にしんの焼き魚にはどのような栄養が? 季節を教えるメジャーな魚のメリットは??

にしん、もちろん魚の名前です。この魚の名前を目にするとイメージするものは数の子でしょう。にしんという魚そのものより体内にある卵に常に注目がいきます。

にしんがいなければ数の子も食べられないのは十分わかっていますね。それなので今回は数の子は一旦お休みにして卵を持っているにしんをテーマにしたいと思います。

知名度が高い魚だけれど人気の魚かと問われればそれは少し返事に詰まるのを想定するのです。

図鑑にも食べ方指南本にも載っています。意外にもページ数も多めです。それなので今回は焼き魚です。その栄養は? にしん、今日のレシピにするために調べてみました。

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にしんは焼き魚で食べると栄養は? ホントに食べられる??

にしんを焼き魚で食べた場合の栄養にはどのようなことがあるのでしょうか。にしんといえば焼き魚というよりどうしてもにしんの卵、数の子に目が行きます。

美味しいにしんの焼き方♪ 参考になります

にしんはホントに焼き魚で食べらるチャンスがあるのでしょうか。にしん、数の子をとるためだけの魚と思いがちです。にしんがどのような魚なのかを確認します。

    にしん

  • ニシン目ニシン科ニシン属ニシン種
  • 春告魚
  • 体長20~30cm

魚のプロフィールを色々見てきましたがここまで属しているグループがシンプルな魚は初めてといっても言い過ぎではありません。

にしんは他の魚と混じることなく単独のグループを形成しています。

ニシン科にはマイワシやオイル漬けにするサーディンが属しています。見た目が青光りするものが多いですね。

流通量が1番多いのは2月の早春なので春を知らせる魚「春告魚」の別名を授けられているのです。

4歳まで育つともう大人とみなされます。大きさはだいたいが30cmほどに育つようです。

数の子をとるだけではなくお刺身や塩焼きで食べるためのにしんも流通しています。お取り寄せも可能なのでぜひチェックしてみてください。

隠していた訳ではないのですが、魚卵だけではないにしんのプロフィールを知った後は栄養のお話に移りましょう。

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知名度は高いけれど? ローテーションには入らない??

色々な理由で名前は浸透しているにしん。けれど魚がそのまま食卓に上るケースは多くありません。けれどフツーの魚として食べるのもおススメです。

今回焼き魚の栄養がキーワードでしたが残念ながらにしんにの公的な数値がありませんでした。そのために生の数値を確認したいと思います。

名前はもちろん知っているけれどその真実は♪ トビウオを食べるならいつがいいの? こちらをチェック

比較相手には焼き魚の定番あじを選びました。他には加工をしてより美味しくなる、身欠きにしんと数の子の栄養も表に載せています。

★★★ にしん
生/100g
あじ
生/100g
身欠きにしん/100g 数の子・水戻し/100g
カロリー 196kcal 112kcal 224kcal 80kcal
たんぱく質 17.4g 19.7g 20.9g 15.0g
脂質 15.1g 4.5g 16.7g 3.0g
カルシウム 27mg 66mg 66mg 8mg
ビタミンD 22.0μg 8.9μg 50.0μg 17.0μg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

にしん1匹は約250g可食部は約130g、あじ1匹は約150g可食部は約70g。身欠きにしんは1枚90g、数の子1本は約10gを参考にしてください。

焼き魚の栄養の数値はありませんが焼くとこのようなメリットがあります。

加熱でたんぱく質は減りません。生で食べるより消化や吸収がスムーズになります。

他にはにしんもあじも生食はアニサキスが心配です。

60度の温度で1分以上加熱すればアニサキスは死滅するので中毒を防ぐことにつながります。

栄養については続けてこの後の章でお話をします。

見た目とは違うの? 頼りになるタイプ??

にしんは普段よく目にするあじと比較するとカロリーはやや高めです。脂質の量ですがにしんはかなり多めなのが分かります。

脂質は加熱で減りますが、脂が多い魚は過熱をしても身がパサつかないというメリットがあります。

にしんは白身魚にカテゴライズされますが、見た目よりもしっとりと食べられる魚だったのです。

カルシウムの含有量はあじより少なめですがビタミンDの含有量は多めなのが分かりました。

ビタミンDが多いといわれている銀鮭は100g中21.0μgなのでそん色はありません。

バランスよく摂りたい栄養成分が含まれているにしん、春を前にした変わり目の食卓に取り入れれば期待に応えてくれるでしょう。

加工された時の数値もチェック? 続いているのは理由が??

季節を先取りできる魚のにしん、焼き魚もおススメレシピですがにしんは加工をしたものも気になります。栄養の表にも載せましたが「身欠きにしん」は栄養成分も優れています。

三枚おろしにしたにしんを干して作る北の海からの自然の恵みです。

時間をかけて戻す必要がありますが、甘露煮でパックになったものならすぐに使えます。お家でもにしん蕎麦が食べられますね。

にしんの卵を使った数の子はいうまでもなくお節料理には欠かせない食材です。きんとんや伊達巻などは1人前のカロリーは100から170kcalですが数の子なら約40kcal。

たんぱく質が摂れる低カロリー食材といえます。

長期保存が効く身欠きにしんは遠く離れた京都の名物に使われました。数の子は縁起の良い食材として室町時代の古文書に記録が残っています。

漁獲量が減ったために近年は輸入品が多くなっているようです。けれど日本の食の歴史にはマストアイテムといえるにしん。

春告魚のプライドも忘れてはいけないでしょう。

安定しない揺らぐ季節に加工品も含めたにしんからのサポートを受け取るのをおススメします。

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