ソメイヨシノとヤマザクラの違いは? それぞれが持つ歴史を知ってお花見に行こう!!

ソメイヨシノとヤマザクラ、言うまでもなくどちらも桜です。漢字なら染井吉野と山桜になりますね。咲いてしまえば同じだからそれぞれを特に意識する必要はないのかもしれません。

毎年毎年桜が咲くのを心待ちにしている人は大勢いるはず。桜が咲けばお花見を予定する人は日本人だけではありません。世界中から咲き誇った桜を人々が愛でるために集まってきます。

人々を惹きつける桜が少しでも長くその美しさを保つための知識や努力が必要というのはよく耳にするようになりました。

桜には沢山の種類があります。今見ている桜はその一握りです。そして基本を知ることは桜へのリスペクト。知っていますか? 違いを。ソメイヨシノとヤマザクラ。未来のための桜講座を始めましょう。

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ソメイヨシノとヤマザクラの違いは? ポイントはそこ?!

ソメイヨシノとヤマザクラの違いが分かりますか? 隣同士で咲いていても同じ桜と思えば見てはしゃいで終わりですか。でもソメイヨシノとヤマザクラ確かな違いがあります。

ソメイヨシノとヤマザクラの違いを表にしてみました。

ほぼヤマザクラの吉野山♪圧巻の風景です

★★★ ソメイヨシノ ヤマザクラ
品種 栽培品種 野生品種
咲き方 一斉に開花
花の後に葉が出る
赤い葉が先に出る
葉が出た後に開花
散り方 花の量が多いので花吹雪になる 儚げに散っていく
分布地域 北海道南部~九州 宮城県~九州

違いはこれだけ…と思うのは間違いです。表に載せた違いからソメイヨシノとヤマザクラの見方やお手入れも変わります。

品種の「栽培・野生」は反対語にもなるワード。それくらいソメイヨシノとヤマザクラは違うのです。

現在目にする桜の8割がソメイヨシノと聞けば「桜=ソメイヨシノ」になってしまうのは無理もありません。

どちらが先に咲くの? といった違いも知りたいですね。一般的にはソメイヨシノが早いと言われています。

でも私が見ているヤマザクラとソメイヨシノは開花の時期がほぼ同じに感じます。関東地方の同じ公園に生えている木です。

標高の高い地域のヤマザクラ、平地の日当たりの良い場所に育つソメイヨシノ。このような環境や生育条件も開花の時期を左右するのでは…と推察をしてみました。

この後はソメイヨシノ・ヤマザクラそれぞれの桜について、もう少し詳しく知っていきたいと思います。

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栽培品種は自然や人が作り育てた桜たち♪

ソメイヨシノは栽培品種にカテゴライズされます。江戸時代の終わりにエドヒガン(江戸彼岸)とオオシマザクラ(大島桜)の交雑で生まれた木を人の手で育てました。

栽培品種は人が手間をかけたということで園芸品種と呼ばれることもあります。最近では品種改良を重ねて強くよりキレイなソメイヨシノも生まれています。

ソメイヨシノの木肌は色は濃い褐色で横に筋が入っています。樹齢50年を過ぎている目黒川の木肌は黒褐色のコブも見られます。貫禄を感じる幹に感謝をしたくなりますね。

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つぼみが点けばつぼみの付け根にホヤホヤとした柔らかな毛が見られるのがソメイヨシノの特徴。背の高い木もあるので無理に見ることはしないでくださいね。

黙って見守ればソメイヨシノは咲いてくれます。葉が先に出るヤマザクラと違って花が付く数が多いのも特徴。花吹雪の密度が濃く見えるのがソメイヨシノですね。

本当の桜はコレだった? 神としての存在が??

野生品種とワイルドなグループに入るヤマザクラ。字が示す通り日本に自生をしている桜がそのまま育っている桜たちです。

ソメイヨシノを生み出すきっかけとなった、エドヒガンとオオシマザクラもヤマザクラの仲間、野生品種です。

エドヒガンと聞いてどこで見られるの? と思いますね。山梨県の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)はエドヒガンです。推定樹齢は2000年。神と呼ばれるのも納得の桜ですね。

ソメイヨシノと比較するとやや明るめの褐色、横線も規則性のある入り方。ヤマザクラの木肌は工芸品「樺細工」の原料になります。

秋田県の名産品ですが気温の低い土地でゆっくり育つ木の皮が美しい模様を作ります。

ソメイヨシノが全国制覇するまではヤマザクラでお花見をしていました。奈良県の吉野山に桜を植え始めたのは7世紀ごろ。今現在約3万本の桜はほぼヤマザクラです。

ヤマザクラは木々の間に咲く花もあれば吉野山のように全山が花で埋め尽くすこともできる桜。

自然の中で生き抜く強さで新品種を生み出してくれる頼りになるヤマザクラ。出会ったときは「これからもよろしく」と声をかけたいと思います。

地域のシンボルやランドマークであり続けるために♪

ソメイヨシノが全国区になったのは明治以降。種ではなく、接ぎ木(つぎき)で植えていくので「増える・育つ・咲く」の3つがサクサク進む桜として今の地位を築き上げました。

ソメイヨシノの寿命が60~80年説があるので栽培品種と聞くと少し弱い品種のイメージがあります。

でもシダレザクラ(枝垂桜)には突然変異で生まれた桜を人の手で育てたものもあります。違う種類の植物をつないで1本の木にする接ぎ木は室町時代辺りには行われていたようです。

伊豆の河津桜・信州の高遠小彼岸(タカトオコヒガン)も栽培品種。地名を冠した桜はその土地の象徴にもなっています。

咲き続けるための手入れをして大切に守られています。同じ栽培品種のソメイヨシノも咲き続けるためには手入れと見守りが絶対に必要。

歴史と共に樹齢を重ねる三春の滝桜もヤマザクラの仲間。エドヒガン系の紅枝垂桜(ベニシダレ)は唯一無二の存在です。こちらもこれからも咲き続けるためのお手入れを怠れば桜は途絶えてしまいます。

咲き続ける桜を支える裏方の人たちへの労いを忘れることなく、今年も桜を愛でに出かけたいと思います。

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