水を備蓄する量は? 一人分の目安と飲み水以外にも水は必要!!

水の備蓄をしていますか? 大きな災害や地震。ニュースや情報を目にするたびに、決して他人ごとではないと実感します。

ライフラインは直訳すれば命綱。生活を送る上で必要な基盤は電気・水道・通信など。普段なら空気的存在になっているシステムですね。

水

備えておくことで生活を守り、命をつなぐことは可能です。わかってはいても実行に移すことが難しい非常時への備え。特に水は分量をどうするかで迷いますよね。

非常食になるからと、特売のお菓子をついつい買いこむ私が調べました。備蓄する水の量はどれくらい? お煎餅にはやっぱり水気も必要だから真剣に検証と計算しました。

スポンサード リンク

水を備蓄する時の量に計算式はあるの?

水を備蓄する量。水を備蓄です。緊急時の備えを備蓄と呼びます。お金なら貯蓄…。備蓄も貯蓄も適正量を知ることは重要ですね。災害時の備え、水を備蓄する量。

大切なのは備えと試食♪

一般的に言われている量はこれ。3リットル×3日間=9リットル

この計算式は大人一人を対象にした必要量。最低限これだけは備えておきたい量です。3日間は災害救助が機能し始める72時間を意識した数字。

1日3リットルのうち2リットルは「飲める水」として使います。飲み水としてはこの量です。2リットル×3日間=6リットル

過去の災害からの教訓として、最近は1週間分の備蓄が必要とも言われています。大人一人分としてもこの量になります。

3リットル×7日間=21リットル。2リットルのペットボトルが約11本。ネットで購入したとしても、重量と置き場所が心配です。

何も備蓄をしないより、まずは2リットルのペットボトル3本から着手する事をおススメします。PB・メジャーブランド、どちらも賞味期限約1年のものが1本100円以下で入手できます。

スポンサードリンク

家族の水の備蓄量♪計算式はあるの?

水の備蓄量。大人一人分は意外と計算式も簡単だったけど、気になるのは子供の場合はどう計算するかですね。基本的には年齢と体重で計算をします。

    ◆体重1kgに必要な水(医学的に判断した量)

  • 母乳・ミルク・離乳食が中心の年齢…150ml
  • 幼児(小学校前の年齢)…100ml
  • 小学生…80ml

大人なら体重1kgに対して必要な水は50ml。赤ちゃんはその3倍必要とします。体重に対して水がとても重要であることを示す数字ですね。

あくまで飲料水として必要な分量です。気温が高い季節の対策も考えると備蓄量は計算式で出た数字よりも、多めにするのが安心できる量になります。

4人家族を例にして必要量を計算してみましょう。体重は正しく申告して下さいね。

パパ68kg…3.4リットル
ママ48kg…2.4リットル
長女年中さん17kg…1.7リットル
長男9カ月9kg…1.35リットル
合計8.85なので約9リットルが、飲料水として必要な量の1日分です。

外部支援を待つ期間を1週間とすると9×7=63リットルの備蓄が必要です。ただしこれは飲料水。

炊事や衛生のための水を、一人当たり1.5~2リットルプラスした約70リットルがおススメの備蓄量とります。

飲料水の備蓄♪どんな方法がイイの?

小さな子供のいる家族を例にして備蓄量を計算しました。大人4人であれば80リットル以上が必要になります。この大量の水を備蓄する方法を2つ提案します。

ペットボトル
2リットルのペットボトルで備蓄。飲料用として一番清潔で安全な水です。ミルクにも使える軟水タイプを選んで下さいね。

水保管

賞味期限が気になる場合は使ったら買い足す「ローリングストック」で対応。期限が切れた水でも未開封なら、煮沸すれば飲むことも可能。匂いや味が気になる状態なら、掃除・洗濯用にして下さい。

保管場所を分散することも大切。まとめて置いた部屋が被害を受けてせっかくの備蓄が台無しになるのを避けられます。

ウォーターサーバー
ウォーターサーバーでの備蓄。飲み慣れた水の備蓄で安心して使えます。例えば約22cmのボックスタイプに7.8リットルの水が入っています。

非常時用の蛇口は無料でもらえることも。箱型なのでスッキリと収納。サーバーで使うので、賞味期限切れの心配はほぼなし。

必要な個数を指定して配送してもらえるので、重い水を運ばなくても大丈夫なところも助かります。サーバーの料金が必要な場合もありますが、使い始めると便利さに手放せません。

水道水は備蓄できるの?

日本が世界に誇れるシステムとして水道があります。そのまま飲める水が蛇口からでるのは素晴らしいことですね。

備蓄しないのがもったいない日本の水。水道水の汲み置きを奨励している自治体もあります。

  • 水道水で備蓄する方法
  • 1.密閉できる保存容器を用意します。ポリタンクや空きペットボトルなどを利用します。

    2.容器を食器用洗剤などで洗います。フタも洗って下さいね。

    3.口元いっぱいまでに水を入れ、しっかりとフタをします。空気に触れる部分が少ない方が長持ちします。

    4.保管場所は冷暗所。飲料水としての期限は冷蔵庫なら5日・常温なら3日を目安にして下さい。

水道水に含まれる塩素の消毒効果によって水道水は備蓄用の水として使えます。家庭用浄水器で塩素を取り除いた水の保存はできません。

生活用水の備蓄はどうするとイイの?

飲料水以外にも必要な水。特にトイレの水はどうするとイイのか? 悩むところです。トイレを流すのには、約10リットルの水が必要。

非常時のトイレ対策として、浴槽に水を貯める方法もありますね。浴室のカビや子供の事故が心配な場合もあります。

浴槽に貯められる水は約200リットル。20回分なので4人家族なら1日で使い切ってしまう量です。

配管の破損なども考えるとトイレ対策は水ではなく、グッズで対応しましょう。簡易トイレや携帯トイレ、様々な商品がでているのでぜひチエックして下さい。

生命維持を優先すると、お風呂や洗濯は優先順位が少し低め。身体も拭けるウエットティッシュを用意しておく。非常用品に圧縮下着を入れておくなどこちらもグッズ対応が対策になります。

非常用の備蓄は何か特別なモノを用意すると考えがち。でも普段食べたり飲んだりしているモノを少し余分に買っておくことが第一歩となります。

非常時にいつもの味があれば気持ちも落ち着きます。

次回のお買い物リストには、お気に入りの水や飲み物も記入してお出かけください。

スポンサード リンク



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

このページの先頭へ