草花だけど花ナスって名乗ってる? イベントを盛り立てる別名はナニなの??

草花で花ナス。なんだかややこしいワードが並んでしまいました。草花といえば花壇などで育つイメージですが花のあとにはナスとつくのです。いつものナスとは違うのでしょうか。

もちろん野菜のナスにも花が咲きます。パープル系の花が将来の実りを予感させます。けれど今回はそのナスの前に花という言葉がつきます。そして野菜ではなく草花。

食べるためのナスの世界はまた別の一面を持っているようです。違う形の実りに目が点になります。

隠していたわけではありません。実はワールドワイドな存在です。この呼び名は地域限定? 花ナスは草花の図鑑に載っています。ちょっと不思議な植物を調べてみました。

スポンサード リンク

草花の花ナスってなに? どの仲間にはいるの??

草花の花ナス。ナスとあるけれど花がつくナス。スーパーでは野菜コーナーではなく生花コーナーに並ぶナスはホントにあるのでしょうか。

寄せ植えは取り合わせのセンスが大事♪ 参考になります

まずは花ナスのプロフィールをご紹介します。

    ◆花ナス

  • ナス科ナス属
  • 南米原産
  • 常緑低木

花とつきますが花ナスはナスの仲間です。そしてナス科1つのグループを作っています。ここにはジャガイモやトマトも属している一大グループです。

花ナスの原産地は南アメリカ。気温が高い環境を好みます。

生育条件の環境に合っている地域では木に判定されます。しかも常緑の仲間というのはナスとは思えないパワーを感じるでしょう。

気温がやや低い環境では冬が越せない場合があるので日本では一年草として生育しています。

ナスグループに属する花ナス、でもグループを知っただけではホントの魅力はまだ語り切れません。この後は手にしたくなる花ナスのお話をご紹介しましょう。

スポンサードリンク

名前がたくさん? ホントに同じものなの??

ナスの仲間に入っているけれど実ではなく花が認識される花ナス。実は花ナスと呼ぶ以外にたくさんの別の名前を持っています。まずはその名前を挙げます。

・ソラナム
・ソラナムパンプキン
パンプキンツリー
・赤ナス
・飾りナス

ソラナムは「Solanum」でナスのグループの名前です。ざっくりとまとめて花図鑑ではこの名前で載っているのを目にしました。

実が熟すとスジが入ってかぼちゃのようにも見えるのでパンプキンを使った名前で花屋さんの店頭に並ぶこともあります。

かぼちゃはウリ科なのになぜか似てしまうのが不思議ですがシンプルに訳した「かぼちゃの木」は季節のイベントにも使えます。

本来のナスに対してのリスペクトも忘れていません。いつもの紫ではないナスをシンプルに色で呼びます。

あくまでトマトではないことを示しているようにも感じられる別名もあります。たくさん呼び名があるので花屋さんの店頭で迷ってしまう場合もあるかもしれません。

パンプキンやナスと野菜名がプラスされる場合が多いのを覚えておきましょう。

意外とデリケート? どうやって手に入れるの??

花ナスと庶民派のイメージで呼ばれる草花、原産国は気温が高めの地域なので寒さには弱いという性質を持っているので、苗から育てるときは注意が必要なようです。

開花が始まるのは夏なのでやはりナスの仲間であることを実感させます。その後、緑色の実がつき色づきが始まるのは9月辺りから。

切り花が出回る量が1番増えるのは9月の終わりから10月頃です。名前やビジュアルからも秋の一大イベントハロウィンのアレンジにはぴったりの花材。

花ナスが一挙に注目を浴びる季節、ナスでありながらマストアイテムのカボチャに見立ててその役目を果たしています。

このフォルムで同じカテゴリー? 黄色いきつね顔の実の正体は?? フォックスフェイスのお話はこちらをチェック

参考までに植物のグループから花ナスという名前も広く知られていますが最近は秋の花材で出回っています。

切り花を探す場合は「ソラナムパンプキン」で調べてみてください。

丹精込めて栽培されたオレンジや赤の実がお行儀よく並んだ愛らしい切り花に出会えるでしょう。

秋の実りを可視化? それだけじゃもったいない??

ナスの仲間で同じグループにはトマトやジャガイモに唐辛子も属しています。成長途中の茎や花はナスを想像させる紫色も見られます。

熟した実はマッチョなミニトマト、そして切り花として流通する名前はソラナムパンプキン。

ここまで野菜の名前が度々出てくると気になるのは花ナスの実が食べられるかどうかですね。それに対しての回答はコレです。

花ナスは食べられません。観賞用の植物です。

たとえソラナムパンプキンと名前が変わっても口にすることは禁止なので気を付けてください。

切り花は茎が傷まないようにつかる分量は少なめにすれば1か月近く日持ちします。実をドライにしたい場合は吊るすのがポイント。

イベントが終わっても赤い色は実りの季節になったのを教えてくれるでしょう。

草花の仲間でしかもナスの仲間の花ナスは気が付けば人気の秋の花材の1つになっていました。キレイな実の姿が出回るのはイベントに合わせて思ったより短期です。

逃さないためにも早めの準備でイベントと季節の移り変わりを盛り上げてくださいね。

スポンサード リンク



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

このページの先頭へ