落花生の分類は野菜なの? 可憐な実りはやっぱり食べすぎには注意??

落花生。もちろん誰もが知っている食べ物の名前ですね。少しレトロなイメージもある呼び方です。普段はどちらかというと英語でもあるピーナッツと呼ぶ機会が多いでしょう。

バタピーや柿ピーなど略称の元祖ともいえる食材ですが食べすぎには注意などという話を耳にしたりもします。ついついパクパクやポリポリのマジックに陥りやすい存在です。

成分やフォルムからナッツ類に分類されると思っています。確かに栄養成分データでのカテゴリーはアーモンドやくるみと同じグループです。

基本的な情報から再確認するとこれまでの認識が変わるかもしれません。ホントの分類は野菜なの? 落花生。そういえばピーナッツがなっている木って見ていないよね。調べてみました。

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落花生を分類すると野菜になるの? カテゴリーはナニ??

落花生を分類すると野菜になるのでしょうか。落花生を英語にすると「peanut」そうピーナッツです。ナッツがつくので木の実の仲間と予想できます。

家庭農園でも収穫可能! 落花生の栽培方法です♪

落花生の分類の前に植物的に落花生をみてみたいと思います。

    ◆落花生

  • マメ科ラッカセイ属
  • アンデス原産
  • 畑の土の中で実を作る

マメ科にはえんどう豆やいんげん豆などたくさんの食べられる豆が属しています。メジャーな豆の大豆もその一員です。

アンデス原産の野菜にはトマトやカボチャにとうもろこしなど人気の野菜が多数ありますが落花生もその1つ。

マメ科はツルや枝にサヤが目視できるものがほとんどですが落花生は土の中で見えないけれど豆が育つという不思議な実り方をします。名前の由来にもなっているのです。

マメ科でアンデス原産の一年草の落花生、野菜なのかどうなのかの答えに迫りたいと思います。

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野菜なの種実なの? もしかして果実なの??

落花生はナッツがつく呼び方はあるけれどマメ科の植物しかも、木ではなく草で育つ草本(そうほん)です。野菜に分類されてもおかしくはない条件を持っています。

落花生が野菜に分類されるのかに対しての答えはコレです。

落花生は野菜に分類されます。

そしていんげん豆や枝豆と同じく野菜の中でも果菜類です。実や種を食べる野菜や果物が果菜です。

落花生は土の中で育った実を収穫して食べています。

けれど最初にも載せたようにあるカテゴリーでは落花生は野菜として分類されません。それは栄養成分の分類です。

含んでいる成分のおかげで落花生はナッツ類とおなじ「種実類」の仲間になるようです。この後はそれがよくわかるように落花生の栄養を数値で見てみましょう。

見えないけれど持っている? そんなにあるの??

野菜といわれる場面もある落花生。スーパーなどの売り場ではナッツというよりお菓子コーナーにあることも多い落花生。

野菜ではなくナッツ・種実類にカテゴライズされる理由を数値で確認してみます。

比較対象に「アーモンド・くるみ・大豆」を選びました。

★★★ 落花生
いり/100g
アーモンド
いり/100g
くるみ
いり/100g
大豆
いり/100g
カロリー 613kcal 608kcal 713kcal 429kcal
脂質 49.6g 54.1g 68.8g 21.6g
カルシウム 50mg 260mg 85mg 160mg
食物繊維 11.4g 11.0g 7.5g 19.4g

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

落花生1粒は0.6g~1g、アーモンド1粒は約1.2g、くるみ1粒は3~4g、大豆1粒は0.4gを参考にしてください。

ナッツ代表のくるみは漢字で胡桃! そして花言葉も持っています♪ 噛みしめて受け取りたいワードはこちらで

カロリーだけを見るとドキッとしますが一気に100粒を食べてしまった時の数値なので食べ過ぎなければナッツ類は想像していたよりはカロリーは低めです。

次に脂質の数値を見てみましょう。

落花生の脂質の含有量も他のナッツ類に劣りません。

大豆からも油脂をとることができますが含有量は落花生の半分以下です。

脂質の含有量から判断すると落花生もナッツ・種実類であるのはまちがいないでしょう。

脂質が多いと腹持ちが良いというメリットがあります。あわせてミネラル成分のカルシウムも含んでいて食物繊維もとれる落花生はヘルシーなナッツともいえるのです。

花が咲く季節があるの? 旬もあるの??

で育つ落花生、最後は野菜らしい落花生の情報をご紹介します。

落花生は4月から5月にかけて種をまきます。

種はフツーに食べる落花生なのですが農家さんは収穫時の落花生を栽培用の種として保管をしていらっしゃいます。6月~7月ごろに落花生は黄色い花を咲かせます。

花が落ちた後に子房柄(しぼうへい)が地中に伸びて実ができるのですがこれが落花生、英語でピーナッツなのです。

落花生の収穫は8月の終わりから始まりピークは9月から10月。この時期は新豆をゆでて食べたい人におススメです。

ゆで落花生はサラダや和え物の具材になってくれるので野菜感覚で食べられます。

乾燥させて加工をしたものが流通するのは10月以降11月ごろとなります。

ここで加工された落花生はおやつやおつまみになる場合が多いですがローストなどをした香ばしい落花生も新豆とも呼ばれるのです。

野菜からナッツの印象が強まる季節を迎えます。

ナッツ類は旬をあまり意識しませんが畑で育つ野菜の落花生は毎年を求めてネットもにぎわいます。

知名度も人気度も高い落花生は知っているようで知らない一面も色々持っていました。

加工方法によっては非常用に保存もできます。小腹を満たす以外の落花生の出番もあります。数値が証明しているメリットを活かしてぜひ取り入れてみてくださいね。

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