しいたけの原木と菌床の違いは? 育ちが良いのはどっち?? 今日食べたい時も対応可能って?!

しいたけは野菜売り場に並んでいます。たいていはトレーに並べられてラップがかかっている状態のものを購入。たまに不揃いなしいたけが袋詰めで売られていることもありますね。

シンプルにダイレクトにしいたけを味わいたい時は網焼きがおススメレシピ。切れ目を入れたしいたけを逆さまにして網の上に置きます。ひだに水滴が見えたら裏返します。

もう一度裏面を焼けばそれだけで1品出来上がりという、しいたけは優れものの食材です。

そして意外とそれぞれ味や食感の違いを感じたりもします。そういえば値段の横に何か書いてあった気がします。原木と菌床のしいたけの違い。選んで買うことができるのかも知りたいと思います。

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しいたけの原木と菌床の違いは? 育ちの良さが分かる??

しいたけの原木と菌床の違い。しいたけには原木と菌床の違いがあるようです。しいたけの原木と菌床をどちらかを選んで購入したことはありますか。実はこんな違いがあります。

しいたけの原木と菌床、この2つの違いをザックリと表にしました。

お家でしいたけ♪豊作です!

★★★ 原木 菌床
育つ場所 屋外 室内
植付け オガクズ
収穫までの期間 約1~2年 約3~6ヶ月
季節 春と秋 年間

注目をして欲しいのは「植付け」です。ここに大きな違いがあります。しいたけはきのこですから「菌」から育てます。大根なら種を蒔きますが、しいたけは種となるを植え付けます。

原木は文字通りその種菌を「木」に植え付けて育てます。

種を付けた木これを「原木」と呼びます。屋外に木を置いて自然に育つきのこと同じ環境で育てたしいたけです。

菌床の場合は植付けに使うのはオガクズです。オガクズは木材を加工する時にできる「屑」ですが役に立つ屑ですね。

これをブロック状にして菌を植え付ける「床」を作ります。これが「菌床」です。

しいたけの栽培キットにも使われていますね。室内で育てることができ、オガクズに栄養をプラスすることで成長速度もスピードアップ。現在販売されているしいたけは約80%が菌床栽培です。

しいたけの原木と菌床は「ほぼ自然育ち」と「ほとんどハウス育ち」の違いがありました。

この後はそれぞれの特徴のお話です。

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木から選ぶ原木栽培は昔ながらのしいたけ?!

しいたけの原木栽培は原木に使う「木」を選ぶことから始まります。原木に相応しいのは「クヌギ」「ミズナラ」。まず、この木を約100cmにカットをします。

先程簡単に種菌を受け付けるといいましたが、実際はカットした木に穴を開けて菌を埋める、という大変な作業。そしてゆっくりと菌が育ち、収穫をするのに2年近くかかるしいたけもあります。

育てるのに期間を要し収穫は春と秋限定のしいたけはとてもレアな存在です。

その昔はこの方法で育てたしいたけは、ほぼ「干ししいたけ」の原料として使われていました。生で食べるシーンは少なかったようです。

BBQや肉詰めが食べられるのは菌床のおかげ?

原木で育ったしいたけの収穫は春と秋の年2回でした。温度管理が必要なしいたけが外で育つには年間を通して収穫することができません。でも菌床を使った室内の栽培ならしいたけが育つ適温を保つことが可能です。

菌床で栽培するしいたけが多く流通することで季節に関係なく、生のしいたけをたべることができるのですね。

夏の屋外でのBBQ、目先を変えた挽肉料理のしいたけの肉詰め、そして網焼きを今日すぐにでも作ることができます。

太陽のもとで変わるしいたけ♪パワーアップするってホント?

年間を通して野菜売り場にあるしいたけを見るとほとんどが「(菌床)」と書かれています。これは「しいたけ品質表示基準」が定められているため、栽培方法を表示しています。

しいたけを選ぶときはぜひチェックをしてみてください。

原木と菌床は味も違うの?

アウトドア派の原木とインドア派の菌床。育ち方はかなり違いがありましたが、まず気になるのはに違いがあるかどうかです。

レアものの原木とどこでも見かける菌床。これで判断すると原木と思いたくなりますね。

でも栽培方法だけではどちらが美味しいのか? の判断はできないようです。

じっくりと育った原木栽培は香りが強いので「きのこ汁」にするとその特徴を活かすことができます。

菌床でも種になる「菌」を選ぶことで味のクオリティーを上げることができます。マイルドな香りで瑞々しいしたけに育つことができるのが菌床栽培。

もし菌床栽培が大量に手に入った時は冷凍で保存をしてみてください。一度凍ったものに熱を加えることでうま味が増量するのは科学的にも証明されています。

もう1つ価格の違いも知りたいところですね。常に売っている菌床栽培のしいたけは、1パック5個入り100円(税抜き)というリーズナブルな値段のものがあります。

原木栽培はネットでの価格700gで3300円という商品がありました。みっしりと詰まったタイプなので1個を約30gとします。700÷30で23個ほど入っている計算。

3300÷23で「1個約143円」となかなかのお値段。それでも1度は食べてみたいですね。

しいたけ好きにとっては、年間を通して収穫可能な菌床栽培が無ければ寂しい思いをしていたかもしれません。

まずはいつでも、今日にでも食べられることを堪能しましょう。そして原木しいたけのと出会いを楽しみにしたいと思います。

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