どじょうの旬♪東京ではいつ? バテる前に食べれば美肌にも効果があるってホント?!
どじょうを食べたことはありますか? 私は1度しか経験がありません。そして周りにもどじょうを体験したことがあるかを聞いてみると「食べたことが無い!」という返事が多数派でした。
でも時々テレビのグルメ番組や旅番組でどじょうを食べる光景を目にすることがあります。格式高いお座敷にズラリと並んだどじょうを使ったお鍋はインパクトがありますね。
歴史を感じる店構えから人類がどじょうを食べるようになったのは昨日や今日では無いことも分かります。
もしかしたらこちらのメニューに変更するのもアリかもしれません。栄養バランスにも注目です。東京でどじょうの旬はいつなの? 健康だけではなく美しさにも期待できる食材の真実は…。
どじょうの旬は東京ではいつ? 地域限定食なの??
どじょうの旬と聞いてまずはどじょうに旬があるのかが疑問です。でもどじょうには確かに旬があります。そして旬の後に東京という地名が付く理由も調べてみました。
江戸の頃より「どぜう」を提供♪予習してから行きましょう
どじょうの旬は初夏に入る6月から真夏の8月頃までです。
冬から春に向けて育ったどじょうが市場に最初に出回るのが5月辺り。その後旬を迎えて8月まで出荷が続きます。
5月~6月はどじょうの産卵の最盛期でもあるので子持ちどじょうを食べられるのはこの時期だけです。
どじょうを漢字で書くと「泥鰌」。この表記で俳句の季語にもなっています。カテゴリーは「夏」です。汗をかいて泥鰌レシピでエネルギー補給…ということが由来になっているようです。
そして日本中の川や田んぼに生息するどじょうですが、食べる地域は主に日本の東の地域。特に東京では「どぜう」をメインで提供する老舗が行列のできるお店として紹介されたりしますね。
1800年代の江戸のグルメガイドにもどじょうのレシピが出てきます。当時は江戸の郊外に水田も沢山ありました。身近な食材として存在していたのでしょうね。
どじょうの栄養は? 効果もあるの??
江戸時代には貴重なたんぱく質にもなっていたどじょう。先程も書きましたが季語が「夏」ということは厳しい季節を乗り切る食材として認知されていたようです。
当時の人は知る由もなかったどじょうが持つ栄養素と効果を調べてみます。比較する食材は夏のもう1つのエネルギー源うなぎを選びました。
★★★ | どじょう 水煮/100g |
うなぎ 白焼き/100g |
カロリー | 83kcal | 331kcal |
---|---|---|
脂質 | 1.2g | 25.8g | カルシウム | 1200mg | 25.8mg |
鉄 | 6.4mg | 1.0mg |
※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/
どじょうは10~12cmの中サイズが1匹10g。10匹食べれば約100gになります。うなぎは1人前が約100gになります。
まずはカロリーと脂質から確認しましょう。カロリーと脂質の数値はうなぎと比較するとかなり低めです。低カロリーな食材であることは間違いありません。
骨ごと食べるどじょうはカルシウムがたっぷり含まれています。1日のカルシウム摂取量の目安は成人女子なら650mgなのでどじょう5匹でもほぼカバーができそうです。
他には鉄分も多めなので貧血予防にもどじょうは効果が期待できそうですね。
表には載せませんでしたが、ビタミンDとビタミンB2もどじょうには含まれています。ビタミンDはカルシウムが吸収されるときに必要な脂溶性ビタミンです。
ビタミンB2は肌・髪の毛を健やかに保つことをサポートするビタミン。食べ物から毎日補給することが必要な水溶性ビタミンです。
どじょうは低カロリーであると同時に女子にマストな様々な栄養素を持っています。
家庭でどじょう料理は可能なの?
摂りたい栄養素満載のどじょう。でも普段の食卓に上ることはあまりないと思います。残念ながら私は魚屋さんの店頭でどじょうの姿を見たことはありません。
ネットで販売されているので入手がまったく不可能という訳では無いようなのですが…。もしどじょうが手に入った時は水に入れて冷蔵庫で保管してください。これで泥を吐かせることもできます。
でも活きの良さや泥を吐かせる手間を考えるとやはりプロが調理したどじょうを味わいたいと思いますね。
メニューにはたっぷりのネギやごぼうと甘辛く煮た鍋や卵でとじた柳川にかば焼きなんかもあります。お家ではできない味と雰囲気は老舗で堪能したいですね。
どじょうも選択肢に入れませんか?
初夏の栄養補給として注目を浴びてもイイはずのどじょう。でも夏に入った土用の丑にはうなぎじゃなきゃダメという方が多いですね。
絶滅危惧種として指定されたり乱獲など常にうなぎは崖っぷちの食材と見られています。
ではどじょうはどうでしょう? 現在どじょうは輸入に頼ることが多いようです。もちろん国内で国産どじょうを常に供給する養殖業者さんもいらっしゃいます。
栄養素から判断すれば夏バテ防止にどじょうはうなぎに負けていません。脂の少なさは疲れた消化器官に優しいという長所にもなるでしょう。
北陸地方の一部では土用の丑にどじょうのかば焼きを食べる習慣が実際にあるようです。
私自身敷居の高さにちょっと敬遠をしていたのは確かです。今年は美と健康のために老舗のどじょうに挑戦したいと思います。
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