たんぽぽの花言葉の由来は? 恋するあなたに贈りたい泣けるストーリーが?!

たんぽぽは野に咲く花の代名詞にもなる花。庶民派のたんぽぽはお花屋さんで見かけることはまずありません。土手などの土のある所でたんぽぽに出会うことができます。

たんぽぽと聞けば黄色い花からやがて白いふんわりとした綿毛の球形を作るのが特徴です。綿毛に思い切り息を吹きかけて種を飛ばすと自分も空を飛んでいるような気分になれますね。

そんなたんぽぽにも花言葉があります。見た目通りの言葉を授けられているのか知りたくなります。

庶民に優しく自然のままに生きている姿からイメージしたのでしょうか。花言葉の由来は? たんぽぽだからこその理由があるようです。世界中で愛される花の真実を調べました。

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たんぽぽの花言葉の由来は? 見た目からのインスパイアが??

たんぽぽの花言葉には由来があるようです。たんぽぽは成長すると違う姿を見せます。たんぽぽの花言葉の由来にはそれも関係するのでしょうか…

飛ばないという選択肢もある綿毛♪

基本となるたんぽぽの花言葉は「忠誠の心」「真心の愛」

とても良い言葉が並びました。「忠誠」は相手を敬い損得なしで尽くす気持ちを意味します。そこから結びついたのが「真心」という言葉。心のこもった愛を感じることができますね。

たんぽぽの花言葉はまずこの2つが基礎となりました。そしてたんぽぽの特徴でもある「綿毛」。花が終わるとたんぽぽは見た目がガラッと変わります。

この変化に注目した花言葉が実は2つあって今はこの花言葉が主流になっています。この後はその2つの花言葉誕生ストーリーをご紹介します。

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綿毛を使ってしたことは? 抜いて数えたの??

欧州地域ではたんぽぽの綿毛を使った占いがあります。たんぽぽの花の花言葉というより「綿毛の花言葉」と言った方がイイのかもしれませんね。

黄色いナチュラルな花のたんぽぽ。花よりも綿毛の方がインパクトが強いようですね。確かにフウーっと息をかければ空を飛ぶ姿は何かを託したくなる気持ちも理解できます。

  • 綿毛を使った占いには2つのパターンがあります。
  • 1.「好き・嫌い」と綿毛を1本ずつ抜きながら繰り返し、最後の1本がどちらになるかで相手の気持ちを占う。

    2.綿毛に息を吹きかけて1度に全部飛ばすことができれば「十分に愛されている」少し残ったら「あまり愛されていない」かなり残った時は「あなたに対してほぼ無関心」という恋占い。

2パターンどちらも「恋占い」であることに胸がキュンとしますね。そしてこの占いを基にした花言葉が生まれました。

「愛のお告げ」「素朴な神託」という花言葉があります。

綿毛に託した占いが神様からのアドバイスのように感じたのでしょう。

気ままな自然が相手の占いですからここから派生した花言葉に「おもわせぶり」もあります。

いずれにしても占いの対象は「恋」。運命を託されたこととは関係なく綿毛は風に乗って自由に空を飛んだのでしょうね。

優柔不断で優しすぎた風が作った花言葉??

綿毛の花言葉のきっかけになったもう1つのストーリー。分類するなら「泣きたい時に読む本」にカテゴライズされます。

泣ける話の登場人物は「風と少女」これだけでも泣けちゃいますね…。ストーリーは優しすぎる風の恋から始まります。

南から吹く温かな「南風」は、遥か向こうに立っている黄金の色の髪を持つ少女の姿に気が付きます。あまりの輝きに一瞬で恋に落ちました。

遠くから見ているだけで心満たされた南風。でもある日気が付くと黄金色の髪がに変わっていることに気が付きました。

愕然とした南風が思わずついてしまったのがため息。南風のため息ですからかなりの風量があったようです。白に変わった髪は空に飛ばされ、少女から老女に変わった女子も姿を消しました。

悲しい別れからインスパイアされた花言葉は「別離」

恋に奥手で草食系の南風。キレイなものは大切にしておきたいという優しさが必要なのも確かです。

優柔不断で優しすぎたことが悪い結果になってしまうのです。

遠くから見ているだけでは愛は成就しないことをこれで知ったと思います。たんぽぽの綿毛がここまで恋愛に介入していることは想像していませんでした。花言葉より占いに目が行ってしまいますね…。

恋愛に悩み迷う時は原点に立ち返ってたんぽぽに将来を託すのも解決の手段になりそうですね。「別離」になる前に自分から積極的に占うことで成就につながる予感がします。

たんぽぽが直面している問題も知っておこう

花言葉に占いそして恋バナまでたんぽぽは大活躍の花でした。最後はそこから少し離れた今起きているたんぽぽ問題に触れておきたいと思います。

同じように見えるたんぽぽは地球上には約2000種類存在しています。日本にはその中の10種類が生息しています。

そして以前から日本の在来種として育つたんぽぽが近年減っているという問題が浮上しているのです。

環境の変化などに強い外来種のたんぽぽが生育地域を増やしているのが原因の1つにもなっているようです。

在来種である「カントウタンポポ」は花びらと茎の間のガク(総苞片・そうほうへん)が上を向いています。外来種はその部分が下を向いています。

一目見て区別するのは難しいのでしょう。外来種の動物や魚のように大きな影響がある訳ではないのかもしれません。

でも外来種と比較すると花はやや小ぶり。たんぽぽの可憐な姿は在来種のたんぽぽが基準となっているようにも思えます。

在来種を増やす解決策にコレという決め手は無いようです。もし出会うことがあったらぜひゆっくりと鑑賞をしてみてください。

たんぽぽは漢方では「蒲公英」と表記されます。根や葉は胃腸薬として使われていました。根っこはノンカフェインなのでコーヒーの代用として飲むこともあります。

地球上に咲くたんぽぽは様々な場面で人々の暮らしに寄り添っているのでしょう。花言葉と共にこれからも頼りになるたんぽぽをそっと愛したいと思います。

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