桜の寿命は長いの? 花好きのあなたに感じて欲しい! 木に宿る咲き続ける力を!!

の寿命と聞くとこの後にはネガティブな言葉が続くことが多いですね。もう間もなく終わってしまうようなイメージを受ける情報が度々流れたりもします。

桜の寿命はそれほどまでに差し迫った状況にあるのでしょうか。開花予報を待ち続け、花が咲けばその下で集う計画を立てる。やがて花が終わればもう桜のことは忘れてしまう。

桜はそこで終わっている訳ではありません。花が終わった桜はまた次の開花に向けて準備を始めているはずです。

未来を思わせる言葉でもう一度見直してみませんか。もしかしたらそれは木そのものが分かっているのかも。寿命はどうなの? 長いのでしょうか。 桜の木たち。変わらず目と心に幸せを届けてくれる花のために調べてみました。

スポンサード リンク

桜の寿命は長いの? 短命って噂なの??

桜の寿命は長い。これだけを耳にしても桜の寿命が長いということを信じることはできません。桜の寿命が長いのはホントなのでしょうか。桜の寿命は桜が教えてくれました。

名前に「神」がつく桜♪2000年の生命力を咲かせます

桜は寿命が長い種類があります。桜は短命の木ではありません。

植物的にはバラ科に属する落葉樹の桜。国内だけでも300種類以上の桜を見ることができます。大まかに分けると「自生」と「栽培」の2つの種類にカテゴライズ。

自生は元々その土地に生えて育った桜。ヤマザクラがこれに該当します。栽培は自生の桜が交配などをしてできた桜です。代表的な桜にソメイヨシノがあります。

そして2つの中で「自生」の桜は長寿の品種があります。

「エドヒガン」は2000年咲き続けている木がある。

自生の桜の1つであるエドヒガン。「神」の名前を冠された樹齢2000年の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)はエドヒガン。今なお山梨県で寿命を延ばし続けています。

スポンサードリンク

エドヒガン+オオシマザクラで生まれた桜の寿命は?

長寿で高さは約10mと見上げるほどにまで成長するエドヒガン。もう1つ、オオシマザクラは南関東で多く見られる自生の桜。この木の葉をは桜餅を包む時に使われたりもします。

主に関東地方で多く見られたエドヒガンとオオシマザクラを交配させてできた栽培品種がソメイヨシノです。今ではお花見といえばこのソメイヨシノを見に行く確率が高めですね。

桜の花の楽しみ方はまだまだあります♪お家でお花見をするなら花屋さんに行こう!?

近年このソメイヨシノの寿命が問題になっています。ソメイヨシノの寿命は「還暦」を過ぎるとフェイドアウトしていくのでは、と噂されています。

上野のソメイヨシノも目黒川のソメイヨシノもすでに植えられてから60年を過ぎています。それでも毎年見事な花を咲かせ、人々を魅了します。

桜の寿命を延ばす。中でもソメイヨシノの寿命を少しでも長くするためには対策が必要です。

ソメイヨシノを見守り隊♪いつまでもそこで生きていく!

道の真ん中に大きなソメイヨシノの木が植えられた歩道を時々通ります。ある日その木に「お知らせ」が取り付けてありました。

朽ちてしまう枝を落ちないようにロープで固定。地面を掘って肥料を与えた、と書いてあります。

フツーに歩く生活道路ですから枝の落下は非常に危険です。それを避けるために対策をしていたのです。

歩く人が多く1本だけポツンと歩道にある桜なので支障箇所の発見も早かったと想像できます。

人間なら体調のすぐれない場合は病院に行くなどの対策を取ることができます。でも当たり前ですが桜はそれができません。

異変があれば周りの人間が気が付くことが重要です。

早く大きくなる・花の量が多い・枝を伸ばすので映える並木になるなど、沢山の期待を背負って植えられたソメイヨシノ。期待通りに育ったソメイヨシノの下を大勢の人が行き来します。

コンクリートで固められた道では生命をつなぐための根も息苦しい思いをしているでしょう。

必ず注目を浴びる桜の木♪開花の日を決める標本木は責任重大? その秘密はこちらで

桜が咲いた時だけではなくそれ以外の長い時間も桜を見る必要があります。あえてグループを作らなくても独りで見守る人がいるだけで桜の危機を救うことができます。

桜を守りたい、ソメイヨシノを見守りたい、小さな願いは桜の寿命を延ばす延命剤になるはずです。

桜の寿命は長い! 愛でる気持ちが大事!?

最後はもう1つの寿命のお話です。待ちに待った開花宣言から満開へそして散り始めるまでの桜、特ソメイヨシノの寿命が気になりますね。

せっかくなら咲き誇った花を見たいのは誰もが同じです。ソメイヨシノは咲き始めから満開までは約1週間。

その後約5日経つと半分の花びらが散っていきます。そして咲き始めから約半月で花の姿は見えなくなります。

ただし春先の不安定な気候に左右されることがあるので法則はあくまで参考にしておいてください。

そして桜はソメイヨシノだけではありません。沖縄では1月にカンヒザクラが咲き始めます。2月に入るとカワヅザクラの開花の便りが聞こえてきます。

ソメイヨシノの前にもそして後にも桜は咲いています。シダレザクラを楽しみにしている地域もありますね。もう桜が終わったと思っていたら想定外の満開の八重桜に言葉を失ったこともあります。

木そのものと桜の花、2つの観点から「寿命は長い」といえるのです。人が思うより長いものであることは間違いないでしょう。気の遠くなるような日々を重ねた種類の桜も各地に現存しました。

守る気持ちがあれば寿命が心配されているソメイヨシノも応えてくれるはず。

違う種類が次々と咲く桜は、花が咲く木の中で唯一無二の存在。「桜」という大きな括りの中では、木の寿命が短いと思うのはもったいないですね。

1月の沖縄から5月に北海道で咲くチシマザクラまで桜の花は咲き続けます。様々な種類を愛でることも忘れないでください。

静かに生き続け、開花の喜びを意図せずつないでいる桜。花の下を笑顔で歩ける日を心待ちにしたいと思います。

スポンサード リンク



このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ

このページの先頭へ