白菜を夏に栽培する産地はどこ? 逆の季節にも食べたい野菜?? 外せない成分と食感が!?

白菜は冬を代表する野菜と思っていませんか。冬の野菜売り場には必ず白菜が並んでいます。鍋料理には白菜はマストアイテム。確かに白菜の無い鍋料理はどこか落ち着きません。

冬のお味噌汁の具にも白菜は活躍してくれますね。でも白菜は冬以外にも市場に出回っています。そして冬とは反対の季節、夏に白菜を栽培している地域があるようです。

旬では無い野菜は魅力に欠ける…などという心配は白菜には当てはまらないのでしょうか。

逆の季節だからこその魅力もあるのでしょう。気温が高いからこそ手をかけて育てています。産地はどこ? 夏の白菜にはどんな魅力があるのかを調べてみました。

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白菜の夏の産地♪どこで育っているの?

白菜のの産地。白菜を夏に栽培している産地は本当にあるのでしょうか。作っている場所があるのを知ると「夏でも白菜を食べたい!」という思いにも拍車がかかりそうですね。

白菜の夏の産地はこの地域です。

秋まで続くミニ白菜の収穫♪便利な機械にも注目!

「信州(長野)・北海道・北関東(群馬)・東北(青森)」は夏でも白菜を栽培しています。

産地は夏の気温が他より低めになる地域。白菜は年間を通して出荷されていますが、主に6月以降に出荷される白菜を「夏白菜」と呼ぶようです。

出荷量は冬場のピーク時と比較して半分ほどの量。夏白菜はむしろ貴重なレアキャラにもなっているのでしょう。この後は夏白菜のプロフィールに迫りたいと思います。

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夏白菜は冬の白菜と違いがあるの? 夏仕様なの??

低い気温の中で育つと葉の糖分が増える。ゴマ粒のような点々は大きな株に育った結果。白菜にまつわるトリビアは沢山あります。どれも冬野菜の白菜に関してのお話です。

それに対して夏の白菜は冬とは違うナニかがあるのでしょうか。霜が降りるような気温の中で育つ白菜。お昼間はそれなりに気温が上がる季節に収穫できる白菜。このような違いがあります。

高温多湿に対応できる品種の白菜を栽培している。

気温や湿度が高めの天候でも育つ白菜があります。季節に合う白菜を栽培することで夏にも白菜が食べられるようになりました。

夏一番と名付けられた白菜もあります。冬の白菜と比較すると小ぶり。冬の大き目の白菜は1500gほどありますが、夏の白菜は800g前後です。

外側の葉の緑が冬の白菜より濃くなるので、元気を感じさせるビジュアルです。出荷量も年々増えています。野菜コーナーで出会ったら白菜は夏にもピークがあることを思い出してくださいね。

そして参考までに価格の情報も。1/4カットの白菜が冬なら100円以下で買えますが、夏はその約2~3倍に価格が上昇。気候や種類で変動することもありますが気温と共に価格も上がってしまうようですね。

白菜には栄養があるの? 主張はしないタイプ??

冬とは逆の季節にも出回る白菜がありました。加熱するとカサが減る白菜は野菜をたくさん食べたい時にはピッタリの食材です。その白菜の栄養を数字で見てみたいと思います。

残念ながら夏白菜の数字はありません。白菜というくくりでの数字をご紹介します。比較対象にはやはり年間を通して出回るキャベツを選びました。

★★★ 白菜
ゆで/100g
キャベツ
ゆで/100g
カロリー 13kcal 20kcal
ビタミンC 10mg 17mg
カリウム 160mg 92mg
カルシウム 43mg 40mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

白菜は外した1枚の葉が約100g。キャベツは1番外側の葉1枚が約60gです。参考にしてください。

白菜はカロリーが低いのが特徴です。大き目の葉を1枚食べても13kcalは安心して食べられる数値。夏のヘルスケアにも役立ってくれますね。

ミネラルではカリウムがキャベツよりも多いのが目につきますね。夏はカリウムが汗と一緒に体外に出てしまうことがあります。これが夏バテの原因の1つにもなっています。

白菜は汗をかく季節に補給したいカリウムを摂ることができる野菜。

β-カロテンも含まれていますが数値は淡色野菜のレベル(100g中130μg)。低カロリーだけどミネラルもある白菜ですがこれだけでは栄養素が足りないようですね。

白菜を食べる時は緑黄色野菜を組み合わせることを意識することも重要です。

夏白菜に相応しいレシピはあるの??

夏に食べたい成分を含んでいる白菜。その夏の白菜に相応しいレシピはナニがあるのでしょうか。その前にまだある夏白菜の長所をご紹介します。

冬の白菜と比べて葉の表面がツルっとしている。

白菜の葉には細かい産毛(毛茸・もうじ)が生えています。これには野菜が外敵から身を守る役目がありますが、残念ながら歯ざわりに影響がでることもあります。

夏野菜はこの産毛ほとんどない品種なので生で食べてもイガイガを感じることがありません。

夏の白菜は加熱をしないサラダなどの生食でもサクサクと食べることができます。

根元の厚みのある部分はそぎ切りで薄くすると味も馴染みやすくなります。そして同じく夏に旬を迎える緑黄色野菜のオクラを足すと見た目も栄養もランクアップできますね。

ポジティブな緑と涼しげな白に育った高原の白菜。レタスやキュウリの繰り返しから脱出したい時におススメしたい夏野菜です。食卓に爽やかな風が通り過ぎるのが見えるかもしれません。

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