男爵とメークインの違いは? ホックリ系しっとり系♪選んで目指せじゃがいも名人!?

男爵とメークインのお話です。お笑いと猫ちゃんの種類のお話ではないので悪しからず…。ちょっと横道に逸れましたが男爵とメークインを聞いて思い出すのはあの食材です。

あの食材とはナニか? もうお分かりですね。じゃがいもの種類のお話です。野菜売り場のじゃがいもコーナーには必ず、男爵とメークインが置いてあります。

最近はじゃがいもの種類も増えました。以前は選択肢が少なめでしたが、色や名前を楽しむじゃがいもも並んでいます。

種類は増えましたが基本はこの2つ。どちらも好きだけど、違いはナニ? 男爵とメークイン。ほぼどこのお家にもある買置き食材ベスト3に必ずランクインしている優等生のお芋に迫ります。

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男爵とメークインの違いは? どちらもじゃがいも!

男爵とメークインの違いを調べます。まず男爵とメークインはじゃがいもの種類。スーパーのじゃがいもコーナーを見れば、男爵とメークインが必ず並んでいますね。男爵とメークインの違いを表にしてみました。

手間暇かけないとメークインは育ちません!

★★★ 男爵 メークイン
ビジュアル 丸形・表皮は黄色味 楕円形・表皮は薄茶
食感 ホクホク系 しっとり系
合うレシピ つぶして使う 形を残す
価格 庶民的
(5㎏:2000円前後)
やや高め
(5㎏:2500円以上)
原産国 アメリカ イギリス

ビジュアルで1番大きな違いは形ですね。男爵はゴツゴツ感がある丸い形。メークインはツルっとした楕円に近い形です。食感には注目すべき違いがあります。

男爵のホックりとした食感は露店のじゃがバターを思い出してください。水気の少なさを補う溶けたバターとのベストマッチは、男爵が持つホクホク感のおかげです。

メークインはその逆でホクホク感には欠けますが、加熱しても形よく仕上がる頼もしい品種。薄切りや千切りのレシピも任せられます。

「じゃがいも買ってきて」と頼むとほぼ男爵が選ばれるのは価格も影響しますね。男爵は5㎏・2000円以下でも購入できる庶民の味方。メークインは5㎏・2500円以上でややセレブ価格です。

男爵はアメリカで発見された品種を日本で栽培をし、今では生産量第1位の殿堂入りじゃがいもとしての地位を確立しました。

対するメークインは英語にすると「May Queen」とストレートに表現。じゃがいもの名前に女王を使うというのが、何だか英国らしさを出しています。フイッシュ&チップスが食べたくなりますね。

表には載せていませんが「味」の違いも気になりますね。比べてみると「いも感」高めなのが男爵です。メークインはやや優し目な味ともいえます。

産地や貯蔵方法で味が変化するのもじゃがいもを楽しむポイントになりそうですね。

この後は男爵とメークインそれぞれのプロフィールを美味しくご紹介していきます。

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男爵を始めたのは男爵?

男爵、正しくは男爵薯(だんしゃくいも)と分類されます。函館のリアル男爵、川田龍吉氏の研究成果で北の大地に栽培が広まりました。男爵の名前は爵位の制度が無くなった今も健在です。

メークインと比べてでんぷんの含有率がやや多めなので加熱をすると崩れるのが男爵の長所と同時に短所にもなります。

「煮崩れやすい=つぶれやすい」ということは、コロッケやポテトサラダには男爵を使うとつぶす時間が短縮できますね。

程よく崩れて味が染み込みんだ肉じゃがやカレー・シチューも男爵の良さを引き出すレシピ。守備範囲の広い男爵は買置き率が高い食材なのが納得できますね。

やっぱり知りたいさつまいものこと♪あの成分も摂れるってホント?

最近見かけるようになった「キタアカリ」は男爵に似たタイプ。食感は男爵のホクホク系ですが、甘みがあるのが特徴です。店頭で見かけたらぜひお試しください。

メークインはオシャレ系レシピがお似合い?

じゃがいもを千切りにした、しゃっきりサラダを作る時はやはりメークインが必要です。3mm程度の薄切りにして炒めた後にサンドイッチの具にするのもメークインの特徴が活かせます。

パンは色のあるライ麦パンを使ってきゅうりを一緒にはさめば、オシャレな大人のサンドイッチに仕上がります。

男爵と比較して、でんぷんの含有量が少なめなのと、繊維がしっかりしているので、火を通しても形が崩れないのがメークインの長所。

新種の中では「ホッカイコガネ」がメークイン系の食感を持っています。フライドポテトに合う品種です。揚げ物好きはぜひお試しください。

男爵とメークイン、どちらも買い置きしておけば料理のレパートリーが増えそうですね。

美味しいから気になる栄養とカロリーは?

男爵とメークインの違いを知ると、ますますじゃがいもが食べたくなりますね。でも気になるのは野菜だけれど炭水化物を含んでいるじゃがいも。

カロリーと栄養を再確認しましょう。残念ながら男爵とメークインのそれぞれの公式カロリーはありません。そこで比較の相手はもう1つの人気者、さつまいもを選びました。

★★★ じゃがいも
(蒸し・100g)
さつまいも
(蒸し・100g)
カロリー 81kcal 140kcal
タンパク質 1.9g 0.9g
炭水化物 18.1g 33.7g
カリウム 420mg 390mg

※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/

じゃがいもは6cm×6cm弱の中1個が約100g。さつまいもはMサイズ1/2の約15cmが100g。じゃがいものカロリーの低さは注目すべき数字。じゃがいもは炭水化物のなかでも満腹感が得やすいでんぷんが多めです。

食べ過ぎには注意が必要ですが、他の食材と組みあせせればダイエットの効果も期待できます。

他にはカリウムの含有量も多めです。同じ100gのバナナ(1本可食部分約90g)はカリウムが360mg。

バナナはどうしてもおやつのイメージが強いけれど、じゃがいもは「モーニング・ランチ・ディナー」とすべてのレシピに使える食材。

血圧の安定にも効果があるカリウムを多く含むお芋として、じゃがいもは心強い食材です。

ちなみにりんごはじゃがいもの発芽を防ぐエチレンガスを発生させます。じゃがいもと一緒にりんごを購入すれば、買置きを少し多めに買っても大丈夫ですね。

買置きのじゃがいもをうっかり切らしてしまう、うっかりを防ぐために私も実践したいと思います。この後は男爵とメークインの両方を購入に行ってきます♪

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