柿の栄養と効能は⁈ 内に秘めた美への貢献度は真実なの??

は秋を代表する果物。おとぎ話や俳句、歴史上の人物の逸話にもするなど、お馴染みのフルーツ。和のイメージが強いので、近年店頭では少し地味な存在かもしれません。

柿にまつわるエピソードに登場する歴史上の人物は石田三成です。処刑の前に喉の渇きを訴えて水を要求したら、柿を勧められました。でも柿は痰(喉の調子)に悪いと提案を却下。

処刑の前の体調不良は避けたかった気遣いと矜持の人、三成らしいエピソードです。他には柿を食べるとお腹が冷えるなど、身体に悪いイメージが先行している果物かもしれません。

デメリットばかり気にしていては、もったいないですよ。食べ続けてきた歴史には理由があります。栄養にはどんな効能があるの? 柿を食べると、お肌の調子がイイ感じの秋になるのはホント?

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柿の栄養の効能がすご過ぎる! 食べるだけで起こることは??

柿が持つ栄養の効能にはナニがあるのでしょうか? 柿がフルーツコーナーに並べば栄養や効能を気にしなくても、旬を味わうために購入したくなります。柿の持つ栄養と効能は見逃せません。

キレイな盛り付けで柿を盛り上げよう♪

柿が持つ栄養と効能をサクッとご紹介します。

◆柿が持つ5つの効能
1.シミやシワを予防・粘膜を保護
2.むくみにくい身体づくり
3.二日酔いの改善
4.血行を良くする
5.腸の働きを整える

もしかしたら街の噂で耳にしたり、試してみた効能もあったりしますか? 食料としての歴史は紀元前の弥生時代にスタートしています。

柿が赤くなると患者が減って、お医者さんが青くなると言われる位健康への貢献度、実は高め。他にはリンゴやトマトという説もありますが、歴史の長さとホンキ度は柿がダントツかもしれません。

オレンジ色だけど決して目立つ行動は取らない柿が秘めている、効能5点を深掘りしていきます。

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肌へのご褒美はダブルパワーのビタミン!?

柿が持つ栄養の代表に、ビタミンCとβ-カロテンがあります。ビタミンCの1日に摂取したい量は約100mg。柿Mサイズ1個にはなんと約116mgのビタミンCが含まれています。

加熱をしないのでビタミンCが確実に摂れますよ。

ビタミンCは、肌がサビつく酸化を防止することでシミやシワを防ぐ効果を持っています。

β-カロテンは体内でビタミンAに変身します。ビタミンAは肌のカサつきを防ぐだけではなく粘膜を作り、より良い状態に保つことに欠かせないビタミンですよ。

粘膜は菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがあるので、風邪の予防にもつながります。2つのビタミンで効果もパワーアップします。柿は肌へのご褒美にもなりますね。

むくみたくない!柿は頼りになるの?!

生ハムと柿がコラボした前菜を食べたことがあります。一見、異種格闘技を思わせる組み合わせですが、美味でした。生ハムの塩気と柿のしっとり感は、メロンより格上の一皿でした。

むくみとは関係のない前菜の話から始めましたが、塩分と柿には組み合わせる理由があります。柿に含まれているカリウムがポイント。

塩分の過剰摂取で体内のナトリウムとカリウムのバランスが崩れます。塩分濃度が高くなった細胞が水分を取り込んで、塩分を薄めようとしてむくみが起こります。

カリウムは塩分を身体の外に出すことを促してくれます。

塩気の強い生ハムですが柿のカリウムが塩分の排出を助けます。カリウム豊富な柿との組み合わせは身体への気遣いもあるメニューですね。

柿の季節だけど飲み過ぎはNG!

そのまま食べられる甘柿にも、渋み成分のタンニンは含まれています。タンニンはポリフェノールの一種。柿が持つタンニンには特長があります。

柿が持つタンニンの成分シブオールはアルコールを分解する性質を持っている。

二日酔いで迎えた朝のおススメ食材に柿が挙げられます。これは柿が持つ成分のおかげだったのですね。そして栄養素のビタミンCが分解されたアルコールの排出を促します。

もう1つのポイントはカリウム。利尿作用のおかげで排出のスピードが進みます。3つの成分でアルコールをなる早で体外に出してくれます。

でも柿があるから二日酔いも平気などと、強気になって飲み過ぎは良くありません。次の日も柿が美味しく食べられる量で楽しんでください。

柿のポリフェノールは働き者!?

渋みとしてお茶などにも含まれるタンニンですが柿に含まれているカキタンニンには、素晴らしい働きがまだあります。1つはコレ。

悪玉コレステロールを減らし血液の流れを良くする。

血液の流れに支障を起こす悪玉コレステロール。血管に溜れば脳疾患や動脈への影響が避けられません。柿のタンニンは血液浄化に効果があります。

柿のタンニンには消臭効果もあります。柿の葉で作ったお茶にはタンニンが豊富なので、気になる身体の匂いや口臭を予防する効果が期待できます。

キレイな腸は柿の食物繊維から!

柿に含まれているペクチンは水溶性食物繊維です。水に溶けてゲル状になって優れた働きをします。消化器内をゆっくりと移動して糖や脂を吸収していきます。

消化に時間はかかりますが満腹感が続くのが特長。大腸で分解されると善玉菌を増やして腸内環境の整備に活躍が期待できます。

食物繊維は意識をして摂取したい成分の1つ。1日に摂取したい量は女子ならば約17g。Mサイズの柿1つには約2.7gの食物繊維が含まれています。

食物繊維は一度に大量に摂ると腸への負担が大きくなります。毎回の食事から摂取して、推奨量到達を目指したいですね。秋は柿で水溶性食物繊維が補給できます。

デメリットもある柿♪ココに注意!!

最後になりましたが、柿のデメリットも知っておきましょう。旬の甘さに惹かれて食べ過ぎるとこんなことが起こります。

・カリウムを多く取り過ぎることで利尿作用が強くなる。
・食物繊維の摂り過ぎは、下痢や便秘を起こす。
・鉄分が吸収されにくくなる。

カリウムは塩分の排出を促しますね。摂り過ぎた塩分は尿から体外に出ていきます。体内にある水分が排出されて熱が下がりやすい状態になります。

柿を食べると身体が冷えるというのはこれが原因の1つですね。

食物繊維は消化がされにくい性質があるので、食べ過ぎれば下痢の原因になります。

タンニンは鉄分の吸収を阻止する性質があります。もう1つ腸内に幕を作る作用を持っています。食べ過ぎると腸の動きを悪くするので便秘を起こすことがあります。

柿を食べるなら、1日1個が目安です。

身体の冷え・お腹の調子・貧血に注意が必要な妊婦さんは、食べ過ぎには特に注意してください。

メリットとデメリットを知って、これからも柿との長い歴史をつなげていきましょう。

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