蓮華の花言葉は色が影響するの? ところでホントの名前を知っていますか??
蓮華、今回は花の名前を漢字で表記します。念のためですがひらがなでは「れんげ」と優し気なイメージを生み出してくれます。漢字で表記するとやや堅苦しい印象になるでしょうか。
けれど蓮華の花が咲いている風景は心を和ませてくれます。新幹線の車窓から蓮華の花畑を見たときはホッコリとした気持ちで旅をつづけることもできました。
ガーデニングとはあまり縁がない花といわれてしまうかもしれません。やはり広い「野」が似合います。
今年もどこかで出会えるチャンスを願って調べてみました。意外な一面もあるのでしょうか。色で変わるの? 花言葉。ひたむきに咲く蓮華の気持ちを紐解きます。
蓮華の花言葉はナニがあるの? 色って一択ではないの??
蓮華の花言葉にはどんなものがあるのでしょうか。花言葉は花の色で変わる場合が多いのですが蓮華の花と色はナニか関連があるのでしょうか。
風景で見ても近くで見ても蓮華は可憐です
野の花の蓮華ですがひっそりと咲いているだけに謎も多そうです。蓮華の花言葉まずはこれからご紹介します。
あなたは幸福です
蓮華の花にふさわしい花言葉で始まりました。
自然に生きる蓮華の花からの静かなエールが感じられます。
花が咲くのは4月~5月の超短期のみ、ハウス栽培で年間を通して咲く花とは一線を画します。
だからこそ蓮華との出会いは貴重です。それを穏やかな時間にしてくれるのも伝わってくるでしょう。
蓮華の花言葉はこの後もまだまだ続きます。
色との関係は? 時間を忘れられる??
蓮華の花言葉から感じられる幸せは大きな身振り手振りで表すものではなく心の中にそっと忍び込む穏やかさがあります。
そして蓮華の花の色を例えるとシンプルに表すとピンクにも見えます。蓮華には「紫雲英(しうんえい)」と漢字そのままを読む場合もありますね。
野に咲く花が教えてくれる言葉に深追いは禁止? 野に咲くたんぽぽの花言葉の泣けるお話はこちらで
ピンクであるけれど至近距離で見る花はやはり紅や赤と混ざった紫にも見えそうです。茎に近い部分に白い色が入っているのが蓮華の可愛さを作っています。
紅紫・マゼンタが蓮華の花の色ですが全体が白い蓮華も存在するようです。
けれど蓮華の花言葉は色で違うことは無いようです。
毎年春の訪れを告げてくれる蓮華は目と心に刻まれた紅紫色(こうししょく)。いつまでも眺めていたい蓮華畑の風景を思わせる花言葉はコレです。
心が和らぐ
あまり詳しい解説は要らないでしょう。
難しいことは考えない、ナニか悩んでいるなら一旦荷物を降ろしてゆっくりと蓮華を眺めてみましょう。
蓮華が教えてくれる言葉の中でしばしお休みできるのを願っています。
人気の花だから? お話の中にも登場??
蓮華の花の故郷は中国ですが、人気の花ゆえにギリシアの神話にもしっかりと登場します。可憐で愛らしい花は必ずと言っていいほどストーリーを持っているようです。
今回も蓮華にまつわる神々のお話をご紹介します。登場する神はドリュオペとイオレですが2人の関係は姉と妹です。
ある日神に捧げる花を摘みに出かけました。目についたのは紅紫の蓮華です、さっそく姉のドリュオペが花を手にしました。
ところがその花はダメ男から逃げてきた妖精・ニンフが姿を変えたもの、花を折った瞬間血液がポタポタと流れてきたのです。おののくドリュオペですが足に根が生えたように動けません。
ニンフから「花はニンフが姿を変えて咲いているので決して摘まないで」と叱責をされドリュオペそのまま絶命してしまいました。このお話からできた花言葉はコレです。
感化
これまでとは方向性が違う言葉が神の行動によって生まれてしまいました。
辞書的に解説するならば感化の意味は「これまでの考えを意図しないで改めさせる」ですが、もう野に咲く花は絶対に摘まない・折らないを分からせるために、命を奪うのは悲劇としか思えません。
自然の営みに対しては神といえども敬うことが最優先であるのを今も教えているのでしょうか。
大地に咲く花はすべて大切にする気持ちを持ち続けましょう。
眺めるだけではないの? 役割もあるの??
神話に出てくる蓮華の花はまた別の考えを教えてくれました。最後は蓮華の花のあまり知られていない一面からの花言葉です。蓮華の花はマメ科に属しています。
若い葉やつぼみは食べられます。
春の食べられる山野草でもあるのです。それと合わせて乾燥した葉や茎は薬草の原料になります。その役割から生まれた花言葉はコレです。
苦痛が和らぐ
薬の効能のような花言葉ですが、それほどに使える植物であったのが伝わってきます。
一面に咲く蓮華は見るだけではなく食材と薬という頼りになる春の花でした。最後になりましたが蓮華と書かせていただきましたが正しい植物名は「ゲンゲ」です。
「マメ科ゲンゲ属ゲンゲ種」となるのです。
ゲンゲは蓮華の地方名と思っていたのですがこれは大きな勘違いでした。
でも蓮の花を連想させるので蓮華(レンゲ)となったという言い伝えは真実です。
幸せで穏やかな蓮華改め、和名の紫雲英(ゲンゲ)が今年も季節の風と共に心に届くのを願っています。
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