夕顔は野菜の仲間なの? 儚い花の先にある緑と茶色にリスペクトを!?

夕顔。名前の通り朝顔に対して夏の夕方に咲く花です。朝陽の中で咲いた花の数を数える早起な朝顔と比較して、どちらかといえば影のあるイメージがつきまといます。

もう1つ夕顔に関してイメージするのはかんぴょうです。巻きずしには欠かせない具材、個人的にはシンプルなかんぴょう巻きが好きです。あわせて太巻きにかんぴょうがないと巻きずしは締まりません。

花だけの朝顔に対して明るいイメージがない夕顔は食材にもなる貴重な植物でもあるようです。

花だけではありません。そして使い道は1つだけではないようです。場合によってカテゴリーは野菜にもなる夕顔。季節を彩る1品は意外なレア食材なの? 調べてみました。

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夕顔は野菜にグループ分け? 同じ仲間じゃないの??

夕顔はグループ分けをすれば野菜になるのでしょうか。干して食材になることから判断すると野菜の仲間といえそうです。干して使う野菜、他には大根などがあります。

レシピは色々あります♪ 夕顔でレパートリーが増やせますね

夕顔は野菜ならどのグループなのかまずは夕顔のプロフィールを確認したいと思います。

    ◆夕顔

  • ウリ科ユウガオ属
  • 開花時期は6月~7月
  • 収穫時期は7月~9月

夕顔はきゅうりやかぼちゃと同じグループに属している植物です。花が咲くのは初夏から夏にかけて。

夕方開花して1晩でしぼむので夕顔と呼ばれたようです。

夏の初めの夕暮れに咲く白い花は観るために栽培されることもあります。花が終わると実が大きくなります。

参考までに比較される朝顔はサツマイモの仲間。食べるためのお芋と観賞の花が同じとはちょっと驚きです。

話をもとに戻しましょう。ウリの仲間の夕顔、野菜であるのは間違いありません。この後はより詳細な「夕顔→野菜」に迫りたいと思います。

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フレッシュなタイプもあるの? 乾燥してないの??

ほのかな暗さの中で広がる白い花、夕顔はたおやかで儚げに咲く様子が魅力の植物です。カテゴライズすればウリ科に属する夕顔は野菜系の事典に掲載があります。

サツマイモの仲間である朝顔は季節の花の図鑑に載っていますが、野菜系の事典には載っていません。

こんなことからも夕顔は野菜として扱われるケースがあるのがわかりました。そして夕顔と聞くとかんぴょうの原料と思いがちですがこのような夕顔もあります。

フレッシュな実を食べるために栽培する夕顔は「長夕顔」と呼ばれます。

長さは30cm・直径は10cmサイズの夕顔の実は薄緑のへちま、もしくは細くなった冬瓜をイメージしてください。

食べ方は1度ゆでたあと、そぼろのあんかけや油揚げと煮付けるなどこちらはほぼ冬瓜レシピを踏襲。

クセやボリュームには欠けますが味付け次第でヒスイ色の実のさわやかさも味わえます。

いつものものは種類が違うの? ひと工夫で続くの??

ウリ科の野菜は苦みが特徴のゴーヤにラタトゥユの主役のズッキーニなどそのレシピには欠かせないものばかりです。

同じようなフォルムの縦長の夕顔はメジャーではありませんが地域によっては夏の野菜として根付いています。そして夕顔といえばイコールで結びつく食材があります。

それはかんぴょうですね。かんぴょうに使われる夕顔はこう呼ばれます。

コロンとした姿から名づけられた名前は「丸夕顔

そのままといえばそれまでですが、シンプルで分かりやすくしかも長夕顔との区別もされています。

名前が似ているけれどこちらの目的は観賞です♪ そして気になる朝顔の花言葉はこちらで

丸夕顔も長夕顔と同じような食べ方が可能です。生産量はかんぴょうの名産地でもある栃木県がほぼ占めています。

イメージ通りかんぴょうの原料として使われるケースがほとんどなのでスーパーなどには出回らないようです。

クルクルとりんごの皮のように薄くむいた夕顔を真夏の太陽に干せば2日ほどで夕顔がかんぴょうになります。

かんぴょうの巻きずしは地味なイメージがありますが歴史ある乾物を使っている和を代表するレシピ、優しい甘さを味わいましょう。

同じ仲間がまだいるの? オブジェやアートに??

ウリ科のユウガオ属、食材になる2つの植物をご紹介しました。そして同じグループに属する植物はまだあります。なかでも有名なのはひょうたん(瓢箪)です。

ただしひょうたんは消化器に支障が出る成分(ククルビタシン)を含んでいるので絶対にたべないでください。

ひょうたんはオブジェやアートとして生活に取り入れましょう。夕顔と同じ仲間なので日が暮れる頃に白い花を咲かせます。

やがて実るひょうたんのフォルムと夕暮れに咲く花のギャップを楽しむことができそうです。

花を咲かせることに特化した朝顔とは違い夕顔は様々な形で暮らしに溶け込んでいます。高温の気候の国から渡来した時期は不明という歴史の長さも誇りになっています。

野菜の夕顔と保存食の夕顔はそれぞれに味わいたいメリットを持っていました。季節のメニューに取り入れたいですね。

そして地味で茶色いからと避けてしまうのはもったいないかんぴょうは、締めのメニューのメンバーに忘れずオーダーすることをオススメします。丸いフォルムの癒しは味に込められています。。

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