赤シソと青シソの違いは? 季節限定のシソってホント?? 効果は香りにも!?

赤シソと青シソはもちろん違います。その違いは色だけでは無いはずです。どうして2つのシソがあるのかもちょっと不思議ですね。どちらも「シソ」と名前が付いているのに…

赤をイメージする野菜はトマトやパプリカがありますが、赤シソは「葉」です。ということは赤い葉っぱが野菜売り場にいるのはとても稀有なことなのでしょうか。

青と付く野菜はまとめて「青菜」と呼ばれます。でもここには青シソは仲間に入っていませんね。

身近なようで実はよく分かっていない関係があるようです。季節によっては主役の位置が変わることもあります。違いは? 赤シソと青シソを知って貴重な旬を感じましょう。

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赤シソと青シソの違いは? 似て非なる間柄??

赤シソと青シソの違い。ビジュアルの違いだけではありません。赤シソと青シソの違いは野菜売り場の店頭もヒントになります。赤シソと青シソの違いを表にしてみました。

赤シソジュースの作り方♪参考にしてください!

★★★ 赤シソ 青シソ
旬の時期 6月~7月中旬
この時期限定
5月~8月
通年で購入可
濃い紫 深い緑
栄養成分 アントシアニン β-カロテン
用途 梅干し・ジュース 薬味・パスタ

違いは色の他にもありました。

赤シソを見ることができるのはとても限定的。期間限定のレアなシソともいえるのです。赤シソの旬の時期は梅仕事の季節とキレイにリンクします。

青シソに旬の時期はあっても今はハウスで栽培をしているので野菜売り場には途切れることなく並んでいますね。緑黄色野菜の青シソは生のままで香りを楽しむレシピに使います。

この後は季節限定販売のシソ、赤シソについてより深く調べていきたいと思います。

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赤と青に別れたのはどうして?

赤シソと青シソは同じシソ科シソ属に分類される植物です。でもどうしてこんなに違ってしまったのかはあまりはっきりと分かっていないようです。

シソを漢字で書くと「紫蘇」と紫の色名が付いています。このことから本来シソは「赤シソ」を指しました。

赤シソと青シソは近くに植えると混じって育つことがあります。こういった進化の過程を繰り返して青シソが生まれたようです。

青シソにも秘密があります♪もう1つの名前は大きな葉?

京都には赤シソを使った名産品「しば漬け」があります。これに使うシソは交雑をしていない原種の赤シソを使います。赤シソと青シソは近いようで距離がある関係なのかもしれません。

赤シソの効果は? えッよみがえり??

短い旬の赤シソは実はとても長い歴史を持っています。日本では奈良時代にはシソを栽培していました。これはもちろん赤シソです。

そして紫蘇には「蘇る(よみがえる)」という漢字が使われていますね。これは古代中国で食あたりを回復させた伝説から付けられました。

現代では急激な症状で赤シソを頼ることは無いかもしれませんが、赤シソはこんな成分を持っています。

  • 赤シソの効果ある成分
  • ・ロズマリン酸
    抗酸化作用。アレルギー症状を抑える効果も期待できる。

    ・ルテオリン
    肝臓でを分解する作用に働きかける。アレルギーによる炎症を抑える効果も期待できる。

どちらもポリフェノールの仲間です。近年アレルギー症状の緩和のために赤シソでジュースを作る方も多いですね。

赤シソは他には香りにも特徴があります。

  • 赤シソの香り成分
  • ・ペルリアルデヒド
    消化器系等に働きかけて食欲を促す働きがある。

夏の初めに旬を迎える赤シソは高温多湿に変わる季節で疲れた内臓をサポートしてくれます。

赤シソは漢方薬の原料にも使われています。テンションを上げたい時に使ったという説も残っています。

食べたものを消化して元気に動く効果があることを細かい成分分析をしなくても身体で感じることが出来たのですね。

赤シソの使い方と保存方法は?

赤シソに適したレシピはやはり青シソとは違います。それにはこんな理由もあります。

アクと苦みで生のままで食べるのには適さない。

やはり梅干しやジュースに使うことで赤シソの長所を活かすことが出来るのですね。旬が短くて分量を購入する必要がある赤シソ。大きな束を持ち帰るのは結構大変。

最近は産地で葉の部分だけを詰めた思いやりある赤シソも販売されているようです。保存をするときは野菜室に入れます。枝付きの赤シソなら10日前後保存が可能です。

独特の香り成分は葉の裏側の組織に含まれています。洗う時は表面をさっと水洗いする程度にしておくと香りを損なうことを防ぎます。

コンビニの季節限定品は必ずチェックするのに野菜売り場での季節限定品は見逃していませんか。梅仕事は手が出なくても赤シソ仕事なら挑戦できそうですね。

赤シソ1袋・200gを水1.5リットルで8分煮ます。赤シソを取り出してお砂糖200gを入れ溶かします。ザルなどでこしてレモン汁を50cc加えれば出来上がり。思ったより簡単です。

炭酸で割れば気分もスッキリできますね。取り出した赤シソは乾燥させて細かくすると自家製ゆかりにもなりますよ。

心も身体もリフレッシュできる赤シソで日本の夏を乗り切りましょう。

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