ほうじ茶と緑茶の違いは? ホッとするためのひと手間はナニ?? 効果もあるの?!

ほうじ茶と緑茶。大きなカテゴリーで言えば飲料。そこから分けるとすればまずはお茶系飲料。その中でも日本茶という分類ができますね。植物学的にはどちらも「チャノキ」の葉を使います。

日本のお茶はあまりにも身近過ぎて種類を意識することなく飲むことが多い気がします。でもよくよく調べてみるとジャンル分けされて違う風味を楽しむこともできるのです。

お茶が突如としてトレンドの中心になることもあるけれど、どのお茶も気が付けば定番化しています。

どちらを選ぼうと迷ったときの参考にしてみてください。違いは? ほうじ茶と緑茶。ちょっと知ってみることでより一層味わうことができます。優しい日本茶の世界に癒されましょう。

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ほうじ茶と緑茶の違いは? それで分かれる??

ほうじ茶と緑茶は違う。日本茶ですが確かにほうじ茶と緑茶はちがいます。ほうじ茶と緑茶好みもあるでしょうがどちらも愛飲されるお茶。2つのお茶の違いを調べてみました。

いつの間にかこの味が定番化しています♪

ほうじ茶は緑茶の葉を炒りつけて作ったお茶。

「炒る」はフライパンなどの道具を使って熱して程よい焦げ目をつける作業。同じ字の「炒める」は油を使いますが「炒る」は油を使いません。

そして「炒る」は「焙(ほう)じる」と言い換えることができます。同じく火を使って熱する作業のこと。火編がそれを表していますね。

このことから緑茶を焙じたお茶を「ほうじ茶」と呼ぶようになったのです。

素焼きでできた調理器具に「焙烙」がありますね。これを使って緑茶の葉を炒るとホームメイドのほうじ茶を作ることができます。フライパンは油気があるので残念ながら炒るには向きません。

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ほうじ茶にはカフェインはあるの?

ほうじ茶の原料は緑茶であることが分かりました。それではほうじ茶と緑茶のカフェインに違いはあるのでしょうか。数字で見てみましょう。

★★★ ほうじ茶 緑茶
カフェイン 20mg 20mg
タンニン 40mg 70mg

日本食品標準成分表2015年版(七訂)

どちらも茶葉を使って淹れたお茶、100ccの数値です。緑茶も種類がありますが一般的な煎茶の葉を使用。カフェインと一緒にお茶の代表的成分のタンニンも載せました。

日本のお茶がより深いものになります♪番茶の秘密はこちらで!

茶葉を炒っただけではカフェインに変化はありません。眠気対策にもなるカフェインの量は風味の中の「苦み」を左右します。一方タンニンは「渋み」です。

ほうじ茶のタンニンの量はせん茶の約3分の2。渋さが少ない分、飲みやすくなります。

幅広い年代が飲むことができるお茶ですがカフェインが含まれていることには注意が必要かもしれません。

子どもは薄めて飲むなどの対策が必要ですね。

ほうじ茶にはナニか効果があるの?

茶葉を焙じる・炒るで香ばしい香りがプラスされたほうじ茶。緑茶との大きな違いはこの特有の香りですね。香りを思い浮かべるとほうじ茶が飲みたくなります。

この香りには効果もあります。

◆ピラジン
香り成分の名前です。ほうじ茶の香りにホッとするのはこの成分のおかげです。心を穏やかにする効果が期待できますね。

他には血流を促す効果も持っています。緑茶には無い効果が加熱というひと手間で冷え性の予防効果も期待できそうですね。

牛肉を焼いた時の香り、コーヒーを焙煎した香にもこの「ピラジン」が含まれています。や手間を考えるとほうじ茶なら手軽にピラジンの効果を得ることができますね。

カテゴリーもレシピもフレキシブル?!

ほうじ茶にはイイことが沢山ありました。最後はとも良く似ているお茶「番茶」との関係を見てみたいと思います。番茶も茶葉を道具を使って加熱をして作られています。

製造工程が似ていることからほうじ茶は番茶の1つの種類と分けられることがあるようです。

最近スーパーの茶葉の売り場をのぞいてみたら、ほうじ茶は必ず置いてあっても番茶は置いてありません。番茶は何処で売っているかといえば、茶葉専門店で扱っています。

そしてコーヒーショップでほうじ茶を使ったメニューが登場し、スイーツにも使われる、ほうじ茶プリンなどはフツーに見かけるようになりました。

番茶が以前ほど飲まれていないことは確かです。でも地方によってブランド化した番茶がネットなどでも購入できるようになりました。個性派の番茶はラテやスイーツには向かないかもしれません。

素直に茶葉を焙じて作ったほうじ茶ならミルクや豆乳とも相性が良いでしょう。

様々な製品のラインナップにほうじ茶が使われているのをあちらこちらで見かけます。

ほうじ茶そのものにも種類があります。香り高さを求めるなら茶葉を使ったタイプ。ワイルドな強さを好むなら茎を使ったタイプ。同じほうじ茶も原料と産地で違いが出ます。

お気に入りのほうじ茶が見つかれば毎日の癒しの時間の充実度、上がることは間違いないでしょう。

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