち歩きもでき常温での保存も効くので非常食としてもレーズンはおススメです。

効能ではありませんが、レーズンでアレルギー反応を起こすこともあるそうです。子供がレーズンデビューをする時には少量から始めてくださいね。

レーズンの成分を料理にも活かしたい!

最後はやっぱりレーズンは料理に使って欲しい…というお願いです。食物繊維と酒石酸が腸に良い成分であることを先ほど書きました。

消化に時間がかかるお肉料理にレーズンを使うと、腸を守ることができます。一緒に煮込めば味のアクセントにもなります。バルサミコ酢に刻んで入れるとオシャレなソースができます。

「料理にレーズンは要らない派」も栄養成分を知れば「要る派」に転向したくなりますよね。私も負けずに、レーズン投入レシピを増やしたいとおもいます。

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