蒸籠の使い方は? 準備するモノとサイズ確認が必要?!
蒸籠の使い方です。この画数の多い文字を見ると思い浮かぶのは飲茶。実は蒸籠にはおこわなどを蒸す(温泉でおまんじゅうを蒸かしているタイプ)日本の蒸籠と中華の蒸籠があります。
今回は中華の蒸籠の使い方です。「おうち飲茶実践編」で行こうと思っています。どうして中華蒸籠にこだわるのか? 理由は私にあります。せっかく買った蒸籠なんですが、使いこなせていません。
見た目に惹かれて買ってしまったと言われればそれまでですが、使いこなせないのが悔しくて…
肉まん蒸かすだけではもったいない! せっかくだからもう少し活躍させたいと思います。正しい使い方で蒸籠を活用したい。蒸気でふっくらさせれば、値引きシールの焼売も美味しくなるはず?!
蒸籠の使い方は? 必要なモノはそろってる?!
蒸籠の使い方。使いこなしている方にはナニを今さらといわれそうですが、蒸籠の使い方。蒸籠をポンと渡されただけでは、使い方が分からず蒸籠を前に固まるだけ…
美味しい焼売にチャレンジ♪下鍋は中華鍋を使用
ビジュアルに惹かれて手にした蒸籠の使い方「超初心者版」で行こうと思います。では準備に取り掛かります。
- 蒸籠を使う時に準備するモノ
・蒸籠(本体・フタ)
・蒸籠を乗せるお鍋(IHの時は対応のお鍋で)
・蒸し板
・蒸し布/クッキングシート
蒸籠を買う時は「身」と呼ばれる食材をのせる本体と竹でできたフタが必ず必要。バラバラで販売されている時もあるので気を付けて下さいね。身とフタ両方を購入するのを忘れないで下さい。
そして気が付きましたか? 蒸籠を使おう! と意気込んでも、蒸籠だけでは使えません。蒸籠以外にも準備するモノがあるのです。飲茶がのった蒸籠だけを見ていると想像つかないかもしれません。
蒸籠を使う時に必要なモノの準備から始めます。
蒸籠以外に必要なモノを準備!
蒸籠を使う時は蒸籠以外に必ず準備しないといけないモノがあります。あわてずこちらも準備していきましょう。
◆蒸籠をのせる鍋:下鍋
蒸籠をのせる下鍋。蒸籠を買う時に一緒に下鍋を下さいと言ってもこんな答えが返ってくるかもしれません。「おうちにあるお鍋でも大丈夫ですよ」
基本的には蒸籠より一回り大きいお鍋があれば使えます。
・下鍋の役目は?
お湯を沸かして蒸気を出す
↓
そこに蒸籠を置いて湯気で蒸す
蒸籠は直火で使うことはできません。下に置いたお鍋で沸いたお湯の蒸気を使って蒸し上げます。
◆下鍋の選び方は?
サイズは一回り大きいとザックリと言いましたが、蒸籠を置いてみて安定するタイプがオススメです。基本は中華鍋ですが経験上両手鍋の方が安定します。上手く安定しない時は蒸し板が必要。
◆下鍋の上にのせる板:蒸し板
蒸し板はドーナツをイメージして下さい。鍋の上に置いて真ん中の穴から蒸気が蒸籠に伝わります。蒸し板は蒸籠の安定をサポートします。
-
蒸し板を使うメリット
- 蒸籠全体に蒸気が行き渡りやすい
- 蒸籠の焦げ付きを防止
- 家にあるお鍋が使える
◆蒸籠・下鍋・蒸し板の関係は?
蒸籠は竹など燃えやすい素材でできているので下鍋にしっかりのっていないと大変危険です。
蒸籠を選ぶ時は下鍋にどのお鍋を使うかも重要。下鍋のサイズと蒸し板のサイズも確認します。
蒸籠より小さい下鍋を使う時は蒸籠の直径に合わせて蒸し板をチョイス。直火が蒸籠に当たることを絶対に防いで下さいね。
両手鍋に比べて片手鍋はやはり安定を欠くので、うっかり蒸籠がすべってしまわないように気を付けて使って下さい。
食材によっては蒸し布で包むことも必要です。火に触れないよう注意が必要です。布が面倒な場合はこちらの方法で。
・キャベツや白菜の上に食材を置く
・クッキングシートを敷く
・蒸籠を裏返しお皿を置いて食材をのせる
野菜も食べられるヘルシーな方法・手軽に使えるシート・そのままお皿でサーブと食材で使い分けて下さい。蒸気はかなりの高温になるので火傷には気をつけましょう。
蒸籠を使う本番♪その前にすること!!
蒸籠を使う時に必要なモノもそろいました。すぐにでも肉まんを蒸したい! 気持ちはよくわかります。もう1つすることがあるのです。蒸籠との長いお付き合いのためにも重要な作業ですよ。
◆食材を入れて使う前に
1.蒸籠をさっと水だけで洗う。
2.下鍋にお湯を沸かす。
3.湯気が上がったら蒸し板・蒸籠だけを置く。(食材は入れない!)
4.蒸気を十分に蒸籠に行き渡らせる。(約5~10分)
5.水洗いをして日陰で乾燥。
これをすることで
・ストック時の汚れがとれる
・蒸籠の素材の臭いがとれる
これが終れば蒸籠で飲茶がスタートできます。
お待たせしました♪蒸籠を使おう!!
長らくお待たせしました。肉まんや焼売はスタンバイしていますか? 焼売なら下に敷くのはキャベツも準備できていますか? 忘れた時はクッキングシートで対応。
◆蒸籠を使おう! 順番は?
1.食材を載せる本体を水で濡らす。
2.水気を軽く拭き取る。
3.下鍋に8分目程度お湯を沸かす。
4.お湯が十分に沸騰したら蒸し板とフタをした蒸籠を置く。
火加減は「蒸気」を見ます。蒸気が十分に出ている状態をキープ。
空焚きに注意。途中でお湯が少なくなった時は「お湯」を足す。やかんなどでお湯を準備しておくと慌てずに済みます。
火の通り加減が違うものを蒸す時はお鍋に置く時間をずらす。葉物・根菜・魚・肉など様々な食材を蒸したい時は本体を複数要する必要がありますね。
使った後のお手入れは?
使用後のお手入れも重要です。
1.洗剤を使わないで持ち手のついた亀の子たわし・棕櫚たわしで洗う。
2.しっかり乾燥させて風通しの良い所に保管。
3.洗剤を使うのはどうしても落ちない汚れがある時だけで。
◆カビが生えた時の対策
1.カビを水で流してから酢水に1晩浸ける。
2.その後蒸籠を煮沸消毒する
酢水の酢は糖分などが含まれていないタイプを。割合は水1リットルに対して酢大さじ1~2。蒸籠が入る大きさのお鍋を使って煮沸消毒をして、しっかりと乾燥させます。
他には目の細かいやすりでカビを削る方法もあります。乾いている状態が落ちやすいようです。
ビジュアルに惹かれて買った蒸籠ですが使いこなしには手間と時間が必要でしたね。でもやはり蒸籠を使う価値、もちろんあります。
シリコンのスチーマーは油汚れや臭いが気になります。金属の蒸し器は温度が上がり過ぎて食材が硬くなりがち。
蒸籠は充分な蒸気を使って蒸すのでホクホク・ふっくらと食材が持つ美味しさを自然に引き出してくれます。
私が持っている蒸籠は直径約15cm。1人飲茶サイズ。20~25cmがフレキシブルに使えるサイズですね。見た目で選ぶのは要注意。
これから蒸籠デビューを考えているなら、慌てずサイズを確認してから購入をして下さい。私も活用できる蒸籠を再検索しようと思っています。
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