三温糖と甜菜糖の違いはナニ?? アースカラーの甘い世界を比べてみました!!

三温糖と甜菜(てんさい)糖。「糖」と付くので2つとも甘い味に関連するものです。ところで甘い味の反対のからい味を付ける塩。海で採れる塩や山で採れる塩など複数持ちもあり得ますね。

お砂糖はどうでしょう。こちらもレシピによって使い分けたりすることもあります。パントリーにストックがあってもポップに惹かれて購入したものもあるでしょう。

真っ白なものよりブラウン系の方が良いらしい。お砂糖についてこんなことを聞いてしまうと余計に他の種類が気になりますね。

どちらを選ぶのか、判断基準はあるのでしょうか。見た目は似ているけれど違いは? 三温糖と甜菜糖。「甘い」の感度を右肩上がりにするために調べてみました。

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三温糖と甜菜糖の違いは? そんな違いが??

三温糖と甜菜糖の違い。三温糖と甜菜糖が並んでいるととても良く似ているのでどのような違いがあるのか気になります。三温糖と甜菜糖の違い。その回答はコレ。

北の大地で育つお砂糖です♪

三温糖の原料は「サトウキビ」甜菜糖の原料は「テンサイ」

三温糖も甜菜糖も調味料「さしすせそ」の「さ」砂糖です。同じ砂糖ですが原料が全く違います。

サトウキビは沖縄など南に位置する地域で栽培されています。甜菜糖に使うテンサイを栽培しているのは北海道

原料が採れる地域が「南と北」という違いもありました。

この後は、三温糖・甜菜糖それぞれのプロフィールをご紹介します。

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三温糖の特徴は? 色はどうしてブラウン??

三温糖の原料はサトウキビ。三温糖以外の砂糖、グラニュー糖や角砂糖もサトウキビを使って製造しています。

砂糖といえば「白」を思い浮かべますが三温糖はブラウン。ミルク多めのカフェオレの色にも似ています。もしかして色を着けている? などと心配になったりもしますね。

甘さをくれる植物はまだまだあります。アガベをご存知ですか? 大地に生えている??

心配の内容を知るために三温糖の製造工程を確認してみましょう。

  • 三温糖はこうして作られます。
  • 収穫したサトウキビをカットし甘い汁を絞る

    絞った汁を煮詰め精製をすると「白砂糖」ができる

    白砂糖を作った後に甘い液体が残る

    この「糖液」を煮詰めて結晶化すると三温糖ができる

液体を三温糖にするために熱を加えることを数回行います。その工程で色も加わるのです。

白い砂糖にわざわざ色を着けている訳ではありません。製造の工程で自然にできる色なので安心して使えますね。

そして加熱したことで白砂糖とは違った風味も生まれます。

醤油と一緒に煮込む料理に使うとコクがある甘さが引き立ちます。

三温糖は和のレシピに似合うお砂糖ですね。

甜菜糖はダイコン? スイーツにも使えるの??

甜菜糖、上白糖やグラニュー糖と比べると少し馴染みのない砂糖かもしれません。サトウキビを使わない砂糖の甜菜糖。原料の甜菜からご紹介します。

    ◆甜菜とは?

  • ヒユ科の2年草
  • 別名はサトウダイコンやビート
  • 「根」を使って砂糖を作る

おかひじきやアマランサスも同じヒユ科です。別名にダイコンとありますがおでんに使う大根とはカテゴリーが違います。

その大根に見える根を使って砂糖を作ります。ちなみに生のままでかじってもすでに甘いそうです。

カットをした甜菜の根の部分から砂糖の素を取り出します。その後不純物を取り除いて砂糖になる甘い液の出来上がり。これを結晶化したものが甜菜糖です。

途中で色を着ける作業はありません。甜菜糖の色は甜菜を使った工程で自然に生まれた色です。

甜菜糖は他の砂糖と同じように使える砂糖。

北の大地で育った天然の伸びやかな甘みは煮物にもスイーツにも使えます。

私も甜菜糖を使っています。溶けやすいのでコーヒーや紅茶にも使用が可能。分量は他の砂糖と同じで大丈夫です。

別名のサトウダイコンと聞いて当初甘みは控えめと思ったりしました。でもしっとりとした確かな甘さがあるので入れすぎには注意してくださいね。

同じ砂糖の三温糖と甜菜糖の栄養に違いはあるの?

サトウキビを使った三温糖、甜菜を使った甜菜糖。同じ砂糖であることは分かりましたが、栄養成分に違いはあるのでしょうか。2つを比較をしてみましょう。

★★★ 三温糖100g 甜菜糖100g
カロリー 390kcal 357kcal
カリウム 13mg 27mg
カルシウム 6mg Tr
食物繊維 0g 8.3g

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。Trは「ごく微量を含む」を表します。https://fooddb.mext.go.jp/

三温糖・甜菜糖「大さじ1は約9g」です。カロリーは甜菜糖がやや低めですね。栄養成分は特に多く含まれているものはありません。

色が着いているお砂糖はミネラル成分があるという説があります。確認してみるとこちらも含有量が多いものは特にないようです。甜菜糖のカルシウムの「Tr」は微量なのでほとんど含まれていません。

甜菜の根を使う甜菜糖には食物繊維がありました。はちみつやメープルシロップにも食物繊維は含まれていないので甜菜糖の特徴といえますね。

栄養成分以外の情報として「GI値」があります。これに関しては三温糖は108・甜菜糖65です。

甜菜糖は吸収が穏やかな糖。摂取したときに急激に血糖値を上げにくいメリットがあります。

三温糖と甜菜糖は価格も違います。三温糖なら500gは180円辺り。甜菜糖は650gが450~500円ほど。

両方を使った経験がある私ですがGI値を知ってからは甜菜糖を選ぶことが多くなりました。そのお家で作るレシピによって選ぶ基準も変わって来るかと思います。

どちらも捨てがたい甘さを持っている三温糖と甜菜糖。甘いジャッジになってしまうかもしれませんがマイスタンダードを選び取ってくださいね。

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