とろろ昆布の栄養と効果は? 海の恵みは腸にも美にもお役立ち!! 食べ過ぎは危険?!
とろろ昆布はお好きですか? とろろ昆布のキャラ設定をしたら、あまり明るいところにカテゴライズはされないことは分かっています。存在は地味で目立ちません。
それでも私はとろろ昆布が大好きです。我が家はここ何年かとろろ昆布を切らしたことがありません。ほぼ毎日とろろ昆布を食べています。
美味しくて大好きなとろろ昆布を誰にも邪魔されずに食べるのは至福の時間、というのはちょっと大げさかもしれませんが…。
もしかして未体験ならむしろうらやましい? 歴史ある美味しさをぜひ知って欲しいと思います。栄養や効果もあるとろろ昆布。例えれば、派手さは無いけれど仕事は確かな職人肌…?
とろろ昆布の栄養と効果は? 食べて良かったを実感??
とろろ昆布の栄養と効果を調べてみましょう。とろろ昆布は海で採れた貴重な昆布を使って作られています。食べ続けられているモノには栄養と効果が期待できますね。
とろろ昆布のカロリーと栄養成分を表にしてみました。
とろろ昆布はこうして作っています♪
★★★ | 削り昆布 (100g) |
カロリー | 117kcal |
---|---|
たんぱく質 | 6.5g | カルシウム | 650mg |
ビタミンC | 19mg |
食物繊維 | 28.2g |
※カロリーは下記文部科学省食品データベースを参照。https://fooddb.mext.go.jp/
まずとろろ昆布ではなく「削り昆布(けずりこんぶ)」となっているのはこの後の、とろろ昆布の効果と一緒に解説したいと思います。
私の手元にある市販のとろろ昆布が25g入り。見た目はかなりたっぷりに見えます。1袋のカロリーは約29kcalなので低カロリーであることは間違いありません。
カルシウムは「牛乳100g・110mg」と比較しても含有量は高め。他にはビタミン・カリウム・鉄分まで栄養成分は幅広く網羅しています。
海からの恵み「海藻」の昆布を使って作るとろろ昆布。この後はとろろ昆布の製造工程から分かる効果を調べていきましょう。
とろろ昆布は昆布をストレートに食べてる??
とろろ昆布の効果の前に先程の表にあった「削り昆布」を解説したいと思います。ところでとろろ昆布の製造方法をご存じですか? とろろ昆布はこのようにして作られます。
- とろろ昆布の製造工程
味付けをした昆布を固める。
↓
ブロック状になった昆布を薄く削る
↓
とろろ昆布の出来上がり
昆布を削る工程があるので「削り昆布」と呼ばれるのですね。
ちなみに「とろろ昆布」「削り昆布」は機械で削るので特有のふんわり感が生まれます。職人さんの手で1枚1枚削られると「おぼろ昆布」と名前が変わり、形状も薄い布のような仕上がりに変化。
どちらも削って作る昆布ですが、手作業で作るおぼろ昆布はお値段がお高め。とろろ昆布の値段の約3倍というセレブ価格です。
とろろ昆布の製造工程に話を戻します。味を付けた昆布を削ったシンプルな工程から分かるように、とろろ昆布は昆布をストレートに食べることができる食材。
昆布の効果をそのまま食べることができるのがとろろ昆布の長所。この後はその効果を解説します。
海藻の昆布の効果がそのまま手軽に!
他の海藻類の海苔やわかめを食べることがあっても昆布を食べるとなると佃煮などの形状を変えたものが選択肢に挙がります。とろろ昆布もその1つ。昆布の効果がそのまま手軽に食べられますね。
- 昆布にある2つの食物繊維に効果が!
◆アルギン酸
腸内に溜まりがちな老廃物を排出する働きをします。デトックス効果が期待できますね。
◆フコイダン
だし昆布を水につけておくと昆布からぬめりが出ます。そのぬめり部分に含まれているのがフコイダン。とろろ昆布は製造工程の途中でフコイダンも一緒に固まっているのですね。
研究の結果フコイダンが持つ効果が色々分かってきました。
・免疫機能をサポート
・血管の働きをサポート
・抗酸化作用
免疫機能が正常に働けばアレルギー症状を軽減することが可能。血行を良くする効果があるので動脈硬化の予防も期待できます。細胞がサビる酸化を抑える効果も持っています。
食物繊維ですから腸内環境を整える整腸作用ももちろんもっていますよ。出汁用昆布をそのまま食べることは難しくても、とろろ昆布なら毎日手軽に食べることが出来ますね。
とろろ昆布を食べる時の注意点! 一日の適正量も♪
袋から出してそのまま食べることが出来るとろろ昆布。冷蔵のひつようもないので保存食にも使えます。でも注意点もあります。まずこの2つに気を付けましょう。
・食物繊維の摂りすぎ
・塩分の過剰摂取
身体にイイ食物繊維ですが食べ過ぎると腸のトラブルを招きます。味が付いているので塩分にも注意が必要。1番最初の表に載せた削り昆布の食塩相当量は5.3g。
100gを一度に食べることはまずないと思いますが食塩は意識しておいた方がイイですね。
私は控えめにポン酢をかけたお豆腐にのせて食べるのがほぼルーティーンになっています。とろろ昆布そのものに味があるので他の味は控えめで十分。
お味噌汁やお澄ましに使う時は味付けをいつもより控えめにした方がとろろ昆布の味が活きます。
とろろ昆布の1日の適正量はコレという数字は無いのですがとろろ昆布の裏面には「1回の分量を3g」で載せている商品がありました。
昆布に含まれているヨードの過剰摂取を防ぐことから、1日の適正量の目安になる数字ですね。乾物の昆布に含まれているヨードは100~400mg。
日本人のヨード摂取の目安は「1日3mg」です。毎日10g以上食べるとヨードの過剰摂取につながります。
縄文の人々も食べていたという説もある昆布は日本の歴史そのものと言っても過言ではない食材。日常をサポートする昆布とは無意識のうちに信頼関係が生まれています。
この後も長いお付き合いをするためにも、正しく美味しいとろろ昆布との関係を続けていきましょう。
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