赤米と黒米の栄養は? 古代の人たちは知っていた?? 食のベースになる存在を!!
赤米と黒米。お米は数え切れないほどのブランドがありますが、色でカテゴライズすることも可能です。色で区別するならまずは基本の白の白米。そして赤と黒のお米もありますね。
最近はこの2つの色のお米は特別なものではなく、すっかり定着しているでしょう。普段使いのスーパーのお米売り場にも置いてあります。我が家では毎回白米に黒米を混ぜて炊いています。
輝くように炊きあがった白米は魅力度満点の和食スタイル。でもそこに別のインパクトを与えるのが赤や黒のお米です。
メリットがたくさんあると噂されているけれどホントのところはどうなのでしょうか。栄養はあるの? 赤米と黒米に。数字で可視化してみました。プラスされるのは色だけじゃないの?
赤米と黒米の栄養は? 白米と比べてどうなの??
赤米と黒米の栄養。赤米と黒米には栄養があるといわれていますがやはり根拠になるものが欲しいですね。赤米と黒米の栄養を表にしてみました。白米との比較も要チェックです。
黒米を使って名画を描きます♪
★★★ | 赤米 炊飯/100g |
黒米 炊飯/100g |
白米 炊飯/100g |
カロリー | 160kcal | 155kcal | 168kcal |
---|---|---|---|
たんぱく質 | 3.8g | 3.6g | 2.5g | カルシウム | 5mg | 7mg | 3mg |
マグネシウム | 55mg | 55mg | 7mg |
※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/
赤米・黒米・白米、3つとも炊飯をして食べられる状態100g(水稲めし)の数字です。炊いたお米100gは「コンビニで販売されるフツーのおにぎり1個」を目安にしてください。
表だけを見ると赤米も黒米白米よりも栄養成分を多く含んでいるようにみえます。でもこれは100gを食べた時の数値。
赤米は黒米を食べる時は、白米1合に大さじ1~2を加えることがほとんど。赤米・黒米だけを100g食べる機会はほとんどありません。
それでも白米だけではなく赤米と黒米をプラスして食べる理由をもう少し掘り下げたいと思います。
赤米の魅力は色にある? 歴史はココから??
白米より栄養成分は多いけれど、それだけで食べるのはチョット難点がある赤米。でも食べる理由が赤米にはあるようです。赤米のアピールポイント挙げてみましょう。
- 赤米はこんな長所が
・ポリフェノールを含んでいる
・粘りが少ないサラッとした食感
・条件が悪くても収穫ができる
お米そのものが赤い赤米。周りの皮も赤いのでその部分が残るように精米をします。赤い色にはポリフェノールです。炭水化物の穀類ですが抗酸化作用のある成分が含まれています。
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お米の食感を左右するのは粘り成分が多いか少ないかです。赤米は粘りの成分が少なめのお米。サラリとした炊きあがりのパエリヤなどに使えます。
稲作の始まりはこの赤米を栽培することから始まったといわれています。気候や地域に合わせて改良をしなくても収穫可能なお米です。
農薬を減らしても育つパワーを持っています。
黒米の魅力は歯ざわり? アートにも貢献??
黒米は基本白米と合わせて炊飯して食べます。我が家でも2合のお米に黒米大さじ1弱を混ぜて食べています。続けて食べて分かったアピールポイントをご紹介します。
- 黒米にはこんな長所が
・モチっとした噛み心地
・優しい整腸作用
黒米のパッケージには「もち黒米」と記載があります。黒米にはもち米に似た食感があるのです。これが意外とクセになります。
100gの食物繊維の量は白米の約2倍を含んでいます。実際に食べる時はそれよりは減りますが腸には優しい分量のようです。食べ続けると「整う」状態も続きます。
もう1つは食べることでは無いアピールポイントです。田んぼを使って見事に描かれた絵画をニュースで見かけることがあります。これは白米と黒米を使って制作。
黒米は田んぼアートで皆を楽しませるお米なのですね。
歴史を超えて食べる意味と価値がある?
赤米も黒米も数値からは栄養成分を持っていることが分かりました。でもどちらも1度にお茶碗一杯の分量を食べる訳ではありません。最後は赤米と黒米が再び注目された理由をもう少し探ってみます。
赤米と黒米はイネ科の植物。食料として栽培されていましたが味の点から白米の栽培が広まりました。でも赤米には西暦と同じ位の栽培の歴史があります。黒米は原産国では薬の原料にもなっています。
こういった史実も赤米と黒米を食べる理由の1つになっているのでしょう。
そして炭水化物ですがミネラル成分のマグネシウムを多く含んでいました。マグネシウムは骨を作る時に欠かせない成分。合わせて筋肉の機能維持にも働きかけます。
生命の基本を維持するために必要なミネラルを含んでいるのです。
古代の人々は無意識のうちに赤米と黒米が持つ力を実感していたと想像できます。
マグネシウムは大豆製品や小魚に多く含まれています。洋食よりもお米が主食になる和食の方がマグネシウムをより多く摂取することができるのです。
改めて、手軽なパワーライスの赤米と黒米を白米にプラスすることをおススメします。古代から続く歴史の恩恵をぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。
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