ボラの旬の時期はいつ? イメージを裏切る魚は地位が上がる?? 高級珍味情報も!!

ボラという魚の名前は時々耳にしますね。マグロやブリのようにグルメに関する話ではなく、たいていが少し困った状況を知らせるニュースだったりします。

時には獲りきれないほどに集まるボラですがそれを食べるという話は現地ではほぼありません。けれどボラにもピークの時期があって地域によって特色ある方法で食べているようです。

庶民的な存在と思っていると実は侮れない一面もあるグルメな食材といっても過言ではない魚です。

一面を埋め尽くすのはやはりナニか理由があるのでしょうか。それならばまず旬の時期から始めましょう。ボラを見る目に変化が起こることを期待してリサーチしました。

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ボラに旬はあるの? それならば時期はいつなの??

ボラのの時期はいつなのでしょうか。ボラは時々ニュースになりますが旬の情報はあまり聞こえてきません。ボラにはホントに旬があるのでしょうか。謎が多めのボラですが旬の時期に対しての答えはコレです。

カラスミには大き目サイズのボラが必要ですね

ボラの旬は10月~12月

秋から冬にかけてボラは旬を迎えます。特に気温が低くなる時期のボラは「寒ボラ」と呼ばれます。

旬がかぶるブリと同じようなネーミングからはボラの存在が尊いものに感じられるでしょう。

名前は知っているけれどその生態はよくわかっていないそれでも親近感があるボラ。次はそのプロフィールをご紹介します。

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見た目からは分からない? あのグループじゃないの??

秋が過ぎて寒くなる頃が旬のボラ。その見た目を一言で表すとフツーといっても言い過ぎではありません。頭から尾までコレといった特徴がないと思うのは個人の見解でしょうか。

ボラのプロフィールを確認してみたいと思います。

    ◆ボラ

  • ボラ目ボラ属ボラ
  • 温帯熱帯で生息
  • 約90cmまでに成長

魚類のカテゴリーの1つにスズキ目があります。サバやアジなど数えきれないくらいの魚たちがここにカテゴライズされます。見た目フツーのボラも同じグループと勝手に想像していました。

ボラはそれを裏切るオンリーワンの存在です。

世界中の海に広く生息するので各国で食べられるたんぱく源になっています。70ほどの種類があるようですが、日本で食べているのは主にマボラと呼ばれるものです。

水面を埋め尽くすほどに集まるので体長は10cm辺りと思っていましたがスクスク成長すると1m近くまで育つものもいます。

原則海で育つ魚ですが子供のころに群れを作って川を上る性質があります。その様子がニュースになるのですね。

川を泳ぐボラを獲りに行く話はあまり耳にしませんがあまり美味しそうに見えないからでしょうか。この後はボラがまだ隠していると思われる秘密に迫りたいと思います。

共通点はソレ? 獲りたいのには理由があります!

メジャーなカテゴリーとは違う仲間に属しているボラ。でもブリとは旬がほぼ同じ時期でした。そしてボラはもう1つブリとの共通点を持っています、それはコレ。

ボラは出世魚

出世魚といえばすぐにブリと答えが返ってくるでしょう。そしてボラの幼魚はハク(体長2~3cm)からボラ(約30cm)などを経て1m近くのトドと呼ばれるサイズまでに成長するのです。

出世魚のボラですがブリのように魚本体が持てはやされることはあまりありません。ボラといえばイメージする高級食材があります。それは卵巣を使って作るカラスミです。

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カラスミを作るために産卵期を狙ってボラを獲る地域もあります。時期は旬と同じ秋から冬です。

新鮮なボラはお刺身で食べることができますが、どちらかといえばカラスミが1番の目的になっているのは間違いないでしょう。

話題にはならないけれど栄養は? あっさり系??

食べるには適さないと思われがちなボラですが、キレイな海水を泳ぐものであれば食べないのはもったいないともいわれています。それでは栄養はどうなのでしょうか。

ボラと旬が同じのブリそしてカラスミの3つの比較を表にしてみました。

★★★ ボラ
生/100g
ブリ
生/100g
カラスミ
100g
カロリー 119kcal 222kcal 353kcal
タンパク質 19.2g 21.4g 40.4g
脂質 5.0g 17.6g 28.9g
カルシウム 17mg 5mg 9mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

ボラもブリも生で食べる場合の数値。お刺身は1切の重さは15g~20gです。カラスミは商品によって70g~200gと幅があります。薄くスライスすると1切れが約2.5gになるのを参考にしてください。

ボラとブリを比較するとボラの脂質の少なさが目立ちます。ボラは低カロリーでたんぱく質を摂取できる白身魚です。

でもカロリーを気にしているならボラはおススメの食材ですね。

手間暇をかけて完成するカラスミはたんぱく質以外にミネラル成分も含んでいます。表には載せたもの意外にリンや鉄が含まれています。

1度に100gを食べることはまずないと思いますがこれまでには思いもよらないたんぱく源となりそうです。

ただし参考までに国内でボラを使って製造したものは1腹1万円ほど。ご褒美や記念日に贈る価格になっています。

川面を埋め尽くすやっかいな存在でしかないと思われているボラ。メジャーなブリほどではありませんが出世をする魚の1つでした。

注目を浴びるのは魚よりも卵巣という不思議な一面も忘れてはいけませんが旬には寒ブリの隣に寒ボラが並んでいることもあるようです。新鮮なボラもぜひ手にしてみてくださいね。

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