柊をクリスマスに飾る意味は? 伝統の常緑樹♪あの柊との違いも知っておいて!!

柊(ひいらぎ)とクリスマスの関係。クリスマスの話題の中では地味なお話になるかもしれません。クリスマスの準備にとりかかるとしたら、まず食べるものからですよね。

ケーキやチキンをはどこのお店に注文するのか、それとも手作りでアットホームにするのかも検討する必要があります。クリスマスに柊をどうするかはあまり検討されません。

でもよ~く思い出せば、こちらが意識しなくてもクリスマスに柊は必ず存在しています。目立つことはありませんが…

元祖シンボルカラーかもしれません。緑と赤はそれだけでイメージが浮かびます。柊は意味があるからクリスマスに飾るの? 実はマストアイテムです。花言葉も一緒に飾りたい秘密に迫ります。

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柊をクリスマスに飾る意味は? 目指せ原点回帰??

柊をクリスマスに飾る意味。クリスマスのイメージカラーを意味するからではありません。柊とクリスマスには深いつながりがあるので、飾る意味があります。

折り紙でもセイヨウヒイラギ♪

  • イエスキリストにまつわる伝説から
  • イエスキリストが処刑のために十字架にかけられた時、茨(いばら)の冠を付けていました。

    茨のトゲを柊の葉が尖っている部分で表しています。キリストが流した血の色を、赤い実が表しています。

    キリストが人々の罪を全て背負った苦難を宗教用語で「受難」と呼びます。人々の身代わりとなったキリストの受難を忘れないために柊を飾ります。

  • 聖書の一説から
  • 古代ユダヤの強権派ヘデロ王から逃れるため、聖母マリアとイエスキリストは柊の木に隠れました。柊の枝がどんどん延び、葉も茂ったので二人は無事逃れることができました。

    聖母マリアは柊に感謝を捧げ祝福を伝えると、1年中緑が続く常緑樹になりました。

柊は聖母マリアとイエスキリストと深いつながりがあることが分かりました。飾る意味も深いですね。

植物的分布から見ると、キリストの処刑があった中近東地方のイスラエルに柊は生育していません。

柊が自生する古代ヨーロッパでキリスト教が広まる前から、神聖な木と認知されていました。常緑樹の緑と鮮やかな赤い実は生命を感じさせます。

以前から神聖化していた柊とキリストの教えがマッチして、柊を飾る意味が現代にも継承されたという説もあります。

ところで木へんに冬の柊を連発していますが、どんな柊をイメージしていますか。もしかして角が生えたり、丸かじりを連想していますか?

間違えないためにも「クリスマスの柊」を確認します。

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あの柊とこの柊は違います!?

クリスマスに飾る柊は「セイヨウヒイラギ」と呼ばれます。節分の日に厄除けとして玄関に飾る柊とは全くの別物。あまりにも似たモノ同士なので違いを表にしてみます。

★★★★★ セイヨウヒイラギ
○○科 モチノキ科 モクセイ科
花と実 5月に咲く
秋から冬に実が赤くなる
11~12月に咲く
6~7月に実が黒くなる
葉の付き方 互生:枝を挟んで互い違いにつく 対生:枝を挟んで同じ位置につく
イベント クリスマス 節分

植物を分ける○○科が違うので、植物学的には全く違う木になります。親戚関係もありません。花の咲く時期や実の色も全く違いますね。

葉のトゲが共通点と思いますが、実はこれも違います。鬼や厄を祓う節分の柊の葉はのこぎり状にとがった部分があります。

クリスマスに使うセイヨウヒイラギは葉の先に小さくとがった部分が見られますが、のこぎり状ではありません。年月を経た木は葉のとがった部分が見られないものもあります。

クリスマスの準備開始日は正式な決まりがあります。フライングには気を付けて…?!

クリスマスの柊の話をややこしくして申し訳ありません。この後の柊はセイヨウヒイラギの柊としてお話を続けたいと思います。

節分の柊はまたの機会にお話をしたいと思います。それではクリスマスの柊の花言葉からお話を再開です。

クリスマスに飾る柊に花言葉はあるの?

クリスマスに使う柊にも花言葉があります。クリスマスに相応しい花言葉を持っています。

◆柊の花言葉
・予見
ナニか起こる前にそのことを予測することが予見。
・神を信じる
キリストの教えを大切にすることを表します。
・不滅の輝き
常緑樹の濃い緑は永遠に続く生命に例えられます。

予見は普段はあまり使わない言葉かもしれません。花言葉の予見は前向きに捉えて大丈夫。きっといいことがあると、柊が語り掛けてくれます。

神を信じるは、聖なる木として捧げたことから出た言葉。寒さの厳しい地域では緑の葉がそのまま冬を越す植物は貴重な存在です。

花言葉を知ればやはり正しく柊を選んで、クリスマスに向けて準備したくなりますね。

ちなみに節分に使う柊の花言葉は「用心深さ」。魔除けや厄除けに相応しいのはやはり「モクセイ科の柊」です。

リースに使う柊は入手できる?

Christmas holyとも呼ばれる柊。直訳すると「クリスマスの聖なる」とイミフな日本語になってしまいますが、クリスマスに使う木として命名されたのでしょうね。

柊を自宅で育てるときは暑さに弱い性質があるので、半日陰を選ぶなどの注意点があります。園芸種として販売されていますが、節分の柊と間違えないように気を付けましょう。

赤い実がついた本物の柊は季節になると販売されます。鉢植えやリース用サイズもあります。シンプルだけど伝統を継承できる本格派リースが出来そうですね。

公園の柊は赤い実を付けないモクセイ科の柊がほとんど。自生のクリスマス用柊はなかなかお目にかかれないようです。お庭で育てている柊に出会えたら映える一枚の撮影をお願いしたいと思います。

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