厚揚げの栄養にカルシウム?? 地味じゃない!! まさかのパワーフードを見逃すな?!

厚揚げ好きですか? 私は大好きです。厚揚げと聞いてナニそれと疑問をお持ちの方、生揚げは好きですか? はい、どちらも同じなのでご心配なく。今回は厚揚げでお話を進めます。

厚揚げはスーパーならお豆腐売り場には必ず置いてあります。種類はそれほど多くありませんが全く置いていないお店はありません。地味だけど外せない豆腐加工品ですね。

居酒屋メニューにも厚揚げはあります。私は好きなので注文したいのですが、見た目の地味さでそんなの頼むの? と突っ込まれて断念することも。

豆腐なの油揚げなの、どっちつかずで立ち位置は意外とビミョーかもしれません。でもまさかのカルシムと栄養を持つ厚揚げ。使える美味しさと自由度は最強の豆腐関連品です。

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厚揚げに含まれるカルシウムは牛乳より多い?

厚揚げの栄養、しかもあのカルシウムが含まれているなんて初めに聞いた時は半信半疑。厚揚げの栄養にカルシウム…小魚でもなく牛乳でもない厚揚げに含まれている栄養を確認します。

タンパク質がトリプルで食べられます♪

お豆腐の中でも比較的カルシウムが多いと言われる木綿豆腐、そして牛乳と比較してみました。

比較項目 厚揚げ・100g 木綿豆腐・100g 牛乳・100g
カロリー 150kcal 72kcal 67kcal
カルシウム 240mg 120mg 110mg
タンパク質 10.7g 6.6g 3.3g
2.6mg 0.9mg 0.0mg

牛乳100gはコップ半分の約100cc、鉄分の含有量はまさかの0.0mg。参考までに絹ごし豆腐100gに含まれるカルシウムは43mg・鉄0.8mgです。

厚揚げのカルシウム含有量は頼もしい数字です。

1食で摂りたいカルシウムの目安は約220mg。通常売られている厚揚げは約200gなので、半分食べればカルシウムの必要量が摂取できますね。おまけに鉄分までしっかりと含まれています。

お豆腐コーナーで木綿にしようか絹にしようか迷っているなら、選択肢を厚揚げの棚まで広げることをおススメします。

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厚揚げの製造工程を確認!

厚揚げの正しい作り方をご存知ですか。残念ながら私は知りませんでした。なんとなく想像はしていたのですが、お豆腐に油揚げを巻きつけた…? というのは大変な勘違いでした。

厚揚げの正しい製造方法
木綿豆腐を厚めにカット。

表面にこんがりとした色がつくまで油で揚げる。

製造工程はこれだけです。もしかしたら残ったお豆腐を気まぐれに揚げてみたら意外と美味しくて商品化…などと想像してしまいました。

中はお豆腐の状態のままなので「生揚げ」とも呼ばれます。厚揚げに関して色々調べてみたのですが、詳細な油の温度や揚げる時間はほぼ出てきません。企業秘密レベルです。

でも揚げる前のお豆腐の仕上がりには各社のこだわりが見られました。シンプルだからこそ仕上がりに差が出る厚揚げは侮れません。

参考までに油揚げの製造方法も調べました。
◆油揚げ製造方法3
油揚げ用に硬めのお豆腐を作る。

水をしっかりと切る。

低温の油で中まで火が通るようにじっくりと揚げる、その後高温で揚げてからりとさせる。

油揚げは専用のお豆腐があるのですね。知りませんでした。そしてこの製造工程にカルシウムの秘密が隠れています。

厚揚げのカルシウムどうして増えるの?

絹ごし→木綿豆腐→厚揚げとカルシウムの含有量は増加していきます。加工をするたびにカルシウムが増えていきます。

水気を切って大豆を凝縮させると栄養分が高まります。

中まで油で揚げた油揚げ100gのカルシウムは300mg。お豆腐を凍らせて作る高野豆腐100gのカルシウムは660mg。ただし油揚げ100g食べると386kcal、高野豆腐は100g529kcalです。

コスパ・比較的低カロリー・満足度高めで栄養分豊富な厚揚げを活用していきましょう。

植物性のカルシウム吸収率は大丈夫?

厚揚げの原料である大豆は植物性の食品。カルシウムと聞くと動物性を思い浮かべます。一般的にカルシウムは吸収されにくい栄養分とも言われます。

吸収率の良いカルシウムで効率よく摂取をしたいですね。植物性の大豆のカルシウムはどうでしょうか?

大豆は牛乳の次に吸収率の良いカルシウムを持つ食材です。

昔から大豆製品を日常的に食べている日本人は、大豆の栄養を分解吸収しやすい体質。乳糖不耐症で牛乳が飲めないのなら、大豆製品でカルシウムを補給しましょう。

カルシウムは尿などに混じって日々体外に排出されています。骨を作るだけではなく、身体全体の機能を保つためにも必要なカルシウムは毎日補給をしなければいけません。

大豆に含まれている脂は悪玉コレステロールを減らす働きがある多価不飽和脂肪酸。お肉と違って食物繊維もあります。大豆ですからイソフラボンも含まれています。

イソフラボンはポリフェノールの仲間。女性ホルモンの1つエストロゲンと似たような働きをする女子にうれしい成分。

エストロゲンの分泌量の低下は骨粗しょう症の原因にもなります。カルシウムと一緒に摂取できる大豆製品の厚揚げで予防も可能です。

地味に見えるけれど、お豆腐を揚げることで栄養も右肩上がりになった厚揚げには毎日の登板をお願いしたいですね。

網焼きの厚揚げをしょうが醤油で食べる居酒屋メニューの注文も決行します!!

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