化粧水のアルコールで赤くなる⁈ 知って欲しい含有量!! 目的とメリットは⁇

化粧水にアルコールが入っていると聞くと不安になりますか? 肌に赤みが出たり、かゆみが起こるなどの、トラブルを先回りして心配することもありますよね。

最近は化粧水コーナーで「アルコールフリー」をうたう商品も良く目にします。肌に優しいのであれば、選択肢としては入っていないフリーを選ぶ確率が高くなりますね。

売り場で化粧水の容器の裏面に書かれた、細かい文字をチエックするのも意外と大変。初めて見るアルファベットが並びます。

含まれているからには、ナニかメリットがあるはずです。でも最近の街の噂ではデメリットの声が多めかも。赤くなる? 化粧水のアルコールは、必要な成分なの? 肌のために調べました。

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化粧水のアルコールで赤くなる? はホント??

化粧水のアルコールで赤くなる。私も経験があるような気がします。でも化粧水に含まれている、アルコールがホントに赤くなる原因なのでしょうか?

化粧水のアルコールは無色で色がついていない液体で、グローバルな呼び方は「エチルアルコール」です。

化粧品の成分名には「エタノール」「無水エタノール」という名称で載っています。「アルコール=エタノール」なので、総称のアルコールでお話を進めます。

化粧水のアルコールで赤くなる、肌につけるだけで赤くなることはあるのでしょうか?

1番気にしてほしいのが化粧水に含まれている分量。赤くなる原因の1つに、アルコールの含有量の違いがあります。

化粧水のアルコールは成分の10%前後で効果が表れます。ほてりを鎮める化粧水には30%前後の分量が含まれている場合もあります。

アルコールの分量が多い場合に肌に反応が出て、赤くなることが考えられます。

参考までに、手指の消毒に使う消毒用エタノールは約70%・ウイスキーは約40%・ビールは約5%です。

アルコールのパッチテストをして肌が赤くなるタイプの方は、アルコール成分の入った化粧水を使う時、やはり注意が必要ですね。

飲料に使われるアルコールと化粧水に使われるアルコールの成分は同じ、でも化粧水にアルコールは何故含まれているか? を知っておきましょう。

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化粧水のアルコール♪成分の目的は?

化粧水にアルコール、しかも使っているのは飲料用のアルコール成分と同じもの。でも化粧水のアルコールには、目的と得られるメリットあります。

  • 化粧水のアルコールの目的とメリット
  • 1.雑菌の繁殖を防ぐ。
    2.他の有効成分を溶かす。
    3.サッパリ・スッキリ感がある。
    4.肌を引き締める。

◆目的とメリットを解説します。
1.消毒として使われるアルコールで、化粧水の雑菌の繁殖を抑えて腐敗を防ぎ、安心して使うことが出来ます。

2.基本成分の水と保湿などに効く成分を溶かし、程よく混ぜ合わせる働きがあります。

3.水よりも蒸発が早いアルコールで熱が奪われ、肌がヒンヤリとしますね。ス~ッとした清涼感でスッキリが味わえます。

4.アルコールはたんぱく質・脂質を溶かすので、肌の汚れを落とし、キメを整える収斂(しゅうれん)作用があります。

化粧水のアルコールの働きは多岐にわたります。でも残念ながらメリットがあればデメリットもあります。デメリットも確認です。

アルコールのデメリット♪やっぱり肌には要注意?

スッキリ・サッパリ、お肌もキレイになるアルコール。しかも腐らないなんて、いいことづくめの気もしますが、残念ながらデメリットがあります。

  • アルコールのデメリット
  • 1.肌が乾燥する。
    水分の蒸発が早いアルコール成分が多い時は、皮膚の水分の蒸発も促されます。蒸発で水分が減るので肌も乾きます。

    2.必要な皮脂成分が減少。
    肌の汚れだけを落とすときはメリットですが、成分が多い場合は、肌を守るバリア機能も落としてしまいます。

汚れを落とすための、拭き取り用化粧水、夏場の肌を引き締める収れん化粧水、殺菌作用があるニキビ用化粧水などは、アルコール成分が多く含まれている場合があります。

化粧水で肌が赤くなるなどのトラブルが出た時は、まず使用を中止して、トラブルが解消しない時は皮膚科に相談をして下さい。自己判断で化粧品を変えただけでは改善しない場合もあります。

アルコールフリー♪代わりにナニか入ってる?

オーガニックな化粧品のパンフレットでよく目にするのが「アルコールフリー」の文字。エタノールを含んでいない化粧品のことですね。

アルコールフリーなら100%安全なのでしょうか? アルコールフリーの化粧水に使われる成分を調べてみました。

◆BG:ブチレングリコール
肌になじみ、保湿の成分もあります。雑菌の繁殖を抑える作用もあります。BGは石油由来と天然由来があります。肌への影響が心配な時は詳しく調べる必要がありますね。

◆DPG:ジプロピレングリコール
伸びる・滑る効果があるのでファンデーションにも使われます。原料はトウモロコシやリンゴを使った自然由来の添加物。

保湿効果があります。BGと合わせて使うことで腐敗の進行を抑えて製品が安全に使える働きをします。

◆フェノキシエタノール
防腐剤として使われています。沢山種類があるアルコールの一種。化粧水のアルコールはエタノールを指すので、フェノキシエタノールが使われていても、アルコールフリーとなります。

化粧水は「8割が水・2割がその他成分」で出来ています。水はそのままで放置すれば腐敗が進みます。肌に直接付けるものですから、1番重要視されるのは製品の安定。

アルコールは成分を安心して使い続けるためには有効な成分です。アルコールが含まれていない時はその働きを補完する成分が入っています。

アルコールの代わりに使っている成分がすべて安全とは言い切れません。成分や口コミだけが化粧水の判断基準ではありません。

私はアルコールフリー・パラベンフリーをうたう化粧水で肌が赤くなった経験があります。使用中止で赤みは治まりました。(アルコールのパッチテストは受けていませんが、お酒は飲めない体質。)

自分の肌に合う化粧水は自分にしか分からないことを、身をもって体験をしました。ブランド・成分・使い方・肌質・体調も含めた化粧水選びをしていきたいと思います。

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