ささくれが化膿した! 何科を受診する? 科によって化膿の見方が違いますよ♪

ささくれと聞いてそれナニ? と疑問に思う方、出身やお住まいが西日本ですか? さかむけ(逆剥け)の方になじみがありますか?

東日本はささくれ、西日本でさかむけと呼ばれる指先のトラブルはどちらも同じです。東と西のちょうど中間出身の私はさかむけを知りませんでした。

病院

滋賀県の会社が出している薬にさかむけに効くと表記しているものがあるので、境目はその辺りかなと想像します。いずれにしてもこの程度の症状は放っておいても治ると、見逃しがちなささくれ・さかむけです。

でもうっかり悪化させてしまうとチョットどころか、かなり大変な事態を招くことになりかねません。そんなときは早めに病院に行くことをおススメします。

何科で診てもらうといいの? 化膿したささくれ、 爪が指が身体が心配です。

ささくれが化膿した病院は何科?

ささくれが化膿してしまった。「ささくれ化膿ナウ」なんてのんきにささやいている時ではありません。ささくれの化膿に気が付いたと同時に病院に向かって走り出してください。何科に向かって走るのか?

ささくれが治ったらこんなネイルで…♪

◆ささくれが化膿した時の診療科目
整形外科・外科・皮膚科

一番に整形外科を挙げたのは、病院数が多いコトもありますが、整形外科の先生としては、どうしてウチに来てくれないのと悔しがる先生もいます。

指先だし爪だし、皮膚? と思うのも間違いではありません。でも手足、筋肉や関節など運動器官の怪我によって起きた、炎症や損傷の治療は整形外科の得意分野。そうなんです、指は立派な運動器官。

ささくれの化膿は細菌と身体の免疫細胞が戦闘中の炎症状態。(炎上とは違います) 整形外科医としては迷わずこちらに向かって走り出して欲しいと思っていますよ。

外科の看板が真っ先に見えた方はそちらに駆け込んで下さい。傷の専門家外科のお医者様は頼りになります。

皮膚科のお医者様は表面だけではなく皮膚と付属する器官も診ています。かかりつけの皮膚科がある方はこちらを選択するのが安心できますか。

そして最低限の交通ルールを守って、走ってまで病院に行ってほしい理由。自己判断でそのままにしておいた結果、大変なことになってしまうことなどを検証していきます。

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ささくれの化膿でナニが起こっているの?

ささくれを治すつもりで引っぱってしまった。作業でひっかけて皮膚の裂け目をひろげてしまった。きっかけは小さくても化膿してしまうささくれ。

この状態を爪囲炎(そういえん)と呼びます。ささくれの傷口から入り込んでしまった細菌で皮膚が炎症を起こしています。

膿が溜まっている部分に腫れて痛みがある、発赤に加えて患部に熱を感じる、傷口が化膿していますね。

膿は細菌などと戦った白血球や細胞の残骸。色は黄色や緑がよく見られますが、細菌によって色が変わります。腫れなどが大きくなる前に病院に行ってほしいのですが、こんな症状は覚悟が必要です。

悪化すると名前も進化! ひょうそ?

ささくれが化膿した部分の腫れがひどくなり紫色になっている。膿が溜まっている。指を曲げるのに支障が出る。こんな症状は「ひょう疽(ひょうそ)」と呼びます。

毛糸

ほとんどが黄色ブドウ球菌による感染なので抗菌薬の服用が必要な場合もあります。外科的な治療として切開で膿を出すことも考えられます。

痛み+痛みが避けられない非常事態ですね。家庭用の救急箱にある消毒薬や絆創膏でなんとかしようとするのは大変危険な状況です。

膿は細菌と闘った白血球や細胞の残骸です。身体のために激闘を交わしたのです。身体の抵抗力が落ちている時は溜まったままの膿から細菌が全身に広がることもあります。

全身に炎症がおこり「敗血症」を起こしてしまうと臓器にも障害がでて、最悪の事態を招くことになりかねません。

まだあります♪病院に行かないと改善しない症状!

人間ならだれでも持っている菌が、抵抗力の落ちたことによって発症する炎症があります。先ほどのひょうそとも似ているので間違われることもあるのですが、確実な薬で改善できます。

カンジダ性爪周辺炎
手指の爪周辺がカンジダ菌(実はカビの仲間)に感染することで起こります。手荒れやささくれがきっかけになる場合があります。爪の周囲が赤くなり、腫れも見られます。

特徴は爪そのものに障害が現れます。波を打ったような爪になったり、爪そのものが変形してしまうことも。膿が確認できることもあるのですが量は多くないようです。

カンジダ症については、効き目があるのは抗真菌剤の服用です。こちらの専門は皮膚科。的確な治療をすれば他者への感染も防ぐことが可能です。

ちいさなささくれは一つ判断を間違うと、様々なトラブルをもたらします。足の指にささくれができやすい人、気が付けば手の指にささくれの存在を発見してしまう人。まず落ち着いて下さい。

ムリにひっぱる、気にして爪の周囲をさわる、この癖があればなおさらです。大きなトラブルに発展させない決意と小さな努力がささくれからあなたを守ります。

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