しもやけを病院で治療♪何科に行く? 化膿止めやステロイドは必要??
しもやけの治療に迷うことはありませんか? 漢字で書けば霜焼け。こんな表記もあります「霜腫」しもばれと読みます。霜焼薬と合わせて冬の季語にも採用されています。
季節と日常がコラボした親しみある句が詠めそうですね。でも、しもやけができた本人は季語や俳句はひとまずお預けです。しもやけを治すことが第1ですよ。
しもやけができた位で通院は大げさじゃない? なんて思わないで下さい。リピーターや重症化する前にキチンと対応しておきましょう。桜が咲けば治りますなんてのは禁句ですよ。
あれこれ迷って毎年繰り返すより、病院で治療を受けてみませんか? しもやけの薬や治す方法は沢山あるけれど、的確な対策を取れているケースは意外と少ないかも。まずは診察受けてみませんか?
しもやけを病院で治療?! 何科行くの?
しもやけを病院で治療、なんて聞くと「たかがしもやけで病院?」 と言われそうですね。しもやけを病院で治療するのは正しい行動です。でも何科を受診するのでしょうか?
しもやけにも効きます! 全身をあたためる岩盤浴♪
- しもやけの診療科目
皮膚科に行きましょう。
乳幼児はいつも診てもらっている小児科でも大丈夫ですよ。
万が一、しもやけではない場合もあるので、乳幼児は専門医で診てもらうのも安心です。
しもやけの症状の出方も色々です。ママ友から送られてきた画像を見て私は「それナニかにかぶれた? もしくは虫刺され?」と返信した経験があります。
次の日皮膚科に行ったママ友の答えはしもやけ。手の指から甲にかけてかなり広範囲に赤く出る、しもやけを初めて見ました。想像を超えたしもやけにビックリ。
診察結果を聞くまで、ママ友も私も「しもやけ」とは全く予想しなかったようです。病院で発覚する、しもやけもあるんですね。そして病院で治療のメリット、もちろんありますよ。
病院で受ける治療♪メリットはアリ?
皮膚科の病院は少ないし、どこに行っても混んでいますよね。でも時間を使っても、しもやけの治療を病院で受けるメリットあります。
◆病院治療のメリットは?
・しもやけに適した薬を処方してくれる。
・保険が適用される。
・他の疾患が見つかる場合がある。
皮膚科ではしもやけを「凍瘡」と呼びます。公式疾患名ですね。しもやけの原因の1つは血流の悪化です。血流を良くしてしもやけのできやすい、手足の指や耳たぶの冷えを改善する必要があります。
血行を良くする効能を持つ軟膏が処方されます。併せて飲み薬で血行を促すとより効果がUP。続ける必要がある薬なので、保険の適用は助かります。
しもやけにもお財布にも優しい治療が期待できますね。
自己判断でしもやけと思っていたら、別の疾患の場合もあり得ます。末端の血行悪化によって起こるレイノー病・体温低下による血管炎などは改めて内科や血管外科の診察が必要になります。
しもやけで受診をすると化膿止めやステロイド外用薬を処方されるケースが多く見られます。その薬必要? と思いがちですが、しもやけと2つの薬の関係を確認しておきましょう。
化膿止めやステロイドはホントに必要?
しもやけで病院に行くと化膿止めやステロイド成分の外用薬を処方されたけれど…しもやけなに関係無いのでは? の疑問を解決するために、まず働きを知っておきましょう。
皮膚の傷口から細菌が入って赤く腫れあがるコトを防ぐ。
◆ステロイド外用薬の働きは?
皮膚に起こった炎症・かゆみ・腫れを鎮める働きを持つ軟膏。
皮膚に起こるトラブルの原因には虫刺され・あせも・かぶれなどがあります。しもやけも皮膚トラブルの1つですね。そしてしもやけの症状には2つのパターンがあります。
-
◆代表的なしもやけの2つの症状
- 樽柿(たるがき)型
- 多形滲出性紅班(たけいしんしゅつせいこうはん)型
・子供に多く出る症状。
・乳幼児なら、小さな手もしくは足全体が腫れる。
・耳たぶにできることもある。
・色は濃い目の赤紫。
症状が進むと水ぶくれができ、つぶれてしまうと化膿の心配があります。
・大人女子に多く出る症状。
・手足の指に発疹のように広がる。
・腫れは少ない。
・色は赤。
比較的かゆみが強いので、掻き壊しには注意が必要。
化膿止めやステロイドはしもやけを治すための薬ではありません。でも、今出ている皮膚の症状を抑える必要があります。腫れやかゆみのトラブル解消のために処方されるのですね。
ステロイド剤は今の症状で選びます!
副作用の心配が大きいステロイド剤。でもステロイドを知れば頼れる薬になってくれます。
ステロイド剤のレベルは「最強~弱い」まで5段階に分けられています。処方されたレベルを確認して、指示通り使えばステロイド剤はしもやけの強い味方です。
以前の皮膚トラブルに使ったステロイド剤を使うのはおススメしません。ステロイド剤はその都度症状に合わせて選ぶ必要があります。
ステロイドを選ぶ時の判断材料はまず「年齢と症状」
↓
対応レベルのステロイド剤を選ぶ。
↓
ステロイド剤の形状を選ぶ。
軟膏・クリーム・ローションで皮膚への浸透率も変化。
↓
指示された使用期間を守る。
自己判断の使用では効果が得られない、もしくは副作用も心配です。用法用量を守ることで、しもやけの治療をサポートしてくれる、薬になります。
皮膚科でしもやけが発覚したママ友はステロイド剤は処方されなかったと言っていました。ビタミンEの飲み薬と血行促進のクリームをもらって帰ってきたそうです。
通院時間や待ち時間でしもやけの病院治療を迷っていませんか? しもやけは症状が重くなると日常生活にも支障がでます。
病院のしもやけ治療は、冬を乗り切るあなたのための薬を処方してくれますよ。ぜひ利用して下さいね。
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