あけびの栄養に効能が? 秋を意識したパープルの中には摂るべき成分が詰まってる??

あけび。この名前を耳にするとまず思い浮かべるのはカゴです。あけびの蔓(つる)を編んで作るカゴは自然からの贈り物。スーパーなどの買い物に使えば究極のエコバックといえるでしょう。

あけびは暮らしをサポートする植物。あけびの木を目にする機会が少ないのは残念ですが意外にもフツーにで育てることもできるようです。スペースがあるなら挑戦してみてください。

独特なビジュアルを持つあけびは飾るためにも使われます。価値のある日用品の材料になるだけではありません。

最終的にはこれが1番大事な役目です。実りの季節には収穫の喜びが待っています。そして効能は? あけびの栄養にはナニがあるのでしょうか。古代人も聞いていたメーッセージが響いてくるかも。

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あけびの栄養には効能があるの? まずは数値で!

あけびの栄養の効能。あけびの栄養に効能はあるのでしょうか。あけびは木になる実、フルーツの仲間です。そんなあけびの栄養はナニか期待できる効能があるのを調べてみましょう。

あけびの栄養の効能を知る前にあけびが持つ栄養成分を見てみたいと思います。比較相手に同じように木になるフルーツ、レモンを選びました。

パープルがキレイなあけびの食べ方♪参考にしてください

★★★ あけび
果肉/100g
レモン
果汁/100g
カロリー 89kcal 24kcal
カルシウム 11mg 7mg
リン 22mg 9mg
葉酸 30μg 19μg
ビタミンC 65mg 50mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

あけびは1個が200g前後、その中の果肉は約50gです。あけびの果肉を2つ食べても約90kcalですね。レモンは1個が約120g、絞ると40~50mlの果汁がとれます。レモン2個分の果汁を飲んだとしても24kcalです。

フルーツの果肉と果汁の比較は異種格闘技と捉えられてしまうかもしれません。それでもあけびとレモンを比べてみました。この後はあけびに含まれている栄養から効能を調べてみたいと思います。

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あけびは幅広い成分を持つ秋の実り!

山などに生える木で育つあけびの実。収穫の情報が度々発信されることは残念ながらあまりありないでしょう。それは栄養や成分に注目するポイントが無いからではありませんでした。

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秋の味覚としての存在はもちろんですが、含まれている栄養成分にも摂るべき価値があるようです。表にもあるようにあけびにはカルシウムが含まれています。

骨や歯を健やかに保つ働きをするミネラルです。

合わせてあけびにはリンも含まれていました。リンはカルシウムと同じく骨や歯を健やかに育てる働きを持っています。その他にエネルギーの生成をサポートする働きもあるのです。

あけびには欠かせない2つのミネラルが含まれています。

続く葉酸はほうれん草やブロッコリーに含まれているイメージがありますが、あけびにも葉酸が含まれていました。

葉酸は赤血球ができる時に必須の成分です。

葉酸は水溶性の性質があるので茹でる必要の無いあけびなら含有量を減らさずに摂取出来ますね。

表には載せませんでしたがカリウムも含んでいます。あけび果肉100gのカリウム含有量は95mg。同じ分量のバナナは360mgが含まれています。

汗と一緒に体外に排出されるカリウムですが秋になればそこまで多量に摂る必要は無くなるのでしょう。

このようなことからも秋の果物であることが判りますね。

ビタミンカラーじゃないけれどあの栄養も!

あけびの実の色は独特です。ぶどうの仲間ほど濃い色にはなりません。熟した実の外側は紫ですがニュアンスカラーとも呼べるパステルな紫です。

皮の色からイメージするとビタミンはあまり含まれていないと予想をしてしまいました。確かに表以外のβ-カロテンやビタミンDの含有量はほぼゼロ。

でもそれを覆すのがビタミンCの含有量でした。ビタミンCの代名詞にもなるレモンよりもビタミンCを多く含んでいます。

あけびは柑橘類ではなくてもビタミンCを豊富に含んでいるフルーツです。

ビタミンCと聞くと色々な効能を期待したくなりますね。

ビタミンCは体内でコラーゲンを作る時に使われる栄養素の1つ。

このことから肌を健やかに保つ働きを持っていることが分かります。他には抗酸化作用も期待できます。

秋から冬へと乾燥レベルが上がる時期は肌への栄養も多めに摂りたい季節。あけびはその時期を知っているかのように色づくのですね。

皮は食べられる? 似ている実は仲間なの??

ここまではあけびの果肉部分の栄養を確認しました。果肉を食べたあとに皮が残ります。

あけびのも食べることができます。

皮に含まれている主な成分はカリウム(100g中240mg)。ビタミンCの含有量は9mg。皮はアク抜きをしてから加熱をして食べるので栄養成分はあまり期待できないようです。

あけびの旬は9月~10月ですが少し遅れて旬を迎える木のみに「むべ」があります。あけびはアケビ科アケビ属に分類される落葉樹。むべはアケビ科ムベ属の常緑樹なので違う木です。

あけびは実が割れますがむべはカットすると種が多めのキウイのような断面が見られます。

果肉はもちろん皮も食べる、蔓はカゴなどの材料になるあけびはゴミを出さないエコな木です。鉢植えで育つ種類もあるのでお家の中で実りを手にすることもできるようです。

秋が来ていることに気が付かない時もあります。そのような時はあけびを思い出してください。高い空とあけびが変わる季節を教えてくれるでしょう。

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